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2015年2月19日 (木)

城北中AKBフォーラムに参加して その1

岡崎市立城北中学校 第2回AKBフォーラム

 2月9日(月)、久し振りに母校・城北中学の校門をくぐり、中学生の皆さんの未来に対する熱い思いを聞かせて頂きました。高校入試を控えたこの時期、3年生を対象にこうした取り組みのできる城北中は素晴らしい学校であることを再認識しました。
 授業で習う教科の知識は大切なものですが、それはあくまでも基礎としてのものです。大切なことは、そうした知識をもとにしてどこまで自己の思索を深めることができるかということです。自ら考える能力は、人生を生きる力となります。大切にして下さい。

 岡崎市の財政について心配してくれた生徒さんがいましたが、ありがたいことに岡崎市は年間2,400億円ほどの大きな予算を計上することができる優良自治体です。これは皆さんのお父さんやお母さん、先輩の方々が長年しっかり働いて税金を納めて下さっているおかげです。名古屋市や豊田市の財政力には及びませんが、愛知県の年間予算(一般会計)2兆4,000億円の約10分の1ほどですので大したものです。
 一部の人達は「橋の建造や川の整備などにお金を使わずに、老人や子供のためにお金を使え」ということを言われます。しかし岡崎市は教育・福祉・医療において、他の都市に負けないだけの政策を行っていますので安心して下さい。それら教育・福祉・医療の基本的な予算に影響がないように未来への政策は進められます。(注)

 そのほか、「岡崎は都市化するべき」、「小京都的なまちづくりをするべき」、「今のままの岡崎を保っていくべき」等、様々な意見がありました。
 重要なことは、自らの考えを実現するために具体的にどんな政策が必要か、有効であるかを見つけることです。そしてさらに、それを進めるためにどのくらいお金がかかり、その財源をどこから調達するかということも考えなければなりません。
 現在岡崎市では「リバーフロント構想」という政策を打ち出して〝夢ある、次の新しい岡崎〟づくりに邁進(まいしん)しています。

岡崎市 殿橋付近

岡崎市 乙川の葵桜(河津桜)

 この「リバーフロント構想」は、私がある日突然思いつきで言い出したことではありません。ここ40~50年にわたって、岡崎の先人(せんじん)達が議会や商工会議所、地域の商店会、あるいは街角や飲食店など様々な場所で話し合ってきたことです。それを「岡崎活性化本部」という各分野の専門家を集めた団体が検討し、修正を加えて提言書を作成しました。その提言書を受けて岡崎市役所は昨年夏、「乙川リバーフロント地区整備計画」を発表しました。
 それぞれの事業の実施にあたっては、市役所が国や県の協力を得ながら、市議会が承認した予算の中で順番に実現の努力をしています。しかし大きな事業は、国や県の補助金をもらう都合上、順位が入れ替わることもあります。それは、行政というものが、市の仕事であっても国や県との連携の中で進められているものであるからです。

 岡崎市は今年「徳川家康公薨去(こうきょ)400年」、来年は「市制施行100周年」という歴史的な節目の年を迎えます(徳川家康は1616年に亡くなりました。岡崎市は1916年7月1日に誕生しました)。
 私達はこの機会に内外に岡崎の持つ良さというものを強くアピールして、「モノづくり」(自動車、機械、繊維など)で発展してきた岡崎に、もう一つ「観光産業」という大きな経済の柱を造り上げようとしております。
 その第一歩が、川の流れと河川空間を活用したまちづくりと、独自の歴史的文化遺産を活かした観光産業による活性化であります。この政策のもう一つ大切なことは、岡崎に生まれ育った子供達に、自らのふるさとに対するより大きな愛着と、先人の遺業に対する誇りを持ってほしいという思いを込めたものであることです。

家康プロジェクト (2015年2月10日)

岡崎公園

 また岡崎市には県下で一番多い13の国の文化財指定の歴史的建造物があります。また京都よりも多い神社仏閣があると言われながら、そうしたものが十分に活かされていないばかりか、その存在すら市民に忘れかけられているのです。今こそ、そうしたかけがえのない宝を再検証し正しく認識して、後世に伝えていかなくてはならないと考えております。
 現在、まちづくりの政策として具体的にいくつかの施策が同時進行しています。今までも駅前の再開発や中心街の振興、公園や岡崎城の整備等に個別の政策が行われたことがありますが、今回のように、駅前から中心街、岡崎公園、そして城郭全体にまで思いをはせた統一計画というものが提示されたことはありません。今回が初の試みであると言えます。
 このような政策は全体として関連づけて整備をしなくてはムダが出るし、十分な効果も期待できないであろうと思います。

東岡崎駅 北口

 ただ今、東岡崎駅の周辺整備が大きく進んでおります。中心街への導線としての人道橋(じんどうきょう)の建設。殿橋と明代橋の整備。道筋における歴史を伝える文物の整備(四天王像など)。中心街における工夫(名物料理、オミヤゲ、イベント、サービス)。行路案内の明確化。その先にある岡崎公園とお城の効果的アピール。そうした様々な施策を河川空間の整備(遊歩道、サイクリングロード、ボート等)と一緒に進めているのが「リバーフロント構想」であります。
 そしてもう一つ忘れてはいけないことは、これは岡崎のまちづくりの第一歩にすぎないということです。これから引き続き全市にわたって、それぞれの地域の持ち味を活かした整備をして参りたいと考えています。 (つづく

乙川リバーフロント地区整備計画

(注) 昨日、2月18日、岡崎市は平成27度当初予算案を発表しました。一般会計、特別会計、企業会計の合計予算額は2,428億4,677万円を計上、過去最高の予算規模となりました。教育・福祉・医療の分野においては新規の事業も含め、充実した予算の編成を行っています。

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