2017年10月17日 (火)

東海愛知新聞『友好都市 呼和浩特訪問記』のお知らせ

『東海愛知新聞』2017年10月17日

 ブログと平行して、今日から東海愛知新聞にフフホト市、大連市、旅順の訪問記の連載を始めます。全5回の予定です(10月17日~21日)。お読み頂けたら幸いです。

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2017年10月16日 (月)

友好都市・フフホト訪問記 2.フフホトの歴史と新たな歩みへ

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 前日の日程の変転に疲れ果てていた私はシャワーもそこそこにホテルの自室で朝まで熟睡してしまった。翌朝カーテンを開けると心地良い大陸の青空が広がっていた。
 フフホト市の近代的な外観の市街地をバスで移動しながら、古都の風情の残る大召寺(だいしょうじ)へと向かった。近代的な外観と書いたが、建設中の建物を観察するとコンクリート柱の中の鉄筋の本数の少なさに驚かされる。壁面の施工は、レンガ積みの壁に金網を張り、その上にコンクリートを吹きつけた程度の工法であった。地震の心配のない所ではこんな建築方法が許可されるものであることを知った次第である。

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フフホトの歴史
 よく間違えられるが、内モンゴル自治区は中華人民共和国の5つある自治区の一つであり、モンゴル国とは別物である。内モンゴル自治区の省都であるフフホト(呼和浩特)市は北京の北西にある大都市であり、空路1時間半を要する。
 フフホトとはモンゴル語で「青い城」という意味である。16世紀にモンゴルの部族長アルタン・ハーンによって、流入してきた漢人達をまとめて移住させるために建設された中国式の城郭都市・バイシン(大板升)が町としての始まりと言われている。バイシンは中国語で〝百姓〟の意であり、生来、遊牧生活をするモンゴル人が定住生活をする漢人達をバイシンと呼んだことに由来する。その後、明代となり、フフホトは中国のモンゴル高原に流れる物資の集積地となって栄えてきたのである。
 アルタン・ハーンは晩年、ダライ・ラマに帰依してチベット仏教に改宗したため、フフホトには数多くチベット仏教の寺院が建立されることになった。大召寺はその中心的寺院の一つである。チベット仏教は自己の解脱を目指す小乗仏教の流れをくむものであるが、同行された神戸峰男先生(家康公騎馬像の制作者)によると、「大召寺は真言密教の北の終着地であり、東の終着地が空海によって建立された高野山金剛峯寺である」とのことである。

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(神戸峰男先生ご夫妻とともに)

 神戸先生は草原をかける馬の姿を確認するために、今回のツアーに参加されたのであるが、いわゆる〝汗血馬(かんけつば)〟はこの地の馬のことでもある。皮膚が薄いため鞍とこすれて血がにじむことがありその名の由来となったという。

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 私は仏教に詳しい訳ではないが、チベット仏教が中国の北端の地に息づいていることに不思議な感慨にとらわれていた。
 大召寺の前面には、いわゆる寺前商店街が広がっており、昔日の中国の街並みを伝えていた。古物商を兼ねたお土産もの店が建ち並ぶ中、面白いモノを発見した。どう見ても猫のものとしか見えない毛皮が売られており、聞けば「山猫」であるという。

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 どうやらこの辺りでは家の中にいれば〝飼い猫〟であり、外を歩いていれば〝山猫〟として毛皮に化けるようである。あとで家に帰ってから三匹の猫たちに「お前達、日本生まれでよかったな」と言いながら背中をなでてやったが、中国の山猫の毛皮と同じ感触であった。

伊利グループ、友好調印式
 大召寺訪問の前の経路で、地元の代表的企業である「伊利」グループの本社工場を訪れた。日本での知名度はないが、中国では主要な乳製品メーカーの一つである。その前身はフフホト回民食品工場(回民とは中国にあるムスリム・イスラム教団のこと)であり、現在は牛乳、アイスクリーム、ヨーグルト、粉ミルク等の乳製品を全種生産する大企業となっている。「伊利」グループの食品はアテネ五輪(2004年)以来、中国代表団の指定乳製品となっており、2016年の中国最強企業500社に選ばれた内モンゴル企業7社のうちのトップ企業である。

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 乳製品と言えば、来日中国人の爆買いの目玉商品の一つであったが、当時から「伊利」は環境問題、衛生問題を重視した経営を行っており、食品の安全性を第一とした経営姿勢は国際的にも評価を受けている。「中国ブランド」として国際競争力を備えた企業であると言える。
 ちなみに私達が視察した工場の管理システムは日本の最新鋭の機器を導入して運営されていた。常温で3ヶ月持つという長寿命ヨーグルトが意外においしく、私はオミヤゲとして持ち帰り、つい先日も飲んだところである。

 午後からはフフホト市役所を訪れた。
 社会主義国の常として、官公庁の建物の立派さには驚かされる。大理石で囲まれたホールに立つと、まるでどこかの王宮か博物館かと思えるほどの豪華さであった。市役所の会議室で再び友好提携30周年の覚書調印式が行われた。地方都市の友好調印式であるのにTVカメラやマスコミ関係者(?)が多く、またビックリであった。

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 その後場所を移し、友好20周年の時に前市長が送った雪見灯籠を見たが、上部が壊されていることが分かり早々に修理させて頂くことにした。今回は岡崎の新進気鋭の女性石工、上野梓さんの手による「平和の鳩」を寄贈させて頂いたが、今後は壊されることのない両国関係が続くことを祈るばかりである。 (つづく)

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2017年10月13日 (金)

