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2015年7月 2日 (木)

岡崎市制施行99周年記念式・市長式辞

市制施行99周年記念式 (平成27年7月1日)

 7月1日(水)、市民会館におきまして岡崎市制施行99周年の記念式を挙行いたしました。御多忙のなか御参会頂いた皆様には心から感謝申し上げます。
 岡崎市のホームページにも掲載しておりますが、私の述べた式辞を御紹介いたします。
 市制施行99周年記念式・市長式辞 (平成27年7月1日)


 本日ここに、岡崎市制施行99周年の記念式を挙行いたしましたところ、ご来賓の皆様をはじめ、各界各層の皆様方におかれましては、公私ともご多忙のなか、多数ご臨席を賜りまして、心から厚くお礼申し上げます。

 本市は、大正5年7月1日に、県下では3番目、全国では67番目に市制を施行し、その後着実に発展を遂げ、本日99周年を迎えることができました。現在では、人口約38万人を擁する中核市であり、西三河地方の中心都市としての確固たる地位を築いております。これもひとえに、先人の皆様のたゆまぬご努力と、市議会をはじめ、市民の皆様方の、格別なるご理解とご協力の賜物であると、心より感謝を申し上げる次第であります。

 さて、この1年を振り返りますと、自然災害、凶悪犯罪、国際紛争などに加え厳しい社会情勢が続いております。また、昨日も東海道新幹線内で、まさかの事件が発生いたしました。そんな暗い出来事がある中ではありますが、先の北陸新幹線の開通に続き、この東海地方では「伊勢志摩サミット2016」の決定により、三重県を始め、更なる景気の好転が期待されるところであります。これは、伊勢神宮を竜の尾の先に見立てた観光ルート、いわゆる「昇龍道」を訪れる観光客増加の呼び水となるものと、大変喜ばしく思っております。本市の魅力でもある歴史資産もそのルートにのるわけでありまして、「観光産業都市 岡崎」を広く国内外へPRできる絶好の機会ととらえております。

 それでは、市制を記念するこの機会に、直近の事業、そして今後の事業の一端をご報告申し上げます。
 本日、皆さまにお配りいたしました「記念式の冊子」の表紙にもありますように、今年は徳川家康公顕彰四百年記念事業を実施しております。4月の家康行列には、徳川宗家第18代御当主恒孝様をはじめ、徳川四天王の酒井家、榊原家、本多家、井伊家の御当主や、幕末時の旧西大平藩の大岡家及び旧奥殿藩の大給家の末裔の皆様にもご参加いただくなど、記念事業に相応しい格調高い内容となりました。
 今後の主な予定としまして8月1日には、岡崎城下家康公夏まつり第67回花火大会を開催いたします。今年は、四百年祭の記念花火大会として、家康公の遺徳を物語仕立てにした壮大な「ドラマチックハナビ」などを準備しており、光と音と色彩が織りなす一大ページェントをご堪能いただけます。
 また、10月30日から11月3日までの5日間、岡崎公園多目的広場において、「家康公四百年祭 岡崎城まつり」を開催いたします。大型ドーム映像シアターや体験コーナーなどをとおして、楽しみながら家康公の功績や江戸という時代を感じていただくと共に、たくさんの方に岡崎の歴史と文化を知っていただくきっかけになればと考えております。
 さらに12月26日の家康公の生誕日には、静岡市、浜松市との連携事業のエンディングセレモニーとして、一昨年から復活開催している提灯行列に加え、青く光るLEDを光源とした光の玉「いのり星」3万個を乙川に流す「泰平の祈りプロジェクト」を実施いたします。乙川の緩やかな流れの中を数多くの光が流れる情景は、とても幻想的で、多くの方に満足していただけるものと確信をしておりますので、是非とも多くの皆様に、美しい夜の乙川の流れをご覧いただきたいと思います。

