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2016年3月12日 (土)

JR岡崎駅東・交流拠点整備計画決定!

シビックコア地区交流拠点整備事業(イメージ図)

 岡崎市は長年、南部開発の重点事業として様々な区画整理事業に取り組んできたが、その仕上げの一つであるJR岡崎駅東の市有地(1万1,000平方メートル)の整備計画の概要が決まった。
 300人収容のコンベンションホールと、10室ほどの高級仕様ホテル(注・ビジネスホテルは駅周辺に複数ある)、音楽堂、レストラン(オーベルジュ、Auberge)、カフェに加え、噴水とくつろぎの空間を持つ公園を核とした複合施設が建設される。また、自転車の屋内駐輪場も併設される。

 このエリアは前市政において、子ども科学館の計画のあった場所であるが、地元からは「ただでさえ手狭な空間に駐車場も無い新施設を造れば、交通渋滞の悪化を招くことになる」という反対の声が多かった。
 そこで地域の実情を考慮して、岡崎市主導で民間公募を行った。三社の打診があり、コンペによって外部有識者を交えた審査を行った結果、今回のプランが採用されたものである。開発事業及び運営は民間が行い、市に対しては今後30年間定額の借地料収入が入ることとなる。本市としてはコンベンションホール付きのホテルの建設が待たれていたところであり、まさに願ってもないことであった。選定結果の報告を受け、大変センスのいいプランに決まり副市長ともどもニンマリしたところである。
 とはいえ本市にシティホテル級の施設はまだ十分でなく、今後も積極的に対応してゆきたいと思っている。

JR岡崎駅東口。複合施設の建設予定地

(JR岡崎駅東口。建設予定地である南側の空き地)

 先日、今回の民間活力導入のプランについて、事業費用の比較を論じる報道がなされた。単純にJR岡崎駅東の事業と東岡崎駅周辺の整備を同列に並べ、単年度事業費に10倍の格差があることが批判されていた。
 しかしこの比較の仕方はわざわざ批判をするために意図的につくり出したものとしか思えない。そもそも東岡崎駅周辺事業は歴代市政の課題であり、前市政の積み残し事業である。ペデストリアンデッキ計画も本来駅の正面に設置予定であったものが、地元の頑強な反対のため今の計画に変更されたものである。

東岡崎駅周辺地区整備推進業務(平成28年度当初予算)

 そのように完全に別個のプランであったものを、私の市政になってから国の補助事業とするため「乙川リバーフロント計画」に編入したものである。「国の補助金でも税金だ」という追記が報道されたが、「いかに国・県の補助金を多く取ってくるか」が全国の地方自治体の首長に課せられた重要な仕事である。それが首長の評価の一つとなり、腕の見せどころともなる。そんなことも知らないのだろうか? それに、そもそも国の税金の算段は国会議員の仕事である。
 そしてもう一つ、これまで長年にわたり事業の推進のため努力してきた担当部局の職員のためにも、市長として反論をさせて頂く。

 今回の二つの事業は両方とも当初より、岡崎市の主導で行われているものである。片方は民間、もう一方は公共と、単純に区別されるものではない。
 分かり易くたとえるならば、「Aのケースは応接室の増築に500万円かかった。Bのケースは土地を買って基礎工事を行い家を新築したら5000万円かかった。AはBの10分の1だから経済的に正しい選択だ」とでも言うようなトンチンカンな論理である。
 JR岡崎駅東口の「シビックコア地区交流拠点整備事業」は、すでに公共による区画整理事業で用地が確保された土地で行う民間資本の事業である。「東岡崎駅周辺地区整備事業」については、用地交渉から始まり、用地の買収を経て道路や広場などの基盤整備までを本市が行う事業である。すでにでき上がった土台の上に作るものと、土台から作り上げるものの費用が違うことくらい子供ですら分かる理屈である。(なお後者も民間導入が計画されている。)
 そして忘れてはならないことは、東岡崎駅周辺の開発事業は単なる一事業ではなく、岡崎独自の伝統と自然景観を活かした観光事業と関連するものとして考えられている特別な計画であるということである。
 そのように条件の違うものを恣意的に同列に並べて数字の比較だけで論ずるセンスにはアキれるばかりである。そこに唯物主義的思考の存在を感じるのは私ばかりではないと思う。
 よく若手記者が功名心に駆られ、こうした記事を書くことがあると聞いたことがあるが、今回の記事はいかにも悪意に満ちたものであるため、本市の名誉にも関わると思い一文を書した次第である。

シビックコア地区交流拠点整備事業(イメージ図)

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