友好都市・フフホト訪問記 1.到着まで

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フフホト市友好都市提携30周年
 7月2日(日)早朝、岡崎市と友好都市提携30周年を迎えた中国・内モンゴル自治区の呼和浩特(フフホト)市訪問に出発した。6日間でフフホトのほか、大連と旅順も訪れることとなっている。
 このところ鳥インフルエンザの流行と日中関係悪化の影響もあり、両市の相互訪問交流は途絶えていた。今回の訪問は、友好提携30周年を記念して〝春の家康行列〟にフフホト市副市長はじめ20名ほどの訪問団の参加を受け、その答礼の意味を含めて行われたものである。

家康行列・フフホト市提携30周年記念使節団

(フフホト市提携30周年記念使節団、家康行列、2017年4月9日)

 通常の姉妹都市提携のあり方というのは、同規模で、何らかの共通的産業基盤、地理的あるいは歴史的共通性のある都市間で交わされるものであるが、フフホト市は人口307万を有する、名古屋市よりも大きな都市である。しかも経済的にも安定した美しい街であり、毎年行われる全中国の「住みたい都市」アンケートの上位の常連だそうである。そうした都市と友好都市関係にあることは、岡崎市としては大変名誉なことであると思う。
 今年は内モンゴル自治区成立70周年という年にもあたり、「できれば式典を行う8月にも来てほしい」ということであった。名称は自治区であり、成立時はモンゴル人や満州人が多かったそうであるが、都市の発展とともに国策として漢人の流入が進められ、現在では全人口の90%が漢人で占められている
 なお、これは中国における他の自治区も同じ傾向であり、政策的にいずれチベットやウイグルの自治区も同様の道を歩むものと思われる。多民族国家における統治と国家運営のあり方については歴史的経緯、文化的・宗教的問題もからみ、一つ間違えると内乱の可能性を含むものであり、そうした問題のない我が国をありがたく思うものである。

出発
 出発前日、7月1日は岡崎市制101周年の市制記念日であり、式典行事に忙しく、加えて母の四十九日の法要も重なり、中国行きの荷造りを始めたのは夜になってからのことであった。そうしたあわただしい出発となったこともあり、通常のような訪問前の下調べ、資料整理を行うこともできず、報告記事の掲載が遅くなったことをおわび申し上げるものである。
 今回のフフホト訪問団は、公式訪問団に加え、長年フフホト市との交流のある書道家代表の皆様を含む国際交流協会の「友好の翼」のメンバー総勢39名という規模となった。

 中部国際空港(セントレア)からフフホトへの直行便が無いために北京空港で国際線に乗り換えた。中国では入国・出国審査ともに厳格であり、時間もかかる。ことにこのところの中国の対外拡張路線に起因する各国の対中国政策への不満に加え、習近平主席の強硬政策への反発によるテロを警戒した対策のためか、必要以上に警備が厳しくなっているようであった。ただでさえこの国の飛行機の発着時間は正確さを欠く。先行きに不安を感じさせられる我々であった。
 その心配どおり、北京では乗り換え時間が3時間もあったにもかかわらず、出発はさらに1時間半遅れることになった。しかも都合5時間近く待ち、ようやく国内線に搭乗してから飛び立つまでにさらに1時間近く待たされたのである。その間何の説明もなく、おまけに燃料節減のために空調もストップされ、機内は蒸し風呂状態となっていた。しかも乗客が要求するまで飲み物(水)さえ出されなかった。
 概して中国に限らず、社会主義国のシステムとはこうした傾向が強いものであるが、この国ではそもそも「お客へのサービス」という観念が欠落していると感じたのは私ばかりではないだろう。

 かくして、中国のカオスの世界(?)に入った我々がフフホトに到着したのは夜の10時近くとなり、ホテルのレストランでの予約時間を3時間も過ぎていた。それでも我々がちゃんと夕食にありつくことができたのはフフホト市当局の特別な配慮のおかげと感謝している。 (つづく

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2017年10月11日 (水)

連合愛知三河中地協・要望書提出懇談会(2017年10月)

連合愛知三河中地協・要望書提出懇談会

 選挙前のたいへん慌ただしい中でありましたが、10月6日(金)、連合愛知三河中地域(なかちいき)協議会の役員の皆様や各議員の皆様とともに「政策要望書提出懇談会」を行いました。
 当日の挨拶と、要望に対する私の答弁をご報告いたします。

―挨拶―
 皆さんこんにちは。市長の内田康宏です。何かと気ぜわしくなってきた世相の中、本日はご苦労様です。
 連合愛知三河中地域協議会の皆様には、日頃から岡崎市政に対しまして、格別のご理解とご協力を賜り、誠にありがとうございます。
 また、皆様が、雇用の確保や労働環境の改善に尽力されておられるほかにも、市民生活や地域社会の向上に貢献しておられますことに、深く敬意を表するとともに感謝を申し上げます。私もこれまでの5年間に市民対話集会44回、各種講演会・政策説明会を300回以上行い、市政と市民の声を反映する努力を重ねて参りました。

 さて、岡崎市は昨年市制100周年という節目のときを迎えまして、次の100年に向けて、ただ今新たな歩みを始めたところであります。この歩みを持続するには、将来にわたって安定した財源というものが必要となってくるわけであります。
 そこで、これからの財政におきましては、現在本市の経済の柱となっております自動車産業を中心としたものづくりに加えて、もう一つの柱として、本市の特徴であります独自の自然と歴史文化資産を活かした観光産業の育成が重要であると考えております。観光産業というのは、決して観光に関わる人たちだけが潤うものではなくて、たいへん大きな波及効果があります。印刷業にもありますし、それから飲食業、さらに他の業種にもお土産を作っていただくようなことで、製造業にも影響が大きく出るというふうに期待しておるわけです。
 そして、その第一歩となりますのが、現在着々と進めております、乙川リバーフロント地区の整備であります。
 今回のリバーフロント計画は、行政によるハード整備を目的としたものだけではなく、公共が整備したこうした空間というものを、民間の皆様方に上手に活用していただきまして、ここで儲けていただく、そういったことであります。その結果、行政には税金が入ってくるわけでありますし、こうした「稼げるシステムというのをつくりたい」と考えているところであります。

