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2015年8月27日 (木)

秋篠宮家(赤坂御用地)訪問

赤坂御用地Akasakagoyochi2

 お盆休みの始まりでもある8月13日(木)、秋篠宮家を訪問することとなった。宮内庁の方へは、すでに先月、「悠紀斎田100周年記念お田植えまつり」の御礼に伺っているので、今回は直接、秋篠宮殿下、妃殿下に御礼を申し上げる機会を頂いた訳である。
 いかにも天皇のお住まいといった荘重な構(かま)えの皇居とは異なり、赤坂御用地にある秋篠宮邸は、青山通りに隣接した閑静なたたずまいの邸宅であった。
 とは言っても、実質的に元赤坂二丁目の区画のほぼ全域を占める広大な敷地の一角にあるのである。かつて江戸時代には紀州徳川家の上屋敷のあった所であり、明治維新後、新政府に接収され天皇家に献上され今日に至っている。

 大臣邸よりも厳重な入り口のチェックを通り、平屋建ての面会所へ我々の乗った車は通された。
 この場所へ私が足を運ぶのはこれが2回目となる。
 1回目は9年前、皇室待望の男子、悠仁親王(ひさひとしんのう)がお生まれになった時であった。ちょうど県会議長として上京中であった私がお祝いの記帳に参内(さんだい)することとなり、御用地を訪れた。それ以来のことである。
 担当官のお出迎えを受けて案内された玄関の左手にある応接室は、天井の高い20畳ほどの洋間であった。生物学に詳しい殿下の御趣味であるのか、献上の品であるのか分からなかったが、50~60センチ程の大きさのみごとなオーストラリア・大ガニと、これまた全長50センチはある、足を伸ばして跳躍する大ガエルのはく製が展示されていた。
 当日は、悠紀斎田100周年記念事業実行委員会会長の野村弘氏と、副会長のJAあいち三河代表理事組合長の天野吉伸氏と同席であった。三人で展示品に感心して話をしているところへ、殿下と妃殿下は軽やかな足どりで到着された。
 100周年記念お田植えまつりの折の記念写真と共に、地元の八丁味噌、地酒、お菓子等の贈答品を献上させて頂いた。野村会長の挨拶と共に、市長として私も御礼の御挨拶を申し上げた。ことに、当日妃殿下が地元市民や子供達に親しく接して頂いたことを重ねて御礼申し上げた。「おかげでまた百年は継続します」と申し添えておいた。

六ツ美悠紀斎田100周年記念お田植えまつり

 10~15分ほどの歓談の予定であったが、秋篠宮御夫妻があまりに聞き上手であったため、ついつい来年の市制100周年の話から、リバーフロント計画についてまで御説明申し上げてしまった。また、写真をお見せしながら東公園の恐竜モニュメントについてもお話をさせて頂くこととなった。
 山階鳥類研究所総裁であり、日本動物園水族館協会総裁でもある殿下は、ことのほか生物学に造詣が深く、会話ははずんだものとなった。

 ふと殿下の肩越しに、庭の風景がガラスを通して目に入った。よく見ると何か動物が動いている。何と2匹のカピバラが庭をゆるやかに移動していたのである。お尋ねしたところ、まだ他にもマーラやワラビーもいるとのことであった。そんな動物たちを庭で放し飼いにできる環境というものが東京の一等地にあるとは実に驚きであった。

Capybara

 皇室の皆さんが農業にお詳しいことは知られていることであるが、秋篠宮殿下も邸内で様々な植物を自ら育てておみえになっているそうだ。
 アメリカで毎年行われている〝お化けカボチャ・コンテスト〟には、フォークリフトを使って移動させるような数百キロの重さのカボチャが登場する。しかし日本では気候も違うため、同じ種を使ってもなかなか大きなカボチャにはならないそうである。愛知県でも以前試みたことがあるそうだが、専門の農家の方でも数十キロのものが精一杯だったという。
 ところが秋篠宮殿下はお庭の角で60キロのカボチャを作られたとのことであり、天野副会長もびっくりしてみえた。そして話はカボチャから種無しスイカ、岡崎のぶどう狩りにまで及び、最後は幸田町の筆柿の話となった。私はもう少しで、地元の通称〝チ○○ガキ〟を口走ってしまいそうになり、あぶなかった。まさか不敬罪にはならないだろうが、岡崎の品位にかかわることになる。

 30分余りの訪問であったが、実になごやかで楽しいひとときを過ごさせて頂き本当に感謝している。
 秋篠宮殿下は、礼宮(あやのみや)と呼ばれていた御幼少時のやんちゃなイメージと、長髪でヒゲをたくわえていた頃のアヴァンギャルドな印象が強いが、今ではすっかり大人の風格をたたえられ、知的な紳士となられている。
 御夫妻には、ていねいにも玄関先までお見送り頂いてしまった。これまで、秘書時代から県議時代を含め、皇室のお客様をお見送りしたことは幾度となくあるが、将来の天皇陛下になられるかもしれない方に、よもや車上の私が逆にお見送り頂くことになろうとは思わなかった。
 今回の訪問は、秋篠宮殿下、妃殿下のフランクなお人柄を知ると同時に、新時代に向けて皇室が考えている新たな皇室のあり方を知ることのできた大変貴重な機会であったと考えている。

皇室関係の写真使用は制限があって、今回あまり使っておりません。秋篠宮邸の内部も「撮影は御遠慮下さい」ということでしたので御理解下さい。

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