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2015年7月 9日 (木)

竜美丘小学校・講演会

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 7月3日(金)、竜美丘小学校で「夢ある次の新しい岡崎を目指して」と題する講演をおこなった。これは水野校長先生と以前からお約束していたもので、竜美丘小学校が取り組んでいる「フレンドシップ事業」の一環としてこのたび御依頼を受けた。
 市長就任以来、百数十回にわたってこのような講演をしてきたが、小学生の皆さんを前に話をするのは初めてのことであった(なお参加者は4・5・6年生)。以下は当日私がお話した内容である。


 早速ですが、皆さんは、市役所や市長がどのような仕事をしているか知っていますか。
 市役所では市民の皆さんからお預かりしたお金、つまり税金を使って、道路や公園を作ったり、ごみの処理をしたり水道を直したりします。お年寄りや体の不自由な人を助けるなど福祉の仕事もします、さらには消防や救急活動もおこないます。これらの仕事は岡崎市に生活する皆さんが健康で安心して生活するためのものです。
 また、家康行列や花火大会など観光に関することも市役所の仕事のひとつです。
 そしてこの学校やこどもの家なども税金によって準備されたものであって、皆さんの生活と市役所は非常に深い関係にあります。
 その市役所全体の仕事の責任者として、税金をどのように使って、どのような街を作っていくか決めるのが市長の役割であり、私は平成24年10月の選挙で当選し、第11代の岡崎市長に就任してからそうした仕事をしています。

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 さて、この岡崎市は古くから「モノづくり」と言われる工業が盛んな地域であります。現在も自動車関連の産業を中心としたモノづくりが、岡崎市の経済を支えています。また、岡崎には、市内の中心を流れる乙川や矢作川に代表される豊かな自然や、歴史的に価値の高い大樹寺や六所神社といったお寺や神社、岡崎城、そして家康行列や花火大会、滝山寺の鬼まつりや岡崎ジャズストリートなどのお祭り、八丁味噌に代表される食べ物など、よその街にはないすばらしい宝があります。
 私は選挙の際に、これからの岡崎市はもっとこうした宝を大切にして「岡崎には自慢できることがこんなにたくさんあるんだ」と胸を張って言える、市民の皆さんに愛される街にすること、その宝を求めて市外からも外国からも観光客の人がたくさん訪れる街にしたいということを皆さんにお伝えしました。その結果、市長に当選させて頂きました。今日はそうした岡崎の宝や、岡崎がこれからどんな街に変わっていくかについてのお話をしたいと思います。

家康公四百年祭
 まずは徳川家康公についてです。
 徳川家康公は、今から500年近く前にこの岡崎で生まれて、数々の苦労を乗り越えた後、江戸幕府を開きました。260年もの長い平和の時代を作り上げた英雄であることは皆さんも知っていると思います。
 今年はその家康公が亡くなって、静岡県の久能山東照宮というところに神様として祀(まつ)られてから400年目の記念の年にあたります。岡崎市では、家康公が日本の歴史にとってどれだけ重要な役割を果たしてきたかを岡崎市民だけではなく、市外の人や外国の人にも知って頂くため、この1月から「家康公四百年祭」として、各種イベントを行っています。そして、イベントを盛り上げるために、お笑い芸人の「はんにゃ」のお二人と、二組のよしもと芸人に「家康公四百年祭おかざきPR隊」として、今年の家康行列やPR映像に出演してもらっています。
 それではここで、四百年祭PRの「オカザキキテネダンス」を見て下さい。

 皆さんも、このダンスを覚えて、一緒に四百年祭を盛り上げて下さい。12月頃には、この竜美丘小学校にもPR隊員がやってきて、クイズなどによって家康公について楽しく紹介する予定となっていますので、楽しみにしていて下さい。

泰平の祈りプロジェクト
 そして10月30日から11月3日までの間、岡崎公園において「家康公四百年祭 岡崎城まつり」を開催します。大型映像シアターや体験コーナーなどを通して、楽しみながら家康公を知り、江戸時代という時代を感じてほしいと思っています。
 家康公の誕生日にあたる12月26日の夜には、「いのり星」と呼ばれる青く光るLEDボール3万個を乙川に流す「泰平の祈りプロジェクト」を開催します。

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 これが「いのり星」というボールですが、水に浮かべると光る仕組みになっています。これを皆さんの手で川に流してもらい、乙川を青く光る川にしようというイベントです。今年の1月に3000個のボールによる試験放流を行いましたが、乙川の緩やかな流れの中を数多くの光が流れる景色は、とても幻想的なものがありました。
 12月の本番ではこの10倍の数のボールを流しますので、目を見張るほどきれいなものとなると思います。皆さんも家族の方などと一緒に参加してほしいと思います。