 こうした趣旨の下、乙川リバーフロント地区では10月28日にこれまでにない規模の社会実験「めぐる、QURUWA」を実施します。これは新たな公共空間の使い方を市民の皆さんに体感していただくため、地区の約半分を占める河川や道路、公園を活用するもので、まちの活性化、暮らしやすさ向上に向けて、ワークショップやフォーラムなど、これまでの参加者からいただいた提案に基づき実施するものです。

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 例えば、りぶら前の道路や駐車場、連尺通りの一部に人工芝を敷きつめ、テーブル、ベンチ、タープなどを設置し、市民の方がくつろげる空間を演出し、飲食等の民間事業を展開します。大人好みの企画も実施されますので、ぜひ一度足をお運びいただきたいと思います。
 この「QURUWA(くるわ)」でありますけれども、乙川リバーフロント地区の5つのエリア、殿橋下流付近の乙川河川敷、中央緑道、籠田公園、連尺通り、りぶら前・シビコ西広場を結ぶ形状が、岡崎城の総構え、すなわち総曲輪(そうぐるわ)と重なりまして、その形状がちょうどアルファベットの「Q」の字に似ていることから「Q・U・R・U・W・A」、くるわと名付けておりますので、皆さまにもどうぞこの名前をかわいがっていただきたいと思います。

 次にハード整備の状況であります。
 殿橋下流の河川敷の整備がほぼ終わりまして、きれいに明るくなった河川敷におきましては、多くの方が散歩やジョギング等を楽しんでいらっしゃいます。当初から若いカップルの利用は予想しておりましたけれども、高齢のご夫婦も散歩や犬を連れて歩くことを大変楽しんでおみえになります。

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 また、殿橋と明代橋の間におきましては、平成31年の完成を目指す「(仮称)乙川人道橋」の工事が進んでいるところでありますが、現在、橋脚が2基、橋台が1基完成いたしまして、目で見て整備の状況が分かっていただけるところとなっております。
 しかしいつも申しておりますが、こうしたハード整備をすることが最終の目標ではなくて、これにより出現した空間を使って、いかにかつてのような町のにぎわいを取り戻すのかが一番重要なポイントであると考えております。今後は、QURUWAに沿って楽しく歩いていただき、人をまちへ呼び込むための工夫や、人々の好奇心をそそるソフト事業の取り組みも進めたいと考えております。
 また、その考えをもとに健康づくりを支援するために新たな取り組みといたしまして、9月1日に「スマートウエルネスシティ首長研究会」に加入いたしました。これは、歩いて健康、食べて健康、そういったことをまちの中で実感できるように、にぎわいの他にも健康づくりの視点からもまちづくりを考えていくということであります。是非この具体事業を民間事業者と共にQURUWA上で展開したいと考えております。

 このように、私の公約の柱である乙川河川空間の整備や利活用、そして、これにつながる中心市街地の活性化についてはこの4年間で特に進捗を図ってきたところであります。ただ今はリバーフロント計画を中心にお話致しましたが、その他に全市各地域にて様々な施策を行っており、これから数年のうちにそうしたものが次々と実現して参りますので、ぜひご期待下さい。こうしたことは「天の時、地の利、人の和」という三つの要素の後押しによるものと感謝しているところであります。
 これからも引き続き、私の究極の目的であります、岡崎の子ども達が自らのふるさとに対し、これまで以上に大きな愛情と誇りを持てる、そんな「夢ある新しい岡崎」を築き、誰もが訪れたい、住んでみたいと思うまちづくりを目指してまいりますので、一層のご理解とご強力を賜りますようお願い申し上げ、私からの挨拶とさせていただきます。

連合愛知三河中地協・要望書提出懇談会

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―要望に対するコメント―
 本日は来年度に向け、各分野にわたるご要望を頂戴しましたが、私の方から本年度の取り組みについていくつか報告させていただきます。

1.「産業・雇用・労働政策」
 地域の産業振興や雇用の安定化は、地域経済の成長や地域の活性化に寄与し、賑わいのあるまちづくりの原動力として、市も大いに力を入れているところであります。近年、労働人口の減少や、効率的な高品質サービス、高度な情報化社会の適応等、企業の生産性向上のためロボットに対する期待が高まっています。
 これらの状況を踏まえ、人とロボットの協業によって経営力を強化するため、ロボットの利活用や新たな事業展開、強化すべき技術などをテーマに8月に「ものづくり岡崎フォーラム」を開催したところであります。
 地域経済を担う市内のものづくり事業所への支援制度としては、昨年に引き続き「岡崎市ものづくり支援補助金」を展開していますので、有効にご活用頂きたいと思います。
 また、昨年12月に100周年記念事業として開催した「岡崎モータースポーツフェスティバル」は、ものづくりの地域として各企業の最新技術の紹介や、本市の産業の発展を図るため今年も12月に開催予定であります。

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2.「男女平等政策」
 ワーク・ライフ・バランスの実現については、昨年度より男女共同参画課を新設して取り組んでいるところでありまして、女性活躍の支援やワーク・ライフ・バランスの推進等に取り組もうとする事業所に対し、アドバイザーの無料派遣を行っております。
 10月14日、17日には、中小企業経営者や個人事業主、総務担当者などを対象として「働き方改革セミナー」を開催いたします。

