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2016年1月 1日 (金)

2016年 あけましておめでとうございます

岡崎市 新年交礼会(2016年1月1日)

 皆様、新年あけましておめでとうございます。
 輝かしい希望に満ちた新春を、健やかにお迎えのことと、心からお慶び申し上げます。
 市制施行100周年の幕開けとなります本日、岡崎市総代会連絡協議会との共催により、新年交礼会を開催いたしましたところ、ご来賓の皆様、そして多くの市民の皆様のご臨席を賜り、誠にありがとうございます。併せまして、日頃の市政へのお力添えに対しましても、心から感謝申し上げます。この新年交礼会は、元旦に行われる公的行事としては全国的にもたいへん珍しく、昭和初期から今日まで引き継がれている本市独自の伝統行事であります。
 また、本日は、旧額田町との合併から10周年を迎える記念の日でもあります。これまで守り継がれた額田地域の歴史や文化、豊かな自然環境などを次の世代へしっかりと引き継いでいくことへの責任の重さを改めて実感すると共に、しっかりとその役割を果たしてまいる所存であります。

 さて、昨年を振り返りますと、国産初のジェット旅客機であるMRJの初飛行や、ラグビーワールドカップでの日本代表の大健闘など、新たな時代の到来を感じさせる出来事の多い1年でありました。
 そして、年が明け、本年2月13日には、新東名高速道路の愛知県区間約55kmが開通する運びとなっております。国、ネクスコ中日本をはじめ、各関係機関の皆様のご尽力に改めて感謝を申し上げます。また開通後には、本市の新たな玄関口となります「岡崎東インターチェンジ」や、東海三県で最大規模となるサービスエリア「NEOPASA岡崎」が、本市の観光客の誘致や雇用の促進に寄与してくれるものと大きな期待をしております。引き続き、新・旧両東名高速道路の利便性の向上のため、スマートインターチェンジの設置に向けても国に働きかけてまいります。
 それではここで、最近の市政の動向と今後の展望について、ご報告申し上げます。

2015年の岡崎市政
 昨年は、家康公が薨去されて400年の年でありましたので、静岡、浜松、岡崎の3市3商工会議所が連携し、「家康公顕彰400年祭」と銘打って、様々な事業を展開してまいりました。また官民協調し誘客活動をした結果、1年を通じて多くの観光客にお越しいただくことができました。 共同主催者であります岡崎商工会議所をはじめ、多くの市民の皆様、総代会連絡協議会の皆様など、関係各位の多大なご協力によりまして、成功裡に終了することができましたことに、心よりお礼を申し上げる次第であります。特に、秋の岡崎城まつりには約7万人の方が、また先般12月26日の家康公生誕祭の最終日には、提灯行列や乙川に3万個のLEDボールを浮かべた泰平の祈りでは約2万人の皆様にご参加いただき、グランドフィナーレを飾っていただきました。来年度以降も岡崎公園のライトアップと共に、岡崎の年末の風物詩「光の祭典」として定着させていきたいと考えております。

泰平の祈り(2015年12月26日)

 そのほかの事業の進捗状況でありますが市民病院につきましては、年々増加する救急外来受診者に対応するため、建設を進めてまいりました「救命救急センター棟」が昨年9月に完成いたしました。これにより、更なる救急医療の質の向上と、第3次医療機関としての使命を果たしてまいります。
 また、同じく昨年9月に完成した東部学校給食センターにおいては、食物アレルギーを抱える子どもたちにも、安全で安心な給食の提供ができるようになりました。

岡崎市東部学校給食センター

 同月には、適応指導教室の分室「ハートピア上地」を、総合学習センターの1階に開設したところでありますが、学校を休みがちな子供たちを支援する体制の充実について引き続き取り組んでまいります。
 この12月には、百々保育園において2階建ての保育室をはじめ、内装に木材を多く利用した園舎の建替え工事が完了しております。子どもたちに木の温もりを感じながら過ごしてもらえるものと喜ばしく思っております。