新世紀岡崎 飛躍祭 パンフレット

新世紀岡崎 飛躍祭 パンフレット

 続きまして、来年迎える市制施行100周年についてであります。
 岡崎の新たな世紀の始まりとして、事業全体を「新世紀岡崎・飛躍祭」と名付けて、多くの事業を市民参加で実施し、盛り上げてまいります。
 100周年記念事業が目指す市民参加による事業の象徴として進めております市民プロジェクト支援事業、「新世紀岡崎チャレンジ100」でありますが、今月24日まで事業の応募を受け付け、その後、審査を経て、秋には実施事業を決定していきたいと考えております。市民の方々がより魅力ある岡崎を目指して取り組んでいただくプロジェクトとして、期待をしているところであります。
 また、地域の歴史や文化、逸話や自然といった、地域の魅力を持ち寄り、「地域の自慢」として小学校区ごとに原稿を作成し、一冊の本にまとめる「岡崎まちものがたり作成事業」を地域の方々と一緒になって進めており、100周年事業を単なる一過性の祭典ではなく、これまでの岡崎を振り返り、将来のまちづくりに繋がるものとしてまいります。
 さらには、市民の皆様と一緒に桜のまちづくりを進めるため、「岡崎さくら100年プロジェクト」も進めております。施設や公園、川ごとに種類の異なる桜を植えるほか、次の100年に残していけるよう、桜の育成や保護に関する知識と管理技術を有する桜守を養成し、市内各地で長い期間、桜を楽しめる環境を作りたいと考えております。
 100周年の記念事業を契機に、今後の本市の発展につなげてまいります。

 次に、乙川リバーフロント地区整備についてであります。
 地区のシンボルとなる(仮称)乙川人道橋につきましては、平成29年度末の完成を目指して、今年度より整備に着手します。この人道橋は木調とし、さらに16メートルとゆとりのある幅を持たせることによって、歩行者が水辺の景観をゆったりと楽しむことができ、また、様々なイベントを実施することのできる空間となるようにいたします。
 また、人道橋の整備と並行して、その北側に位置する中央緑道を(仮称)岡崎セントラルアベニューとして再整備するほか、河川敷にはランニングコースや遊歩道を整備してまいります。この人道橋やセントラルアベニューは、災害時に緊急輸送用の橋として、また、避難場所としても活用できるようにしたいと考えております。さらに、伝統ある石工業のPRと共に、郷土の歴史を理解するきっかけとしてセントラルアベニューに設置をする徳川四天王の石像につきましては、先般デザインも概ね決まり、今年度から制作してまいります。
 今年3月には、愛知県が管理します河川では初となる「かわまちづくり支援制度」の登録認定を国からいただいたところであります。これは、良好な環境をもつ乙川の水辺空間を整備し、まちづくりの拠点としていく本市の考えに対して、国からお墨付きをいただいたものと心強く思う次第であります。また、念願でありました殿橋の耐震化工事も始まり、愛知県からも背中を押していただいたものと感じております。
 今後はこの乙川リバーフロント地区をまちづくりの拠点として、ハード面だけでなく、ソフト面の施策も含め、民間の知恵もお借りしながら総合的に事業を展開し、本市の活性化につなげてまいります。

 次に、経済基盤を支える「ものづくり産業」の支援ですが、今年度、新たに企業・事業所の研究開発に対する助成制度を始めたところであります。「ものづくり産業」のさらなる発展のため、商工会議所及び商工会の皆様との連携を強化し、支援制度の充実にも取り組んでまいります。
 また、事業支援の成果としましては、年間1600件もの相談実績があり、他自治体からも評価を受けております岡崎ビジネスサポートセンター「オカビズ」が、この度「女性のチャレンジ支援賞」を受賞し、内閣府より表彰されました。女性事業者への支援について、国からも評価されたということは、誠にすばらしいことであります。今後も、中小企業や事業所の皆様の相談先として、引き続き「オカビス」を活用していただきたいと思っております。

 次に、医療環境の整備についてであります。
 市民病院につきましては、一昨年の西棟に続きまして、この9月には救命救急センター棟がオープンする運びとなっております。今後もこの地域の医療をリードする中枢病院として、充実した医療体制の整備に努めてまいります。
 また、昨年度から準備を進めております市南部への大学病院の誘致に関しましては、この3月に学校法人藤田学園との間におきまして、一度に400人が入院できる病院規模に加えて、入院や緊急手術に対応できる質の高い救急医療を24時間365日実施することなどを盛り込んだ協定を締結いたしました。これにより、5年後の平成32年の開院に向けて大きく前進できたものと確信しております。
 そして、今年度からは医師会とも連携し、開院に向けて具体的な調整・協議に着手したところであります。また、大学病院への財政支援に関しましても、新たに設置しました基金を活用しつつ、同じ医療圏を構成する幸田町とも連携し、着実に準備を進めてまいります。

 次に、健康福祉についてであります。
 「おかざき健康“まめ”チャレンジ」と銘打ち、愛知県と協働して、健康マイレージ事業を6月から開始しています。これは、検診の受診や運動などの「健康づくりメニュー」に取り組んでポイントを貯めていき、一定のポイントが貯まると愛知県内の協力店で使用できる優待カード「MyCa(マイカ)」を受け取ることができるという仕組みであります。岡崎市独自の特典もご用意しておりますので、多くの皆様に挑戦していただきたいと思っております。今までにない「お得感」という新たな切り口で、市民の皆様の健康づくりを支援してまいります。