3.「福祉・社会保障政策」
 今年度から、地域の特性に応じた健康づくりを推進するため、保健師の地区担当制を導入しております。家庭訪問など、地域に根ざした活動をモデル地区において実施し、きめ細やかな体制づくりに努めてまいります。
 子育て支援としましては、総合子育て支援センターにおいて、妊娠期から出産・育児への切れ目のない支援のため保育コンシェルジュを中心とした、子育て支援に関する情報を集約し、保護者に必要なサービスや子育て情報を提供するとともに、その家庭の置かれている状況や希望に応じた助言を行っているところです。
 保育人材の確保につきましては、無料の職業紹介所の役割を担う「保育士支援センター」を開設し、潜在保育士などの再就職に関する相談や就職斡旋を行っています。また、再就職支援研修の実施等により、新たな保育人材の確保と離職防止の取り組みを行っているところです。
 加えて、今年オープンしました「こども発達センター・すくも」では、受けた相談を医療や療育につなげるだけでなく、保育所や幼稚園などの関係機関とも連携した支援を行っております。
 続いて、高齢者福祉の関係ですが、医療・介護を一体的に提供する「地域包括ケアシステム」の構築に取り組んでおります。その中核的な役割を果たしていく地域包括支援センターは、21か所すべてにおいて、医療機関などと連携を図りながら増加する高齢者に対応するとともに、高齢者の皆さんの暮らしを支えています。
 また、介護保険制度の改正を受け、4月から要支援者対象の「介護予防訪問介護」と「介護予防通所介護」を地域支援事業へ移行して実施しております。

4.「教育政策」
 すべての子どもたちが、家庭の経済事情にかかわらず未来に希望を持ち学校生活を送ることができるよう、これまで入学後に給付しておりました学用品などの購入費を平成30年度新入学の児童生徒分から、入学前に受給できるよう就学援助制度の変更をしてまいります。
 教育環境の整備につきましては、本市は平成17年度より市独自予算で教育補助者を配置しました。平成28年度には当初より115名増の215名になっております。限られた予算を有効に使い、現場の状況に寄り添った実質的な施策によって成果を上げてきたと考えております。

5.「まちづくり政策」
 7月に発生した九州北部豪雨では、本市から全地形対応舎「レッドサラマンダー」が愛知県の派遣部隊として、本市の救急消防救助隊とともに出動しました。被災地の皆さまのお役に立てたのではないかと思っておりますが、近年頻発する局地的な集中豪雨や自然災害は、いつ、どこで発生するか分かりませんし、南海トラフ地震の発生が心配されるところであります。南海トラフ地震による甚大な被害想定に対応するため、「地震対策アクションプラン」を今年度中に策定し、個々の対策を具体的に定め、迅速に対応できるようにしたいと考えています。
 4月には、浸水地区の住宅や事業所に対して被害を未然に防ぐための「止水板設置補助」を開始し、7月には、市街化区域の新築住宅などに対して河川や下水道への雨水の流出抑制を図る「雨水浸透ます支給制度」を開始したところです。

岡崎市地域総合防災訓練

 また、9月3日には地域防災訓練を、住民参加の地域訓練会場22箇所、避難所開設・通信訓練会場85箇所のほか、支所会場や道の駅会場でも実施しました。住民の皆さんはもちろん、消防団を始め関連団体や関連企業の皆さまにご参加をいただき、様々な主体が協働して対処していく訓練を通して、地域全体の防災意識の高揚と災害対応力が向上されたと思っております。

6.「行財政改革」
 選挙権年齢が18歳以上に引き下げられ、若年層の政治や選挙への関心を高めることは行政にとっても大きな課題として取り組んでいるところです。
 昨年7月に執行された参議院議員通常選挙におきましては、本市の18歳及び19歳の投票率は、岡崎市57%、全国46.78%と、全国数値と比べて高い方であったと分析されているようですが、今後も引き続き啓蒙活動に取り組んでまいりたいと思います。
 その一つとしまして、10月22日の衆議院議員総選挙においては、イオンモール岡崎において期日前投票所を開設し、若い世代が選挙を身近に感じ、関心をもっていただく場となればと考えております。

 以上、今年度の取り組みを報告させていただきましたが、この要望書に対しては次年度の予算編成を終えたのちに書面で回答させていただきます。要望の趣旨を十分検討させていただき、対応してまいりたいと思いますのでよろしくお願いいたします。


連合愛知三河中地協・要望書提出懇談会(2014年) (2014.10.22)

連合愛知三河中地協・要望書提出懇談会(2016年) (2016.10.06)

連合愛知三河中地協・岡崎市長懇談会(2017年3月) (2017.04.01)

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2017年10月 4日 (水)

平成30年度当初予算編成、部課長への説明会

平成30年度当初予算編成説明会

 9月28日(木)、来年度の予算編成に向けて、管理職(部長、課長)を対象とした説明会を開きました。市長として訓示を行いましたので御報告致します。


 平成30年度の当初予算編成にあたりまして、本日、私から皆さんに改めてお話をさせていただきます。
 日頃の市政運営におきまして、職員の皆さんには日々、各所管業務に積極的に取り組んでいただき、まずもってお礼を申し上げたいと思います。

 さて、現在の我が国の経済状況でありますが、企業収益は過去最高の水準となり、雇用も大きく改善し、過去3年、賃上げの流れが続いていることから、緩やかな景気回復が続くものと期待されております。
 今年6月に発表された政府の「経済財政運営と改革の基本方針2017」では、次なる経済政策の鍵を「人材への投資を通じた生産性向上」とし、働き方改革を推進し、生涯現役社会の実現を目指すとしています。また、地方創生におきましては、新たな展開を図るために、地域資源・地域特性を活用した仕事づくりなどを後押しし、意欲と熱意をもって取り組む地方公共団体に対して情報面・人材面・財政面から支援するとしています。

