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2015年6月21日 (日)

桑谷山荘跡地・整備事業

岡崎市・桑谷山荘跡地

 平成24年12月に閉館した桑谷(くわがい)山荘の跡地利用については、昨年度地元の御意見をお聞きした上で、遊歩道を有した緑地公園としての整備が行われた。新しく植えられた樹木は、「日本原産の木」という国からの制限もあり、地元の希望によって選定されたものである。
 岡崎市内から唯一海の見える施設として、長年市民にも愛されてきた桑谷山荘であったが、前市政の折にすでに2度目の廃止計画が決定されていた。
 私の市政になってから、なんとか再興できないかと様々に智恵をしぼってみたが、自治体が行う事業としては赤字が大きく(年間約8千万円)、施設の老朽化と耐震性、そしてバリアフリー化の要請から建て直すほか、いかんともしようが無かった。

桑谷山荘パンフレット

 民間のノウハウで再生に挑戦する企業がどこかにないかと、金融機関のお力も借りて探したところであるが、取り壊しに約2億円かかる上、段差のある敷地に新築しなくてはならなかった。単に海が見えるということならば、他にもっと景観が良く整備の整った民間の施設がたくさんある中、わざわざ利便性の悪い立地に名乗りを上げる者は現れなかった。
 東部地区の皆様の中には、山綱町の竹千代温泉が無くなった後、東部における保養施設として存続を望む声もあったが、上記の理由により赤字が不可避の施設事業を推進することはできなかった。(「やり方次第」と言われる方もあったが、それならぜひその方にお任せしたいものである。)

 整備後の姿を実際に確認しておくために、5月10日(日)、東部地区に出かけた折に立ち寄ることとした。以下、その時に自ら足を運ぶ中で気づいた点を洗い出してみた。
 まず気がついたことは、地元の公園として活用するだけでなく、遠足や観光バスなどによってお客さんを招こうとするならば、現在の駐車場(17台)では手狭ではないかと思われる。今後、来客の状況を見ながら対応を考えたい。
 次に駐車場にあるトイレの便器の数が大小各1というのも気になった。行楽シーズンにお客が集中した場合、森の中で用を足してもらうことになるのだろうか? また、水栓が手押し式になっている点にも時代を感じた。山上における水の出しっ放しが心配されると共に、車の洗車をされないようにするためである。この場所に自動販売機が置けないわけである。世の中、性善説だけでは対応できないのである。

内田康宏

Kuwagai201505102

 坂道を登って久しぶりに展望台まで上がってみた。20年ほど前に来た時には、こんなことはなかったのであるが坂道を3分の1ほど登った所で息が切れてしまい休憩する必要があった。現地の様子から革靴やハイヒールで登るのはツライことが分かる。落葉が重なり足がすべる所も多く、ケガ防止のため運動靴の用意を呼びかける注意看板設置の要もある。

 展望台からの良好な景観を確保するためには、樹木の適切な管理の要があり、国有林の部分については国との連携をしっかりとってゆきたいと思う。展望台の上には常設のコンクリート・ベンチがあるが少人数分のスペースしかない。1階と周囲の空きスペースに休憩用のベンチの設置を考えたい。ベンチは地元の間伐材を使いたいし、さらに高齢者のために、登坂経路にもベンチの設置も考えたい。設置プランを練っていた展望台の透明板による風よけであるが、シーズン中にはかえって暑苦しく、冬には来客も少ないことから再考したいと思う。他にも良いアイデアがあればぜひ教えて頂きたいと思っております。

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