徳川家康公像
 さらに皆さんが「岡崎は家康公の生まれた場所だ」と市外の友達や親戚などに自慢できるよう、東岡崎駅前に設置する家康公像は、家康が岡崎にいた19歳から29歳ころの若い姿のものにしたいと考えています。
 これは皆さんへのお願いでありますが、この家康像は税金で造るのではなく、市民の皆さんの寄付により造りたいと考えています。皆さんが「あの像を造るのに僕のお小遣いも使ったんだよ」と将来自慢できるよう、子供から大人まで、市民一人一人の協力によって造られた、岡崎市民のシンボルとしたいと思っていますので、皆さんもお小遣いの中のほんの少しでいいので協力してほしいと思います。
 仙台にある、馬に乗った伊達政宗公像などにも負けないものを作りたいと思っていますので、よろしくお願いいたします。

徳川家康公像デザインコンクール

徳川家康公像デザインコンクール

乙川人道橋/岡崎セントラルアベニュー
 次に乙川についてお話します。
 私が子供の頃の乙川は、市民が釣りやボート遊びのできる、もっと親しみのある川でした。私も小学生の頃には、友達と小遣いを出し合って、貸しボートに乗っていました。
 しかしいつの頃からか、川は危険な場所として「近づいてはいけない場所」「遊んではいけない場所」となってしまいました。私は昔のように、もっと市民の皆さんが気軽に集まり、楽しめる場所にしたいと考え、「乙川リバーフロント地区整備計画」というものをまとめ、市民の皆さんに発表をしました。
 その新しい乙川のシンボルとなるのが、新しい橋「乙川人道橋(じんどうきょう)」と、乙川人道橋と籠田公園を結ぶ「岡崎セントラルアベニュー」です。この乙川人道橋と岡崎セントラルアベニューというのは、まだ仮の名前であって、正式な名前を決める時には市内の小中学生の皆さんにも協力して頂いて決定したいと思っていますので、よろしくお願いします。

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 この乙川人道橋やセントラルアベニューは車は通りません。人のための橋や道路です。それぞれ、ちょうど学校のプールの横幅ぐらいの16メートルという広さがあるため、新しい広場ができるようなイメージです。橋の上ではゆっくりと乙川の景色を楽しむこともできますし、様々なイベントを開催することもできます。例えば、フリーマーケットや食べ物市、さらにはミニ・コンサートなどです。皆さんのアイデアによって様々な利用が可能となります。
 この橋は鉄筋コンクリートで造るわけですが、表面には岡崎の山で伐採した木を張ります。これはお城と橋の素晴らしい景色を作ることと、もう一つ別の目的があります。岡崎は全体の面積の60%が森林です。森林は自然のダムとして水を土の中に貯めることによって洪水の被害を防ぎます。また、水が土の中を通ることで、汚れたものを取り除き、きれいな水を川に流す働きをしています。
 しかし、森林の手入れをせずに木が増えすぎてしまうと、こうした働きができなくなり、乙川をきれいな川として維持することはできなくなってしまいます。岡崎の山から切り出した木を、この新しい橋に使うことによって森林を守ることの大切を市民の皆さんに知ってもらいたいと思います。

 また、岡崎セントラルアベニューには徳川四天王の石像を設置します。
 徳川四天王とは、酒井忠次(ただつぐ)・本多平八郎忠勝・榊原康政・井伊直政の4人を指したものです。徳川家康公の天下統一を支えた優秀な武将であります。グレート家康公「葵」武将隊やゲームなどで知っている人もいると思います。
 そうした武将が活躍する場面をイメージした石像を作ることによって、家康公と四天王が三河武士団との固い絆のもとで、どのような戦いをして天下泰平を成し遂げたかを知ってもらいたいと思います。
 岡崎は古くから石工業が盛んな地域です。現在でも名人と呼ばれる職人の方がみえます。その人たちの技を活かして立派な石像を作ることによって、「岡崎市の石職人はこんなすごいものが作れるんだ」と感じてもらいたいとも思っています。

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 これらに加え、殿橋、明代橋を明るくするためのライトアップをはじめ、河川敷には遊歩道やランニングコース、さらには犬を遊ばせるためのドッグランを整備すると共に、観光船や貸しボートの営業をスタートします。貸しボートについては、これまでも桜まつりや夏まつりの時期に試験的に営業をしましたので、乗ったことがある人もいると思います。
 今後はボートやカヌーなど、色々な種類のものを用意して多くの人に楽しんでもらえるようにしたいと思っていますし、私自身もぜひ楽しみたいと思っています。