 次に、子育て支援についてであります。
 本日7月1日より、「産前産後ホームヘルプサービス事業」を新たに実施いたします。妊娠中や出産後の体調不良等により家事や育児が困難な方のうち、日中にご家族からの支援が受けられない方を対象に、応分の負担をいただき、ホームヘルパー等を派遣して家事や育児の支援を行ってまいります。このサービスにより、出産前後のお母さん方の、身体的・精神的な負担を軽減し、安定した育児環境の確保を図ってまいります。
 また、子育ての支援施策やその方向性を総合的に定めた、新たな「おかざきっ子 育ちプラン」に基づいて、本年度より順次、子育て支援の環境整備を進めてまいります。百々保育園が今年11月末に、私立保育園1園が年度内に建て替えを完了するなど、安全で快適な保育環境の整備に取り組んでおります。また、全ての就学児童のための放課後対策を推進するため、放課後児童クラブと放課後子ども教室についても計画的な整備を進めてまいります。

 次に福祉の村施設整備業務であります。
 発達に心配のある子に対して発達に関する相談、医療及び療育を総合的に提供する「こども発達センター」と、障がいのある方の交流の場である「友愛の家」の整備を進めています。本年度は、事業契約の締結が済み、建設用地の造成工事及び建設工事に着手してまいります。
 次に災害対策でありますが、昨年度、本市における南海トラフ地震の被害予測調査を実施いたしました。従来と比較すると、被害が大幅に拡大する予測がされたことについては、大変危惧するところでありまして、地震被害対策の早期見直しと、自助・共助の推進を喫緊の課題ととらえております。今年度、内閣府の地区防災計画モデル地区にも選定され、地域防災力の向上に向けまして、自主防災組織の一層の支援に取り組んでまいりたいと考えております。

 続いて、本日の会場でありますこの市民会館につきましては、間もなくこの9月から改修工事に着手してまいります。
 施設の安全性の確保を図ることを最大の目的としつつ、舞台の拡張や座席を一新して広くするなどのホールの機能向上に加えて、障がい者や高齢者に配慮したバリアフリー化も実施してまいります。
 来年の10月には、生まれかわった市民会館をご披露できる予定であります。改修中は皆様にはご不便をおかけいたしますが、今しばらくお待ちいただきますようお願い申し上げます。

 また、今年の3月末には、市内在住の篤志家のご寄付によりまして、東公園に最新の学説に基づいた、リアルな実物大の恐竜モニュメントが設置されました。体長12メートルのティラノサウルスや、国内最大級の高さ14メートルを誇るブラキオサウルスをはじめ、子供のトリケラトプス2体と翼竜プテラノドンの合計5体が、全て間近で見て、触っていただくことができます。既にご覧の方もいらっしゃると思いますが、表皮のウロコの一つ一つも、丁寧に造り上げられており、眼は毛細血管までが精密に表現されています。さらに、ティラノサウルスの歯には、肉食竜の特徴である、ステーキナイフ状の細かい刻みまでつけられているなど、細部にまでこだわった、大変素晴らしい出来栄えであります。
 この恐竜を、多くの子ども達が、青空の下で見て、様々な夢を膨らませるきっかけにしてほしいと願っております。もちろん、大人の方も十分満足できる仕上がりとなっておりますので、皆様にも、ぜひご覧いただきたいと思います。

 以上、現在の市政の一端をご報告させていただきましたが、今後も岡崎のため、様々な課題に全身全霊を捧げてまいる所存であります。皆様方におかれましては、変わらぬお力添えをいただきますよう、お願い申し上げる次第であります。

 さて、本日は、それぞれの分野で本市の発展に多大な貢献をされました個人80名と3団体の皆様の表彰をさせていただきます。
 表彰の栄に浴されます皆様には、心からお祝いを申し上げますとともに、感謝の意を表する次第であります。どうか今後とも健康にご留意いただき、なお一層、本市の発展にご尽力、ご協力を賜りますよう、お願い申し上げます。
 終わりに臨み、市民各位並びに本日ご参会の皆様の、ご健勝ご多幸を心より祈念申しあげ、式辞といたします。

平成27年7月1日
岡崎市長 内田 康宏

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市制施行99周年記念式 (平成27年7月1日)

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