« 岡崎リトルリーグ 全国大会・初出場初優勝! | トップページ | 陸上自衛隊 富士総合火力演習・視察 その2 »

2014年9月 9日 (火)

陸上自衛隊 富士総合火力演習・視察 その1

富士総合火力演習

 県会議員時代より幾度となくお誘い頂いていた陸上自衛隊の「富士総合火力演習」であるが、8月中下旬という時期が県議会の委員会視察等と重なることが多く、これまで実現することができなかった。今回、たまさか日程の都合がつき、ようやく念願を果たすことができたのである。
 私と自衛隊との接点は古く、かつてボーイスカウト時代、豊川にある第10特科連隊に〝日帰り入隊(?)〟をしたのが最初であった。その時手にした実銃の重さに驚かされたことを今も覚えている。
 その後長じて自民党の青年部時代には、研修や視察として陸・海・空それぞれの自衛隊の基地や駐屯地において何回もお世話になったものである。

 かつて私が高校生の頃(S43~46年)、高田渡(わたる)というフォークシンガーが「自衛隊に入ろう」という歌を歌っていた。一応反戦歌なのであるが、曲調が明るく、テンポも良く、シャレが効いていて、私は一人の時によく鼻歌として口ずさんでいた。それがどういう訳か最近また、歩きながらふと歌っていることがある。歌詞は自衛隊員募集のPRソングのようにも思えるものだ。

 自衛隊に入ろう、入ろう、入ろう
 自衛隊に入れば この世は天国
 男の中の男はみんな
 自衛隊に入って花と散る

 家で私が口ずさんでいるのを聞いていた子供達にはバカ受けであった。こんな歌を自衛隊の愛唱歌のひとつに入れるのも、かえってシャレっ気があっていいのではないかと思うものであるが、多分そのセンスはないだろう。
 ところで最近では、簡単に自衛官にはなれない。昔は自衛隊への入隊希望者が少なく、「自分の名前を漢字で書けて、九九が言えれば合格!」と不埒(ふらち)なことを言う輩もいたものだが、今では、自衛隊員募集のポスターはあるものの状況は変わっている。平成24年度の自衛官採用試験の倍率は、陸上自衛隊が3.02倍、海上自衛隊は4.7倍、航空自衛隊は4.8倍である。へたな大学の入学試験よりも難関と言える。
 さらに大卒者を対象とした幹部候補生試験においては陸自が43.2倍、海自が17.6倍、空自が30.5倍と非常に高く、国立大学や有名私立大学の卒業生の志願者も多いという。(陸と空に比べ、海の倍率が低いのは、海上勤務があり、嫁探しに苦労するためと聞いたことがあるが、事実は定かではない。)
 こうした傾向は、長らく続いた不景気と若者の好奇心のせいもあると思うが、何よりも兵器の高機能化ということがある。今や、陸海空、すべての軍備がハイテク機器化しており、そうしたものを十分使いこなし、さらに修理できるような能力も必要とされる時代となっている。日本の自衛隊が、数は少なくとも、近隣諸国の軍隊よりも精強であると言われるのはそういった隊員の個としての質、練度の差、兵器のレベルの違いにあると言われている(アメリカの軍事アナリストの弁)。何よりも、志願して選別された者と、無理矢理集められた者(徴兵)の違いという点が一番大きいと思う。
 またこのところの自衛隊の役割も、軍事的なものばかりではなく、海外支援活動や災害対応の比重が大きくなっていることも仕事にやりがいを求める若者の気持ちに合うのかもしれない。

 いずれにせよ、最近の我が国を取り巻く周辺事情はにわかに「キナくささ」を増しており、それに対し政府も現実的舵取りを余儀なくされ、同時に自衛隊の抑止力に対する期待感も高まっている。
 国際関係のすべてが理性的な話し合いで解決できるのなら、それが理想というものである。しかし残念ながら、現実の世界では国家そのものの発達段階に大きな差があり、依然として武力を背景に自分達の利益や主義主張を通そうとする国家並びに集団が存在するというのが実情である。そうした現状において、本やニュース映像で知るのみでなく、自らの目と耳で我が国の自衛力の一端を確認しておきたいというのが今回の視察の目的であった。 (つづく

富士総合火力演習

|

« 岡崎リトルリーグ 全国大会・初出場初優勝! | トップページ | 陸上自衛隊 富士総合火力演習・視察 その2 »

見本」カテゴリの記事