食べ物とお土産
 次は食べ物とお土産についてです。皆さんは、おみそ汁といえば、八丁味噌などの赤みそを使ったみそ汁がなじみが深いと思います。しかし、日本全国では米や麦のこうじで作られた白みその方が多く使われていて、大豆のこうじで作られた赤みそは珍しい食べ物であります。そうしたことから、岡崎市内の飲食店では昔から味噌煮込みうどんや味噌カツなどの八丁味噌を使った料理が提供されています。
 そして今、新しい八丁味噌グルメとして「岡崎まぜめん」が市内各地のお店で販売されています。今年の2月には給食にも登場したので、皆さんも一度は食べたことがあると思います。3月には家庭用の「まぜめんの素」も販売され、7月21日からは人気ゲームの「戦国BASARA」とのコラボ商品も発売されますので、皆さんも家庭で好きな材料をのせてオリジナルまぜめんに挑戦するのも面白いと思います。
 お土産では、おととしから始まったオカザもんブームに乗って、Tシャツや文房具、お菓子など様々な商品が開発され、大ヒットしました。
 大阪と言えばたこ焼き、伊勢と言えば赤福、というような、岡崎と言えばこれだという商品を生み出したいと思いますので、皆さんもこんなものがあったらいいのではないかというアイデアがあれば、是非教えて下さい。

 岡崎には、駒立ぶどう狩りのぶどう園や、キャンプが楽しめる額田のくらがり渓谷、さらには様々な工作体験のできる「おかざき世界子ども美術博物館」など、皆さんが楽しむことのできるおすすめの場所がたくさんあります。
 ところで皆さんは、東公園に出没した恐竜モニュメントを見ましたか?
 最新の学説に基づいたリアルな実物大の恐竜モニュメントは、ある市民の方から、「子供たちが想像力を高め、夢を膨らませるためのきっかけにしてほしい」という願いで寄付して頂いたものです。
 体長12メートルのティラノサウルスや、国内最大級の高さ14メートルを誇るブラキオサウルスをはじめ、子供のトリケラトプス2体と翼竜のプテラノドンの合計5体が、すべて間近で見て触ることができます。見た人は分かると思いますが、表皮のウロコ一つ一つもていねいに造り上げられており、目玉は毛細血管までが精密に表現されています。さらに、ティラノサウルスの歯にはステーキナイフ状の細かい刻みまでつけられ、細部にまでこだわった大変すばらしい出来映えであります。
 この恐竜を青空の下で見て、様々な夢を膨らませるきっかけにしてほしいと願っております。将来恐竜や古代のことを研究する人や、こうしたモニュメントを作る人になるかもしれませんネ。先日は、アメリカの大学生の皆さんが岡崎に来た時にこの恐竜達を見て大変喜んでいかれました。まだ見たことない人は是非一度見て下さい。
 今後はブラキオサウルスの頭の高さまでリフトで昇れるサービスや写生大会、写真大会などのイベントも考えていますので、そちらにも参加をお願いします。
 この恐竜モニュメントは、将来的には皆さんがより一層楽しんで頂けるよう、東名高速道路東側の森林の中に物語性を持たせたジオラマ風の、まるで昔に戻ったかのような展示を考えております。まさに岡崎版ジュラシック・パークにしたいと思っています。

市制100周年のHOPEプロジェクト
 いよいよ岡崎市は、来年、平成28年に100歳の誕生日を迎えます。この市制施行100周年を市民の皆さんと一緒にお祝いするために、様々なイベントを計画しています。
 中でも、この100周年が皆さんにとって特に素晴らしい思い出となると思われるものが、HOPEプロジェクトです。
 これは、野球やサッカー、バレーボールなどで活躍する選手などを招いてのスポーツ教室を開催したり、科学の先生によるサイエンスショーを行ったり、さらには有名な芸術家と共に作品を作ったりと、岡崎の子供達と各分野で活躍する人との交流の機会を作るものです。
 この事業をきっかけに、皆さんが将来、国内や海外で活躍することを願うものです。
 しかし、市民の中にはまだまだこの100周年を知らない人もいます。そこで、オカザえもんを始めとした岡崎市内のマスコットキャラクターによる「岡崎応援キャラクター隊」が結成されました。PRバスやPR映像、応援ソングを作って、100周年をしってもらうための活動を行っています。それでは最後に100周年PR動画を見て下さい。

 今回、私が竜美丘小学校の皆さんにお話したことは、すべてが私が市長をしている内にできるとは限らないと思います。私がなぜこうしてお話をしに来たかという一番の理由はそこにあります。
 これまで多くの岡崎の先人や先輩達が考え、実現しようとしていたことがようやく実ろうとしています。私達の力が足りず、また時間が十分なくて実現できなかった時は、ぜひ若い皆さんにそうした心を受け継いで仕事を続けて行ってほしいと思うからです。それは必ずしも今日私がお話した内容と同じものでなくても構いません。岡崎の伝統と先人達の精神、智恵を皆さんが受け継ぎ、新しい時代に合ったものとして完成してくれるのであれば、それが私達の喜びであります。
 どうかしっかり勉強して下さい。そして新しい智恵と力で難問を乗り越えて行って下さい。皆さん一人一人の力と将来に期待しています。

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