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 平成30年度は、本市の第6次総合計画後期基本計画も4年目を迎えます。
 重点プロジェクトを実施していくとともに、「岡崎まち・ひと・しごと創生総合戦略」にも取り組み、本市の魅力を向上させ、賑わいの創出や将来にわたり成長する持続可能なまちづくりにつなげていかなければなりません。
 しかし本市の税収は、景気の回復基調による市税の増加は見込めるものの、地方交付税の減少などにより、歳入は厳しい状況と言わざるをえません。「かわまちづくり」がそうであるように、国庫補助の積極的な活用も視野に入れ、限りある財源の中で、現在抱えている課題や市民ニーズへの対応を検討して下さい。

 これから数ヶ月にわたり、平成30年度の当初予算編成にあたるわけですが、ここに集まっていただいております部長、課長の皆さんは各所管の施策の責任者です。
 この度の予算編成を通して本市の強みを活かし、重点的に行っていく施策を大胆に取捨選択し、より効果的で具体的な実施方法を検討していただきたいと思います。

 私は〝顔の見える民主主義〟を政治姿勢のモットーとしております。〝大衆扇動の政治〟は目指しません。
 市長就任以来、これまでの5年間で行った市民対話集会は43回を数えました。その他にも、望まれればどこへでも行き、政策説明会や講演会などを300回以上行ってきています。議会審議に加え、ここまでやっている首長は他にはいないと自負しております。

市民対話集会

市民対話集会

 みなさんも自治体経営者の一人として、議会からの要望を始め、市民ニーズの把握に十分努めていただきたいと思います。

 次に生産性向上についてであります。政府は今後、人口減少・少子高齢化が本格化することから一億総活躍社会の実現に向けた取り組みを行っています。また、地方創生においては、地域が持つ魅力を最大限引き出し、自助の精神を持って取り組む地方を強力に支援していくと言われています。本市の魅力や強みが何であるのかをしっかりと理解し、将来を見据えた取り組みをすることで、持続的な成長につなげていかなければなりません。
 住みよいまちづくりが定住人口を増加させ、生活の質を高くし、その結果、健康寿命が延び、生涯現役社会が実現できるものと考えています。
 今の本市にとって、真に必要なものを見極め、生産性を向上する視点も意識してください。

 もう一つ、私が長年思ってきたことを申し上げたいと思います。
 みなさんの取り組みを見ていると、「税金で行うことで、予算があるから毎年先例に則って漫然と同じことを繰り返しているだけなのではないか?」と感じることがあります。
 9月10日の日曜日早朝に開催された菅生川の清掃活動におけるポロシャツを一つの例として先日ブログに取り上げました。今後はより高い問題意識を持って日常の仕事に取り組んでいただきたいと思います。
 公務員であっても、良い意味での商売っ気を持つとともに、税金の無駄遣いのないよう仕事をするという感覚を持ち、進取の心で積極的に改革を行ってください。私のブログをまだ見ていない方は、所管の査定を行う前に是非ご一読いただき、所属職員にもしっかりと周知していただいた上で業務に臨んでいただきたいと思います。なお、ブログを読まれた市民の中から、同様の事例についての御指摘をすでに頂いております。

 最後になりますが、私がいつも申しておりますとおり、究極の目標である、岡崎の子ども達が自らのふるさとに対し、これまで以上に大きな愛情と誇りを持てる「夢ある新しい岡崎」を皆様と共に築いてまいりたいと考えておりますのでよろしくお願い致します。
 私が公約に掲げ、市民の皆さまから信託を受けた政策の推進と、災害対策、福祉、医療、教育などの基本施策にしっかりと取り組むバランスが大切だと考えております。
 皆さんの英知を結集し、平成30年度の予算編成に取り組んでいただきたいと思います。

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2017年9月30日 (土)

三猫と一犬との共同生活始まる

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 「過労のため死ぬかもしれない」と思った引っ越しを終え、8月下旬から三匹の猫と一匹の犬との共同生活が始まった。生活スペースの関係で、私としては久しぶりの〝ハッピー・シングルライフ〟を満喫できることとなった。毎日、犬と猫にエサをやって、「ネコさんお達者で、今日はおグシの具合もよろしいようで」などと言っていればいいのである。
 もともとボーイスカウト上がりで、自炊・洗濯や掃除も裁縫も抵抗感のない私にとって、女房・子供から解放された一人暮らしはストレスの無い快適な暮らしとなっている。これまで単身赴任の方に対して「大変な仕事」と思い込んでいたが、案外そうではないのかもしれない。(だいいち1年の半分が遠征生活のプロ野球選手は離婚が少ないではないか。)

 それにしても今回、犬猫付きの条件でも家を貸して下さったKさんには本当に感謝している。この家無しにこの度の引っ越しは成し得なかった。
 犬猫の引っ越し先と同時に一番心配していたことは、動物達、ことに「家につく」動物と言われている猫達が違う家に馴染むかどうかであった。猫は人の10万倍もの嗅覚を持っていると言われており、今回の借家が以前5匹の猫を飼っていたということだったので、その残り香を嫌って脱走してしまわないかと心配したのである。
 引っ越す前に猫用の部屋を念入りに掃除して、ゴザを敷き、その上に猫達のニオイのついた小じゅうたんを置き、各所に彼らの愛用品を散りばめておいた。さらに彼らの使っていたトイレの箱やエサ皿もそのままの形で持ってきて、できる限り不安を感じないように配慮をしておいた。

 初日にトラオを連れて行った。(あとの2匹は隠れていて見つからなかった。)見慣れない空間と違う家のニオイに警戒心いっぱいの様子であったトラオはいつの間にか二階の猫部屋を抜け出して、一階の荷物置き場となっている部屋の段ボールのスキマに隠れて出てこなくなってしまった。呼んでも反応せず、ショックの大きさが分かるようである。「自分は捨てられた」とでも思ったのかもしれない。

