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2015年10月15日 (木)

第18回 愛知蒸気機関車サミットin岡崎

D51・688号(岡崎市南公園)

 9月27日(日)、岡崎市南公園において第18回目となる〝愛知蒸気機関車サミット〟岡崎会議が開催された。
 現在、南公園の南側は交通公園(交通広場)として整備されており、昔懐かしいデゴイチ(D51)や、市制70周年記念事業である「葵博」の際に鳴り物入りで展示・運用されたHSST(リニアモーターカー)等の車両が公開・展示されている。
 そうしたことまでは知っていたが、今回「D51・688号蒸気機関車保存協力会」の皆様から御案内を頂くまで、岡崎市にSL愛好者の皆様の会があり、様々な協力活動をしてみえるということまでは知らずにおり、恥ずかしい限りであった。
 愛知県および近隣県の10の市民活動団体から成る「愛知蒸気機関車保存の会」は、年に1回持ち回りでサミットを開催し、様々な活動をしてみえる。18回のサミットのうち、岡崎市での開催は今回で3度目のことであった。

 私も、子供が小さかった頃は遊園地に連れて行ったりゴーカートに乗せたりと度々訪れたものであるが、今回久し振りに南公園の交通広場を訪れることができ大変懐かしい思いがした。

岡崎市南公園

第18回「愛知蒸気機関車サミット」岡崎会議

 サミット開始前に保存会代表の説明付きでD51の施設見学の機会があり、様子を見てきたが、動力のアーム部分がサビ一つ無くピカピカに磨き上げられていることに驚かされた。展示場は屋根こそあるものの、吹きさらしの屋外展示であるため、雨天の後2日も放っておくとそれだけでサビが浮いてくるそうである。そのためSL保存会の皆さんが定期整備とは別に出て来て手入れをして頂いているそうである。今も多くのSLファンはいるものの、保存会に入って活動をするまでの方は少なく、この会も高齢化が課題となっている。
 各地に残っている機関車はそうした手入れができないため、ペンキで表面を塗装してしまったモノが多く、岡崎のD51・688号のようにオリジナルの姿で現存しているケースはマレであるとのことである。今でも石炭を燃やせばすぐに走り出しそうな雰囲気を漂わせており、心のこもった整備がうかがえる。
 こうしたことができるのは、SL保存会の中に、かつて国鉄に奉職され、自らSLを運転されたり整備に携わったりした方がおみえになるおかげであり、実にていねいな点検整備がなされている。そうした御尽力に対して誠に頭の下がる思いであり、この鉄道遺産も本市の歴史遺産として大切にしなくてはならないことを再認識した。

 南公園にあるD51・688号は、昭和17年に国鉄の浜松工場で製作されたものであり、米原、福井などの機関区で運用された後、昭和48年6月16日、中津川機関区で廃車となった。そして多くの皆さんの御尽力によって同年7月に無償で岡崎市に貸与して頂き、こうして南公園の広場で展示されることになったものである(交通広場は昭和50年3月にオープンした)。
 当時の市長が私の父であったことにも不思議な御縁のようなものを感じている。

岡崎市南公園

第18回「愛知蒸気機関車サミット」岡崎会議

 サミットの席上では保存会の皆様方の日頃の整備・管理活動と関連イベントに対する御協力に対して感謝の御挨拶をさせて頂いた。全国各地にSLファンが世代を越えて存在していることは知られているが、ここまで自分達で手をかけて本物の機関車を保存するために熱心な活動を続けてみえる方達がいることは案外知られていないことと思い、今回ブログで採り上げさせて頂いた。
 「きかんしゃトーマス」で育った世代の中からも、本物の機関車に触れて保存活動に参加してみたいと思う人が育ってくれることを切に願うものである。

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