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2015年7月29日 (水)

主基斎田100周年記念お田植まつり・ご報告

主基斎田100周年記念お田植まつり

 6月議会に続いて、市制施行記念式を始めとする大きな事業が続いたため、少し間が空いてしまいましたが、6月21日(日)に香川県綾川町で行われた「主基斎田(すきさいでん)100周年記念お田植まつり」について御報告致します。
 先に6月7日、岡崎の六ツ美地区において、秋篠宮同妃両殿下をお迎えして悠紀斎田100周年事業を行ったところであります。共に大正天皇即位の際の大嘗祭(だいじょうさい)のために行われた行事であり、近年では二つの地域が連携協力しながら毎年行事に取り組んでいます。二つそろって終了して初めて、本当に100周年事業を終えることができたと言えます。

 当日、岡崎を朝8時に出発した頃は雨空であった。同じ頃京都はどしゃ降りであったため心配していたが、現地においては素晴らしい晴天であった。
 どちらも大正天皇にまつわるお田植えまつりではあるが、六ツ美と綾川町におけるその様式はそれぞれのお国柄(地域性)、伝統や文化の特色からか若干の差違が見られた。お田植え歌と踊り、装束が異なっているのは作者が違うから当然としても、斎田の造営の仕方や儀式の進め方にもそれぞれに個性があり見比べてみると面白い。

秋篠宮同妃両殿下(2015年6月21日)

主基斎田100周年記念お田植まつり

 主基斎田の入り口には鳥居が造られているが、悠紀斎田の入り口は両サイドに白木の柱が二本立っているだけである。
 ほかにも、お田植え前の田んぼならしに黒牛を使う主基と、男の神主がスキをふるう悠紀、天ビン棒の男性が稲束を投げる主基と、女の子が手配りする悠紀など、仕様にも個性がある。
 しかしいずれにしても、日本の稲作文化のあり方を一つの儀式として表現している点では同じであり、稲作を通じて形成されてきた日本の社会のあり方、日本人の性格の基盤を表すものとしてこれらは重要な意味があると考える。
 主基の里においても、近く六ツ美の歴史民俗資料室に負けないような資料館を造る計画を進めるそうである。うらやましいことにこちらは県の補助金が出るらしい。

 神事ののち、県立農業経営高校の生徒達による拓心太鼓の披露があり、タイコ演奏のとどろく中、秋篠宮御夫妻の入場を迎えた。ダークスーツの殿下と薄黄色に統一されたお姿の紀子様に場内の視線が移り、歓声が上がった。
 秋篠宮殿下は六ツ美の時と同様に、「古くから受け継がれてきた稲作とそれにまつわる文化が、今後とも幾久しく受け継がれることを祈念します」と御挨拶をされた。
 昨年に続き当日は、岡崎からも観光バスで63名の皆さんが参加されて、主基斎田の100周年を祝うことができた。地域の行事としては異例の2000人程の住民参加による行事となったそうである。しかしながら綾川町の行事であるせいか、坂出駅から乗ったタクシーの運転手は場所どころか、お田植えまつりの存在そのものも知らなかった。その点もう少しPRに励んで頂きたいものだと思った。(昨年のタクシーの運転手も知らなかった。)
 式典終了後、松熊八幡宮へお参りをした。神社の宮司の上里(こうざと)さんは悠紀斎田の100周年にも御出席されており、また私のブログを読んでおみえだそうで恐縮至極であった。

文仁親王妃紀子様(2015年6月21日)

主基斎田100周年記念お田植まつり

 以下は、同夜、宿泊先で行われた交流会での私の挨拶です。

『皆様こんばんは。ただ今御紹介頂きました岡崎市長の内田です。
 本日は「主基斎田100周年記念お田植まつり」が、秋篠宮殿下、同妃殿下をお迎えし、すばらしい天候のもと無事終えられましたことを心からお祝いを申し上げます。
 6月7日に岡崎市で開催いたしました「悠紀斎田お田植えまつり」は、藤井町長、鈴木町議会議長をはじめ、主基斎田保存会の多くの皆様に御参加頂き、本日同様、盛大に開催することができました。心から感謝を申し上げます。
 私共も二つでワンセットと思っているわけですが、これにて両斎田のお田植えが無事終了いたしました。この100周年を一つの契機といたしまして、皆様との交流がより一層深まりますとともに、日本古来の稲作文化と歴史的・民族的祭事をいつまでも継承されることを期待しております。
 さて岡崎市では、本年は「悠紀斎田100周年」と同時に、郷土の英雄・徳川家康公没後400年の節目の年にあたり、岡崎市、静岡市、浜松市の3市合同で「家康公四百年祭」を開催しております。この4月には岡崎の春の風物詩・家康行列において、徳川及び四天王御宗家をはじめとした特別ゲストをお迎えし盛大に開催いたしました。
 また、8月には例年以上に華々しく花火大会を行い、10月下旬から11月初めにかけての5日間は「岡崎城まつり」を開催する予定であります。
 そして12月には家康公四百年祭公のフィナーレを飾る「家康公生誕祭」において、本市の中心部を流れる乙川の水面を利用し、青く光るLEDボール3万個を放つ「泰平の祈りプロジェクト」を実施するなど1年を通してさまざまな記念事業を展開しておりますので、どうぞ皆様、家族、友達を誘って頂き、岡崎へ足をお運び頂きたいと存じます。
 結びに、綾川町および主基斎田保存会の今後ますますの御発展と、両斎田の末永い交流ならびに、本日お集まりの皆様の御健勝と御多幸を祈念申し上げまして、挨拶とさせて頂きます。ありがとうございました。』

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