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 二日目には、ようやくつかまえたプースケピーコの2匹を連れて行った。前日のトラオ同様、警戒心丸出しで耳をピンと立てシッポを下げて動こうとしなかった。
 ただ面白かったのは、前日はおびえて隠れていたトラオが、一日の長があるせいか、「君達、何ビビってるの?」とでもいう感じで余裕をかまして2匹の前で毛づくろいをしていたことである。幸い他の猫達も翌日には慣れ、同様にくつろいでいた。

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 新居(?)は家の中で日なたぼっこができ、窓から外の風景を見下ろすこともできて彼らにとっても居心地が良いらしい。引っ越し作業中のように突然知らない人が入ってくることもない。毎日よく食べ、よく寝ている。そのせいか、わずかの間に太ってきたようである。そのため猫のトイレ掃除を一日2~3回することが私の新たな仕事となっている。
 ただ、2匹のオスネコは慣れてきたら、さっそく外への脱出の機会をうかがっており、その点油断がならない。家の前は幹線道路で、車の通行が激しい。それに他の猫の縄張りにヨソ者がブラついていればヒドイ目に遭うことは明らかである。(ウチのネコにその戦いに勝つ力はない。)

 しかし、犬のアミだけは相変わらずままならない。未だに誘拐された子供のような目で私を見ている。陽の当たる玄関口に犬小屋を置き、ガードできちんと囲ってやっているのであるが、急激な環境の変化のせいか食事の進みも悪い。エサをやって頭をなでてやっても迷惑そうな顔をしている。

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 シャクなことに、ヨメさんや息子が散歩に連れて行くために立ち寄ると「助けてくれ」とでも言わんばかりに飛びついて甘えている。何が気に入らないのか分からないが、私が呼んでも寄ってこない。ひょっとすると私とヨメさんが言い合いをしている所を見て、私を敵だと思っているのかもしれない。飼い犬においてこんなケースは初めてである。

 時に「一人暮らしでさみしくないか?」と聞かれることがあるが、TVが映らなくてニュースをラジオに頼っていること以外、概ね快適な生活であると言える。
 近年、〝孤独死〟が社会問題となり、議会においても時々とり上げられることがあるが、私は個人的には孤独死はむしろ歓迎である。死ぬ間際はぜひ一人で静かに過ごしたいと思っている。しょせん人間は一人で生まれ、一人で死んで行くのである。「お父さん、最後にここにサインしてハンコ押して下さい」などと言われながら臨終の時を迎えるのはマッピラである。
 犬猫に見取られて亡くなり、数日後家族に発見され、葬式を迎えるというのが私の理想的な終末の姿である。


引っ越し大作戦完了す (その1) (2017.09.04)

引っ越し大作戦完了す (その2) (2017.09.08)

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2017年9月27日 (水)

全市学区敬老会と敬老祝い戸別訪問(2017年)

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 今年も敬老会の季節を迎え、全市各学区で行われた敬老会を訪れた。特に今回は開催日が分かれていたため22会場の訪問が可能となり、大変ありがたく思った(ただし台風で2ヶ所中止)。
 また、本年も百歳を超える長寿者の中からお元気な方を代表者として選び、お祝いの品と祝金をお届けにうかがうこととなった。私が訪問したのは連尺通の高瀬悦子さん(101歳)と、池金町の鈴木うらさん(100歳)のお二人である。

高瀬悦子さん(岡崎市連尺通、101歳)

 高瀬悦子さんは私の東康生の自宅から150メートルほどの距離にお住まいの御近所さんである。昨年の市制100周年の記念イベントでも御一緒しており、その時の写真を引き伸ばして飾って下さっていたのは感激であった。
 高瀬さんは長年お琴の先生として活動され、毎年チャリティーコンサートも開かれ、今はお嬢さんが引き継いでみえるとのことであった。私の父もかつて新年交礼会等でお世話になっている。家は近くであるが、最近はあまり出歩かないそうであり、そのせいもありお顔を合わせる機会は少なくなっているが、気品あふれるおばあちゃんである。この8月に入院された際、その時の市民病院の対応が良かったとおほめ頂いた。
 手先を使うことが老化防止に必要と言われるが、お琴も長生きの秘訣の一つであるような気がするものである。

鈴木うらさん(岡崎市池金町、100歳)

 池金町の鈴木うらさんは、亡くなった御主人ともども、父の後援会で大変お世話になった方であり、私の最初の県議選の時も御主人と一緒に一軒一軒御近所を歩いて頂いた覚えがある。
 久し振りの再会ではあったが、開口一番の「あんたも大きくなったネー」にはまいってしまった。100歳のおばあちゃんから見れば、私もまだハナたれ小僧なのかもしれないと思った次第である。

 いずれにしても人生の大先輩の皆様がこうしてお元気で昔話をして頂けるというのは懐かしくうれしいことであり、同時に私も古い話を聞いてありがたがる歳になったのだとしみじみ思ったものである。
 その後、高年者センター岡崎(美合町)にも訪問し、多くの元気なおじいちゃん、おばあちゃんと面会しお話をさせて頂くことができた。来年もまた皆様と元気で再会できることを祈っております。

