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2016年3月 9日 (水)

平成28年3月議会 その2(代表質問答弁と二期目への抱負)

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 3月議会代表質問初日、自民清風会の野村康治議員から〝市長の政治姿勢について〟という質問を受けました。質問に答える中で、本市の将来展望と共に、市長二期目に向けての私の抱負を述べておりますので御報告致します。
 なお市長選挙に向けての正式な公約につきましては、現職として財政的見通しを加えた上で改めて発表させて頂きます。よろしくお願い致します。

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天の時、地の利、人の和
 野村議員からは、一期四年目の市政を総括して「今どのような想いであるか?」との御質問を頂きましたが、市長に就任してからというもの、人にはオーバーに聞こえるかもしれませんが、まさに〝疾風怒濤の3年半〟であったと感じております。
 決して自信満々、万全な体制で始まった市政ではなく、今振り返ってみれば、ただ郷土・岡崎に対する強い想いと市民の期待に応えたいという使命感によって、これまで全力疾走で精一杯努めて参ったつもりです。
 しかしながら、自ら掲げた公約の多くがこれ程早く達成に向けて動き出すとは、私自身考えておりませんでした。現在進めている政策は、私一人の思いつきで考え出したものではなく、長年本市が抱えてきた課題に対して、先人が積み重ねてきた提言をもとに多くの皆さんの協力を得て発展させてきたものであると思っております。
 物事が順調に進み、目的を達成させるためには、〝天の時、地の利、人の和〟のいわゆる「天・地・人」が必要であると言われます。まさに今の岡崎にそうした三つの要素が揃っていたからこそ、各事業が好循環のもとに動き出すことができたのではないかと感謝致しております。
 そしてまた、このような百年に一度の節目の時に、私に市長の職が与えられたことに対し、一つの「天命」のような責任を感じております。

 昨年実施された平成27年国勢調査の結果速報によりますと、人口について前回調査時には名古屋市、豊田市、一宮市、豊橋市に次いで県内5位であったわが岡崎が、今回は豊橋市及び一宮市を抜いて県内3位となりました。人口減少が緩やかに進みつつある現代社会において、この岡崎では着実に人口が増加している結果を見ますと、本市の潜在力の高さとともに施策の方向性についてもその正しさが裏付けられたものではないかと思っております。
 これから岡崎を変えていくと思われる、大きな事業が次々と着工し、実際目に見える形となってきております。夢が大きく膨らむとともに、新しい岡崎の実現に向けた市政運営に臨む気概を新たにしているところであります。

岡崎市役所 目安箱

15項目の公約、市民会館の改修
 私は先の選挙において、15項目の公約を打ち立てて岡崎の活性化と市民生活の向上を目指してまいりました。「特に達成されたものは?」との御質問でありますが、スピード感を持ってすぐに実行したことは、「市民なんでも目安箱の設置」「岡崎活性化本部の立ち上げ」「市民対話集会の開催」などであります。
 こうした取り組みにより、数多くの生の意見を頂戴し担当部局と調整を図ることで、きめ細やかな行政運営に繋げることができたものと考えております。
 私学助成やワクチン接種に対する補助などについては、就任の翌年度の予算に盛り込んでまいりました。
 市長選挙では、前市長が打ち立てた新文化会館構想が争点の一つとなりました。しかし文化会館を新しく作るには多額の市費投入が必要であること、建設が予定されていた康生地区では国道1号はじめ、周辺道路の渋滞などの課題が明らかとなりました。
 一方、現市民会館については、20年以上の耐久性があることが確認されたことから、改修によって施設を長寿命化することとしました。本年10月、晴れてリニューアルオープンいたします。

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 今回の改修では、敷地はフラット化され、空調や舞台、客席も一新し、新築に近い出来栄えとなります。引き続き、本市の文化芸術の拠点としての活躍を期待しているところであります。また、諸外国では都市のランドマークとして歴史的・象徴的な建造物を大切に扱う伝統があります。多くの市民にとって、想い出の舞台でもある市民会館が本市において同様の施設になればとも思っております。

南部地域への総合病院の建設
 私の選挙公約の大きな柱の一つでありました、岡崎市南部地域への総合病院の建設につきましては、学校法人藤田学園と、平成32年の開院を目指して400床程度の病床数の大学病院を建設することで合意し、協定を締結することができました。これによって、岡崎市内の医療の地域格差が大きく是正されると共に、市民病院の負担が軽減されることに繋がります。
 また本病院は、西三河医療圏における新たな中核病院となることも期待されております。

大学病院の整備及び運営に関する協定(2015年3月27日)

乙川リバーフロント計画、かわまちづくり支援制度
 次に「観光産業都市・岡崎」への第一歩である乙川の水辺空間を活用した「リバーフロント計画」について御説明します。
 当初の構想であったツイン・ブリッジ計画(殿橋と明代橋の架け替え)を変更し、殿橋については、橋梁の管理者である愛知県と共同で近代土木遺産としての意義を活かした補修・修繕工事を行いました。
 また、明代橋についても、老朽化の進行状況及び安全性を調査するなど必要な対策を講じていただくよう、愛知県に要望しております。

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 平成26年、岡崎活性化本部の提案を受けて「乙川リバーフロント地区整備計画」を策定いたしました。この計画は、新たに人道橋を架設して中央緑道を再整備することにより、人道橋から中央緑道を経て籠田公園までを南北を結ぶ一つにまとまったイベントゾーンとしても活用できる、新たな市民の憩いの場とするものです。今後は、東岡崎駅前から中心市街地、河川堤防プロムナードや乙川河川敷、さらには岡崎公園という広いエリアをひとくくりにして再整備してまいります。こうした事業は総合的に行ってこそ、効果を発揮するものと考えます。
 昨年、この計画が高く評価され、愛知県の管理する河川事業としては初の国土交通省の「かわまちづくり支援制度」の登録認定を受けることができました。それがすなわち、リバーフロント計画に対する27年度の国からの交付金が要求どおり満額交付という予想外の結果をもたらしたものと考えております。これは、この計画内容の質の高さを何よりあらわしていると思っております。