岡崎市立百々保育園

 災害対策関係でありますが、自主防災組織の活動資機材等の整備に対する補助金につきましては、今年度も多くの団体から申請をいただき、浄水器や発電機の購入、防災倉庫の設置など、地域防災力向上の一助となる資機材の整備に活用いただいております。
 また、平成20年8月末豪雨以降、伊賀川を始め市内5河川で行ってまいりました緊急改修も、この3月末には全ての工事が終わりを迎えてまいります。これにより、豪雨に対する安全性も今では大きく向上したものと考えております。また、工事により減少した桜の木は、順次、植樹してまいりますので、ご安心ください。そして今後は、この改修による効果を最大限に発揮できますよう、ハードとソフトの対策を効果的に組み合わせながら、官民が一体となった総合的な雨水対策を推進し、さらに、水害に強い安全・安心なまちづくりの一日も早い実現を目指してまいります。
 次に「夢ある次の新しい岡崎」の第一歩と位置付けている、乙川リバーフロント地区整備につきましては、(仮称)乙川人道橋などの工事も始まっており、今年の桜まつりの時期には、殿橋、明代橋のライトアップや、民間による木船の運航がスタートする予定であります。いよいよ、市民の皆様の目で見て、リバーフロント地区の整備が進んでいると実感していただける状況になりつつあります。
 また、御承知のとおりマイナンバー制度につきましては、市民一人ひとりにマイナンバーをお知らせする通知カードが送付されたところであります。そして、この1月からは、市役所の西庁舎地下1階に開設しました個人番号発行センターにおいて、個人番号カードの交付も始まってまいります。一時期に交付手続が集中することが想定されますが、円滑な事務処理に努めてまいります。

岡崎市制100周年
 そして、本年は、いよいよ市制施行100周年を迎えることとなります。この歴史的瞬間に市民の皆様と共に、市長として立ち会うということに、何か運命的なものを感じるわけですが、ここで、その100周年を迎えるにあたり、市民の皆様の提案に基づき、市民の皆様と力を合わせて実施する記念事業についてご報告をさせていただきます。
 まずはじめに、今年の桜まつりの家康行列でありますが、今回は著名人の方に参加していただくなど、記念すべきイベントとするため、現在、出演交渉の最中ですが、新たな枠組みも検討しておりますので、是非お楽しみにしていただきたいと思います。
 そのほかの事業では「地域の自慢」を1冊の本にまとめていく「岡崎まちものがたり作成事業」でありますが、現在、総代会連絡協議会の皆様が中心となって各学区におきまして掲載内容を検討していただいていると伺っております。来年度の完成に向けて、引き続きお力添えをお願い申し上げます。
 次に、市民プロジェクト支援事業「新世紀岡崎チャレンジ100」でありますが、市内の各種団体から100件以上のプロジェクトが提案され、審査の結果93件が採択されました。皆さんの様々なアイデアによって、より魅力ある岡崎になることを大きく期待いたしております。
 続きまして、「さくら100年プロジェクト」につきましては、昨年11月から苗木の植樹を開始したところであります。

岡崎さくら100年プロジェクト

 本年度は、約1,150本を植樹し、今後3年をかけて市内に新たな桜のスポットづくりを行ってまいります。高齢化社会を迎える中、近所の公園で桜の開花を楽しめる環境づくりにも取り組んでまいりたいと思っております。
 次に、本市で生産された食べ物や伝統工芸、歴史などの既存資源を活かしながら新たな魅力づくりに取り組む「赤い糸プロジェクト」についてであります。新商品開発プロジェクトには、市内多くの事業者の皆様に参加して頂いておりまして、今年の夏頃には、本市の新たな特産品が発表される予定であります。また、八丁味噌と赤ワインをかけ合せた「マリアージュイベント」として、今年の4月から市内32の飲食店で「市制100周年記念メニュー」が提供される予定であります。
 以上、100周年記念事業の一端につきまして、ご報告をさせていただきましたが、記念事業は多くの市民の皆様の参加のもとで実施し、新世紀に入る岡崎の更なる発展や活性化につなげてまいりたいと考えております。

こども発達センター、藤田学園の新病院、岡崎市民会館
 発達に心配のある子どもの相談、医療、支援を総合的に提供し、その子らしい健やかな発達をサポートする「こども発達センター」の建設がいよいよ始まります。

岡崎市・こども発達センター

 平成29年4月のオープンに向け建設面はもちろんのこと、運営面の準備も着実に進めてまいります。
 また、市南部に計画中の大学病院につきましては、平成32年の開院を目指して、事業者である学校法人藤田学園が設計を進めているところであります。特に今年は、新病院の具体的な姿が示される予定と聞いておりますので、市民の皆様にも良いご報告ができるものと期待しております。今後も市民病院や大学病院の整備をはじめ、県や地域医療関係者と連携を図り、時代に即した重厚でバランスの良い医療体制の構築を目指してまいります。
 次に、市民会館につきましては、本年10月のリニューアルオープンを目指して現在、改修工事が進められているところであります。

