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2013年6月21日 (金)

市民対話集会にさきがけて(ツインブリッジとは?)

 間もなく、小学校の学区単位を基本として選挙公約であった「市民対話集会」を始めることになっている。受け入れ学区の調整もあり、新年度に入ってからすぐに行うことはできなかったが、これから2年ほどかけて市内全域に渡り私が自ら地域の皆様に政策説明を行い、同時に地元の声を聞くという対話集会を始めることになる。
 対話集会にさきがけて、今年の1月から各業界団体、ライオンズクラブ、ロータリークラブ、商工会議所など要請に応じて28回に渡って「次の新しい岡崎をめざして」と題して私の政策についての講演活動を続けて来た。話の内容は市議会を経るごとに少しずつ具体的なものに進化してきているが、基本的には「ものづくり産業」を中核とした岡崎経済を支えるもうひとつの新しい柱として、歴史文化遺産を活かした観光産業を育て上げたいということである。そして、その第一歩として岡崎の玄関口、東岡崎駅前の明代橋と中心地にかかる殿橋の二つを岡崎の新たなシンボルとなる橋に整備しようという「ツインブリッジ計画」、ならびに川を活かしたまちづくりをする「リバーフロント構想」の推進にある。
 ことに最近は「具体的にどんなことをやるのか?」という問いに答えるため、私自身が描いたラフスケッチを、考えを巡らすための例(たたき台)としての映像資料として5月中旬より発表している。
 次の新しい岡崎づくりへの概要については、既に各ブログの中で何度も触れているので、ここではツインブリッジ構想についての私のラフプランを用いてご説明したいと思う。

 まずツインブリッジとは「双子の橋」の意味であるが、実際は同じものを二つ作るのではなく、それぞれ個性的な特徴を持っている。まず東岡崎駅前の明代橋は、来訪者へのおもてなしと市民のくつろぎの空間として、橋の上を公園化したモダンな「緑の橋」にしたいと考えている。

図A
新・明代橋イメージ(市長案)

 私の考えとしては図Aのように、橋の外壁を波型にすることによってできた部分をウッドデッキ化して、そこから川面を見下ろす風景を、船上から海を見下ろすイメージとダブらせたいと考えている。この橋の上からの夕陽は美しいものがある。さらにデッキ上に船の舵輪を置いたり、映画『タイタニック』の主人公達が船の舳先に立つような恰好のできる遊び心のある工夫もしてみたい。案外これは大人が遊ぶだろう。
 またウッドデッキスペースにおいては、ニューヨークの街角でよく見かける、アイスクリーム、飲料、ホットドッグなどを販売してもらってもよい。その代わりにその販売者にはそこのスペースの清掃をする責任をもってもらいたい。橋上の植栽(樹木)の選定については緑化協会のプロの知恵をお借りして、交通の妨げにならない美しい緑化にしたいと思っている。冬にはイルミネーションをほどこし、新しい顔を見せることもできる。
 私のプランのように橋の形状を波型にした場合、橋の四隅には半円形のスペースができることになる。ここに河川敷に降りるためのコンクリート製の階段を兼ねた護岸を形成したい。それは同時にギリシャの円形劇場を模したものとなる。それらの四つすべてを占有してイベントを行う場合は、市の許可を得てもらいたいが、ギター一本で友人と歌ったり、テナーサックスやトランペットでミニコンサートを行うぐらいは空いている限り、市民に自由に使ってもらえばよいと思う。文化とはそんな自由な空気の中から生まれてくるものと考えるからである。
 次にもうひとつの下流の殿橋は、その名のごとく、岡崎の歴史と伝統を伝える橋にしたいと考える。(図B

図B
新・殿橋イメージ(市長案)

 具体的には橋の四隅に「殿(岡崎)を守る」意味を込めて徳川四天王の石像を配置し、ふくらみを持たせた橋のフリースペースは市民活動と花火大会や桜の観覧用に供する。橋の欄干の下部には、松平・徳川の隆盛の歴史をつづるレリーフ(浮き彫り)を設置し、岡崎の子供達が橋を渡るたびに郷土の歴史に触れる機会を持てるようにしたい。同時に、石都・岡崎の石工業の技の粋(すい)を尽くした工芸を橋上に再現し、併せて石工の技術の伝承を確実におこなってほしいと考えている。
 それぞれの橋の最大幅は現在の橋の二倍ほどを想定している。当然のことながら幅広の橋の下には、屋根のある広場ができ、照明をほどこすことによって夜まで使える広場となり、市民の皆さんに様々な利用をして頂けることになると思う。
 現在、いちばん肝心な橋の構造や強度計算、ならびに建替えなくてはならないのか、現在の橋脚を使って私案のような新しい橋が作れるのかどうかを専門家に調査してもらっている。
 それから河川敷を活用した遊歩道やサイクリングロード、ドッグラン、各種スポーツ施設の整備もリバーフロント計画に盛り込んである。さらに将来は、貸ボート屋さんも復活できるような、多くの皆さんに楽しんでもらえる親水性のある川にしたいと考えている。もちろんそのためには、国や県の理解と協力が不可欠なことは言うまでもない。

 もう一つの大きな目標として、この二つの橋をきっかけとして市の中心地区に人々が歩いて回るための導線としたい。東岡崎駅から伝馬、康生、本町、岡崎城へとつながるコースくらいの距離を、私たちは観光地に行けば自然に歩いている。なぜ歩けるのか? 「興味を引く施設」、「おいしい食べ物」、「珍しいおみやげ」、「特別なサービス」などがあるからである。本格的な観光岡崎を作るためには、地域商店街の皆さんや市民の一人一人のご協力も必要なのである。こうしたプランを表明すると、よく「また中心市街地開発か!」と言われるが、二つの橋を巡るこの事業は、あくまで岡崎全体の観光都市化への第一歩であるということを強調しておきたい。これまで述べてきた話は私の個人的な考えやプランであり、実施計画についてはこれから多くの皆さんのご意見をお聞きして詰めて行く予定となっている。

<市民対話集会についてのお問い合わせ>
 岡崎市役所 市長公室広報課広報広聴班
 Tel. 0564-23-6028

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