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―全市の学区敬老会での挨拶―
 皆さん、おはようございます。市長の内田康宏です。
 本日、学区敬老会がこうして地域の方々のご尽力と多くの皆様のご参加により、盛大に開催されますことを心からお祝い申し上げます。
 ご出席の皆様のお元気な様子を拝見し、私も大変うれしく思います。また、皆様のご努力により、今日の豊かな社会と安定した国家が築かれましたことに改めて感謝を申し上げる次第であります。
 さて、国の発表では、日本人の平均寿命は女性がおよそ87歳、男性がおよそ81歳で、男女ともに過去最高を更新したとのことであります。岡崎市におきましても今年で100歳以上の方が男性19名、女性124名、合計143名みえます。ご長寿の方が増えるということは大変喜ばしいことでありますが、それも元気で健康的に長生きでできることがさらに大切であると感じております。私もこの5月に病弱であった母を84歳で亡くし、そのことを痛感しております。
 これからも、さらなる高齢化が進む中、本市といたしましても先輩の皆様がそれぞれに生きがいを持ち、住み慣れた所で安心して暮らせる高齢者福祉の充実に努めてまいりたいと考えておりますので、よろしくお願いいたします。
 ことに、これからは市内の公園を子供だけでなく、高齢者の皆さんが青空の下で楽しめる場所、くつろげる場所として、健康増進のための運動のできる場所として整備してまいりたいと考えてりおります。

岡崎市針崎町に建設予定の「駅南中央公園」

(針崎町に建設予定の「駅南中央公園」のイメージ図)

 さて、岡崎市におきましては、市制の施行から101周年を迎え、今年は次の100年に向けて新たな一歩を踏み出す大変重要な年になります。今後も岡崎の更なる発展と活性化を目指して、様々な事業を邁進してまいります。ただいま、全市的に東西南北それぞれの地域に合った事業計画を実施しているところであります。これから数根年でまちの風景が大きく変化し、岡崎の人の流れも変わってまいりますのでぜひご期待ください。
 そして、いつも申しておりますとおり、私の究極の目的であります、岡崎の子ども達が自らのふるさとに対し、これまで以上に大きな愛情と誇りを持てる、そんな「夢ある新しい岡崎」を目指し、これからも全力で取り組んでまいります。
 人生の先輩であります皆様方におかれましては、今後とも変わらぬご指導とご支援を賜りますよう、よろしくお願い申し上げます。
 終わりに、本日ご参会の皆様におかれましては、いつまでもお元気でご家族や地域の皆様と楽しい人生をお送りいただきますよう、心から祈念申し上げ、私のお祝いの挨拶とさせていただきます。本日は誠におめでとうございます。


全市学区敬老会(2016年) (2016.10.01)

敬老の日を迎えて(2015年) (2015.09.23)

学区敬老会訪問(2014年) (2014.09.21)

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2017年9月23日 (土)

菅生川草刈一斉清掃に思う(2017年)

菅生川草刈一斉清掃(2017年9月10日)

 9月10日、日曜日、早朝、毎年恒例の「菅生川を美しくする会」主催による菅生川(乙川)の清掃活動が行われた。
 今年も流域の三島、梅園、根石、連尺、六名、竜美丘の6学区はじめ、各種団体・事務所の皆様、岡崎土木災害安全協力会、市職員有志等、総勢32団体、約2,000人の参加者により乙川河川敷の草刈り清掃を行うことができた。単純に一人が1平方メートルの草刈りをしたとして、2,000平方メートルの面積の草刈りができることとなり本当に感謝しております。(実際はもっと広い面積がきれいになっている。)

 市外から岡崎に引っ越された方の中には、「税金を払っているのになぜ、そんなことをやらなければならないのか?」という方もいると聞くが、これは市民有志による自発的意志によって始まり、環境美化事業として定着した行事であり、昨今すたれてきた日本人の良風美俗の一つであるとも言える。本市としてはこれからも協力し、大切にしてゆきたいと考えている。

菅生川草刈一斉清掃(2017年9月10日)

菅生川草刈一斉清掃(2017年9月10日)

菅生川草刈一斉清掃(2017年9月10日)

 今回の清掃活動にかこつけて、長年私が思っていることを一つ申し上げたいと思う。
 菅生川一斉草刈は私も毎年参加し、その際にこの行事のために作られたと思われるライト・グリーンの一見感じの良いポロシャツとジャンパーと同色の帽子を着用している。日頃、岡崎市のセールスマンであることを自ら任じている私は、宣伝のためならいかなる恰好でもするつもりでいる。
 市の幹部職員の多くもOBを含め参加して頂いているが、折角ポロシャツまで作ったはずなのに、今年も着ている人がほとんど見受けられなかった。

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 たぶんその理由は、背中に「Ecolife, Ecocity OKAZAKI」というアルファベットに加え、「ポイ捨て禁止」「省エネ推進」「豊かな自然との共生」などと今さら書くまでもない標語が大きな字で印刷されているからであろうと思う(胸のマークも何だかよく分からない)。まるで昭和時代のサンドイッチマンである。こうした発想は昭和30年代のセンスであり、今時こんなみっともないシャツを着たいと思う人はいないし、それを見て感心する人もいないだろう。
 ことに腹の立つのは、スタッフ用のユニフォームとはいえ、これまでかなりの数が作られているはずなのに市の職員さえあまり着用していないことである。そしてそんなものを作って恥じない問題意識の無さを情けなく思うものである。

 私は市長になった最初の年から、この背中の標語について毎年クレームをつけてきたが一向に改善されない。さらに残念に思うのは、こうしたことに若手の職員が気がついて改正の声が上がってこない点である。このナンセンスなシロモノを彼らは着用していないのであるから、気がついていないはずはないと思う。所詮税金で作るものであり、予算があるから毎年先例に則って漫然と同じことを繰り返しているだけなのではないか?
 私はこれまでこのシャツを他の場面で見たのは、現業の職員がゴミの収集作業の時に着用していたのが唯一である。
 私は家着として着ていたが家族の評判も良くない。人に着てもらえないようなモノを作ってもしょうがないと思うのであるがどうだろうか。もらって誰も喜ばない、誰も使わない、タンスの肥やしになってしまうものではまことにモッタイないと思う。(背中の標語さえ無ければ良いポロシャツである。)