岡崎市民会館

 今回の改修では、敷地のフラット化や、会議棟とリハーサル棟へのエレベーターの設置など、バリアフリーにもしっかりと配慮したものとなっております。また、改修とは言いましても、空調や舞台、客席も一新いたしますので、新築に近い出来栄えとなります。本市の新たな文化芸術の拠点として生まれ変わりますので、どうぞご期待ください。

子育て支援事業、あいちトリエンナーレ2016
 子育て支援事業についてでありますがこの春より、保育士支援センターの窓口を市役所内に設置し、子育てにおける個別のニーズにきめ細やかに対応した助言、調整等を行う利用者支援事業の実施とともに、保育士確保に取り組んでまいります。子どもの放課後の居場所づくりとしては、新年度から大樹寺小学校校舎内に児童育成センターを開設し、すべての就学児童が放課後等を安全・安心に過ごし、多様な体験ができるよう、子育て支援を充実させてまいります。子ども一人ひとりの成長を社会全体で応援し、安心して子育てができる環境整備の必要性を感じており、その新たな施策として、来年度より、市役所主催のセミナーや会議等に参加したい子ども連れの方が、一時的に預けることができる「託児サービス」を、本庁舎内にて開始してまいります。
 また、あいちトリエンナーレ2016が、市制施行100周年の記念の年に開催され、本市が地域会場に採択されたことにつきましては、誠に喜ばしく、本日ご臨席賜りました大村愛知県知事には厚く御礼申し上げる次第であります。
 岡崎地区の会場は、康生地区の空き店舗を中心に、トリエンナーレ実行委員会と調整を行っているところであります。具体的な候補地としては、前回も会場となった名鉄東岡崎駅ビル、岡崎シビコの他、複数の会場が候補に挙がっておりますが、魅力ある展示により、新たな賑わいが創出されることを大いに期待しております。

 岡崎のまちは、市制施行100周年を契機として大きく変わってまいります。私が公約に掲げ、現在進めております、乙川リバーフロント地区整備は、将来にわたって、誰もが住んでみたい、訪れてみたいと思っていただけるような魅力的なまちに生まれかわるための第一歩であります。この整備計画を、東岡崎駅周辺地区整備や岡崎公園整備と連携させ、市民の皆様とワークショップを開催し、「かわまちづくり」、「中央緑道活用」、「歴史まちづくり」、「賑わい創出」をテーマとして総合的なまちづくりに取り組んでまいります。
 そして来月には、岡崎の新たなシンボルとして東岡崎駅前に置かれる若き家康公の騎馬像のデザインを発表いたします。また、これにつきましては募金活動もはじめますので、岡崎市家康公観光振興基金と併せ、ご協力をどうぞよろしくお願い申し上げます。今後も、さらに市民の皆様との議論を深めて、より良い「まちづくり」の御提案をいただきたいと考えております。

 以上、市政の動きの一端をご報告させていただきましたが、今後も、福祉や医療、防災や教育といった基本施策の充実には、引き続き、しっかりと取り組みながら、次の100年を見据えた新たな布石を投じることにより、本市の新世紀における更なる飛躍につなげてまいりたいと考えております。

岡崎市 新年交礼会(2016年1月1日)

 さて、本年の干支は「申(もうす)」という漢字をつかう「サル」であります。申の字は、果実が成熟して固まっていく状態を表すとされています。今までに蒔かれた様々な政策の種が市民の皆様の期待の声のもと成長し、新たな果実となってきております。
 これまでの3年間の歩みを振り返りますと、私自身も最大限の努力を致しましたが、多くの公約が、まさかこれ程早く達成に向けて動き出すとは思ってもおりませんでした。物事が順調に進み、目的を達成させるには、“天の時、地の利、人の和”、そうした「天・地・人」が必要であると言われます。今の岡崎はまさに「天・地・人」の三つの要素が揃ったからこその進展であると思っております。
 現在、私に与えられた職務は天命であると信じ、これからも引き続き、市民の皆様と共に歩みを進めてまいります。そして、このまちに生まれた子ども達が、ふるさと岡崎に、より大きな愛情と誇りを持てる「夢ある次の新しい岡崎」をめざして、邁進する覚悟であります。今後とも、さらなるご理解とご協力をお願い申し上げます。
 終わりに、本日ご参会の皆様をはじめ、市民各位のご多幸を心より祈念申し上げまして、新年の挨拶とさせていただきます。

平成28年1月1日  岡崎市長 内田 康宏

内田康宏事務所

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