家康公四百年祭
 昨年はまた、家康公薨去(こうきょ)四百年という記念の年であり、家康公生誕の地であるこの「岡崎市」と、出世の地「浜松市」、そして大御所の地「静岡市」のゆかりの三市が連携して、さまざまな記念事業を展開し、家康公の功績を改めて発信すると共に、観光産業の充実を図ってまいりました。

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 中でも、エンディング・セレモニーとして開催された、青く光るLEDボール3万個を乙川に流す「泰平の祈りプロジェクト」は記憶に新しいところでありますが、岡崎公園内を15万球のイルミネーションによって幻想的に演出した「岡崎イエヤスコウ・イルミネーション2015」も大変好評でありました。
 また、本市のPRのため自ら観光地に出向き、トップセールスを何度も行ってまいりましたが、中でもなんばグランド花月にて岡崎を舞台にした「ご当地版よしもと新喜劇」に私も自ら舞台に上がったことは、忘れられない経験となりました。その反響の大きさに驚いた一方、テレビやエンターテインメントの発信力を再認識致しました。しかしこうしたことは、次回はオカザえもんや葵武将隊にお願いしたいものだと思っております。

岡崎市まち・ひと・しごと創生総合戦略
 昨日、提案説明でも申し上げましたが、学校給食費の一部無料化について、平成28年度当初予算を計上させていただいたところであります。これにつきましては、市長就任早々から教育委員会と検討を始めておりましたが、経常的な高額の財源確保や対象のあり方などに非常にデリケートで難しい点があり、今回、ようやく一部ではありますが実現の運びとなりました。
 次に今後の市政運営について御質問をいただきました。時代の流れは、超高齢化社会の到来と人口減少の進行、災害リスクの増大、経済活動の停滞、国土構造の変化など大きな潮目を迎えようとしています。そのような中にあって本市は、先人のたゆまぬ努力による業績を確実に引き継ぎ、西三河の中心都市として持続的に発展をしてきました。
 今後も、本市固有の歴史文化資産を活用し、活気に満ちた魅力あるまちづくりを継承してまいります。
 現在、市政をあずかる者として、財政の持続可能性を担保しつつ効率的な行政運営を行うことにより、将来にわたって行政サービスの水準を維持していかなくてはなりません。
 もちろん一方で、自然災害、交通事故、犯罪などから市民の財産を守ることができる安心で安全なまちづくりを推進いたします。それとともに人口減少時代を見据えて、子供から高齢者まで、そして性別を問わず誰もがそれぞれのライフステージにおいて活躍できるような社会をつくってまいりたいと考えます。そして、何より本市の未来を担う子供たちが、健やかに、また夢を持った豊かな人材へと育つよう、子育て環境や教育を充実していくことも大切であります。

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 昨年末に「岡崎市まち・ひと・しごと創生総合戦略」を公表しているところですが、本市は、高い出生率と転入超過という強みを持っています。これは先ほど国勢調査の速報で触れたとおり、高い潜在力のある本市の強みであります。さらに出生率を向上させることにより、人口はやがて41万人以上になると考えられます。全国的に人口減少が自治体の危機感をあおる中、本市の恵まれた環境を生かし、さらに継続する努力を致します。

未来の50万都市岡崎をめざして
 本市は、都市の基軸となる鉄道や道路など大変恵まれた環境にあるものの、それぞれの連携が良くないという課題があります。
 例えば、名鉄本線と愛知環状鉄道とは、市の東西南北の交通基軸をなしているにもかかわらず利便性に欠けています。これらを名古屋の金山駅のように総合駅化することで、文字通り新たな「岡崎セントラル・ステーション」として整備する必要があると考えます。
 そのためには、愛知県環状線の複線化による運行の高速化、東海道本線との相互乗り入れなど、より多くの人が便利に利用できる交通基盤づくりが必要です。その結果として市内の多くの幹線道路の渋滞の緩和も期待できます。
 本市は、これからも三河の中心的な存在として発展し続ける使命があり、また6割を占める山間地の十分な活用を含め、それだけの要素を持ち合わせている都市であると考えられます。多くの方々がこの地に魅力を抱き、住んでいることに喜びを感じる、そんな魅力あるまちをつくっていきたいと思います。
 もちろん、これらすべてが私の任期中にかなうとは思っておりませんが、堅実な施策を次世代に確実に引き継ぐことにより、未来の「50万都市岡崎」をめざしてまいりたいと思います。
 これからも、福祉や医療、防災や教育といった基本施策の充実にしっかりと取り組みながら、次の100年を見据えた新たな布石を着実に投じて、本市の更なる飛躍につなげてまいりたいと考えております。

市長二期目への抱負
 私はこの度の任期が10月までということで、通年予算を編成させていただいているところでありますが、このまちに生まれた子供たちが自らのふるさとに対し、より大きな愛情と誇りを持てるそんな「夢ある次の新しい岡崎」の実現のために、これからも引き続き市政を担わせていただくということを、改めて市民の皆様の審判を仰ぎたいと、考えているところであります。
 皆様に「二期目もがんばれ」と再び背中を押していただけるよう、全身全霊で取り組んでまいりますので、今後とも変わらぬ御支援、御協力のほどをお願い申し上げます。 (つづく)

泰平の祈り(2015年12月26日)

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平成28年3月議会 その1(市長提案説明) (2016.03.04)

平成28年3月議会 その3(本会議・閉会) (2016.03.26)

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