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2014年4月15日 (火)

「あにも」について

 このところ私が犬のことを続けてブログに記載したせいか、先日、市外の方から「岡崎のあにもに行ったら犬猫がもらえるのか?」という問い合わせがあった。
 結論から言うと、基本的に譲渡後の動物管理責任上、岡崎市民に対してのみ犬猫の譲渡は行われている。私は「命が助かるならば市外の人でもいいではないか」と思っているが、世の中は動物愛護の心を持つ責任感ある人ばかりではなく、もらわれていった動物の健康管理や幸せまで考えると市外までは責任を持ち兼ねるということであった(私は現時点ではムリにしても、将来的には柔軟に対応したいと思っている)。

ハグちゃん、アミちゃん

 今回「あにも」(岡崎市動物総合センター)から犬をもらい受けるに当たって、私自身、岡崎市(あにも)の管理体制があまりにしっかりしていることに驚いたくらいである。
 今から18年前、先代の犬を引き取りに豊田市にある県の動物保護管理センターまで出かけた時には、書類一枚に住所氏名を記入して、タオルをひいた段ボール箱に子犬を入れてもらってくるだけだった。ところが今回は、犬が生後6ヶ月を経過していたことと先住の猫がいたことで、まず顔見せして犬との相性を確認してから、通販でもあるまいが〝お試し期間〟として1~2週間家に連れて行くことになる(これをあにもでは「トライアル」と呼ぶ)。また、その間犬を飼うための機材・食料なども一式貸し出される。そしてその時に言われた言葉が、
「くれぐれも無理をしないで下さい。無理を承知で飼おうとすれば、飼い主にも、犬にも不幸な結果となります。私達は双方にとってより良いマッチングを考えていますので、トライアルが良好でない場合には遠慮なく戻して下さい」というものであった。まるで人間の養子縁組のような慎重さである。どっかのイイカゲンな結婚相談所に聞かせたい話である。

犬の登録事項変更届

 そして犬を飼う環境と相性をあにもの職員が確認してOKが出ると、ようやく正式に書類を記載して譲渡手続きが完了となるのである。書類はいくつもあり、まず責任を持って犬を一生飼育しますという誓約書に記入。そこには適正管理ができない場合にはあにもへ犬を返還することが明記されている(要するにとりあげられるのだ)。それから犬の登録事項変更届(飼い主の住所等)、家族の同意を含めたアンケートと、順に答えることになる。
 さらに今はもう一つ、あにもで譲渡する犬猫にはマイクロチップが挿入されているので、動物個体識別記号(マイクロチップ・動物ID)の登録申込を、公益社団法人日本獣医師会が所属するAIPO(動物ID普及推進会議)に1000円郵便振り込みを行う必要がある。万が一犬が迷子になっても、チップのデータにより飼い主のもとに帰りやすくなる。
 そしてこれらの手続きの前に、はじめに犬を飼うための事前講習会を受講しなくてはならないし、譲渡後も、犬が1歳になる前に「パピースクール」という犬の社会化の教室の受講も義務付けられている(子犬のうちにいろいろなものや状況に慣らすことが飼いやすい犬になる秘訣らしい)。さらにまた、犬や猫がどんな状態で飼われているのかを職員がお宅に伺って状況確認をしているそうだ。

 私はそれを聞いて感心すると共にあきれてしまった。昨今はそこまでやらないといけないのである。現代は自分の実子でさえ一時の感情で殺害する親もいる時代であるため、担当部局がここまで念入りな対応をするようになっていることが分かった。そしてまたそのことが譲渡を岡崎市内在住者に限定している理由でもある。しかも、オムツをしている頃から犬小屋で寝ていた私に対しても「規則ですので市長さんでも講習を受けて頂きます」と言うくらいである。私に犬の飼い方を教えるなどというのは、「百姓に米の作り方を教える」というのと同じことであると不満に思ったものである。

ハグちゃん(あにも犬)

 いずれにしても、現在岡崎市の行っている犬猫対策は、動物愛護の精神をしっかり踏まえた念入りなものであることがお分かり頂けることと思う。
 実際あにもに行ってみると、所長以下獣医さん、担当職員に至るまで、まるで保育園か幼稚園の保育士か先生のように犬猫に接している様子が見られ、ほほえましく思えるものであった。

 我が家にやってきたアミちゃんのその後であるが、毎日1回は次男と私で散歩に行っている。最近はようやく私がロープを持っても暴れなくなった。しかし散歩途中でコンビニに立ち寄って息子の姿が見えなくなると、外で一緒に待っている私に対しあからさまな拒否の姿勢を示すことがある。今までより距離を置き、警戒の目でこちらを見ているのである。
 家に帰り着いてから、まだ怖そうにこちらを見ている犬の頭をなでながら、「俺が何か君の嫌がることでもしたかね? 毎日ごちそうを少しずつ持ってきているではないか」と語りかけるも、体を震わせているのですぐ止めることとなる。
 まことに思春期の♀は、人間も動物も対応が難しいものである。

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