 今回たまたま草刈りのポロシャツとジャンパーをやり玉に挙げて文句を言っているが、同様のことが他の部署でもありはしないかと心配している。
 今から45年ほど前、父が市長であった頃の話である。当時大学生だった私は、何かの記念日やスポーツイベントのために作られるバッジやネクタイピンがあまりにダサく、センスの無いことにアキれ、「こんなモノは税金の無駄づかいだ」ということを何度か言った覚えがある。こうしたものは関係者が記念品として自己満足的に先例にのっとって作っているだけで誰も使わない。
 今日においてもそうした体質や発想はあまり変わってないように見受けられる。
(今回、自宅の引っ越しの折に、その手の品物が家中から40~50個くらい出てきたので一部を写真で紹介しておく。)

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 私は数年前に関ケ原町のオミヤゲとして頂いた白いポロシャツを今も愛用している。このポロシャツは左の胸元に直径2センチくらいの金色の葵の紋が一つ付いているだけであり、あとは右の袖口に小さく「1600 SEKIGAHARA」と記してあるだけのシンプルなものである。
 ところが、このシャツを着ていてこれまで何度も「それどこで売っているんですか?」と聞かれたことがある。

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 これからはただ作ればいいというのではなく、売り物になるようなセンスの良いモノを作るべきだと思っている。私が「もっと商売っ気をもって仕事をしてほしい」と言っているのはそういうことである。岡崎の新たなオミヤゲとして、お金を出して買ってもらえるようなモノを考えてほしい。所詮タダで配られるものはその程度のものでしかないのである。
 製造者の皆さんもマンネリ化した品物でなく、斬新なモノを提案して頂くことを願うものである。


平成27年 菅生川草刈一斉清掃 (2015.09.09)

平成26年 菅生川草刈一斉清掃 (2014.09.17)

平成24年 菅生川草刈一斉清掃 (2012.09.09)

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2017年9月21日 (木)

『リバ!』2017年10月号

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内田康宏事務所よりご案内申し上げます。
引っ越し大作戦完了す」が『リバ!』2017年10月号に掲載されました。

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2017年9月18日 (月)

平成29年9月議会 その2(一般質問答弁)

岡崎市議会(2017年8月30日)

 9月定例会一般質問における市長答弁を掲載します。山崎憲伸議員、太田俊昭議員、加藤義幸議員の3名の方にお答えしました。


山崎憲伸議員(自民清風会) 8月30日(水)

山崎憲伸議員(自民清風会)

――スマートウエルネスシティの考え方を参考にした本市の健康づくりについてお尋ねします。

○市長 本市における健康づくりは、〝健康おかざき21計画〟のスローガンであります「健やかで 心豊かなまち おかざき」のもと、国や愛知県と同様に健康寿命の延伸と健康格差の縮小を目指し、様々な取り組みを行っております。
 スマートウエルネスシティは、健康づくりをまちづくりの中核に位置付け、住民が健康で元気に暮らせる新しい都市モデルとして、「歩きたくなる」、「歩き続けてしまう」まちを構築していくというものであります。

 現在、本市では独自のリバーフロント計画に基づいて、中心市街地を流れる乙川の河川空間を利用して、ボートやカヌー、ウォーキングやジョギング、サイクリングなどを楽しんでいただける空間づくりを進めており、将来的には更衣室やシャワー室などを常設した「川の駅・リバーベース」の整備も行ってまいります。
 さらに名鉄東岡崎駅を出発点として、人道橋を渡り、籠田公園、りぶら、岡崎城、乙川河川敷までをめぐる主要回線動線「QURUWA(くるわ)」に沿って、まちを歩いて楽しんでいただけるような工夫や人々の好奇心をそそる取り組みにより、人をまちへ呼べる仕組み作りを進めているところであります。

乙川河川敷

 既に整備がほぼ終わった殿橋下流のきれいに明るくなった河川敷では、実際に多くの方に散歩やジョギングなどを楽しんでいただいているほか、若いカップルだけでなく、高齢の御夫婦など幅広い方々にも親しまれ、「歩きたくなる」、「歩き続けてしまう」といったまちづくりの効果が出てきていると考えております。
 まさにこの取り組みがスマートウエルネスシティの考え方と合致しておりますので、この度9月に「スマートウエルネスシティ首長(くびちょう)研究会」に加盟するとともに、健康増進普及月間と合わせた企画として「食べて健康」、「歩いて健康」を実感していただく試行的な取り組みを行い、まちづくり施策と融合した更なる健康づくりの推進を図ってまいりたいと考えております。
 私からは以上であります。


太田俊昭議員(民政クラブ) 8月31日(木)

太田俊昭議員(民政クラブ)

――スマートインターチェンジの設置についてお尋ねします。国による準備段階調査(直轄調査)の箇所の決定を受けましたが、今後の進め方をお聞かせ下さい。また、工業団地との連携や課題の対応についてもお聞かせ下さい。

○市長 スマートインターチェンジの設置につきましては、私も直接、国土交通省本省や中部地方整備局に、何度か足を運び要望してきたところであります。
 その結果、去る7月21日に(仮称)岡崎阿知和スマートインターチェンジとして、国の準備段階調査の箇所決定を受けました。今後、スマートインターチェンジの導入検討として行ってきました「勉強会」が「準備会」へと移行し、国の支援を受けながら、スマートインターチェンジの位置、構造及び周辺道路の整備計画などの設置に向けた詳細な検討を始めてまいります。
 準備段階調査における「準備会」での検討や調整が整った後、「準備会」から「地区協議会」へ移行し、「地区協議会」でスマートインターチェンジの実施計画書が決定されれば、国へ連結許可の申請を行い、許可を受け、事業を実施していくことになります。

 次に工業団地との連携と課題の対応についてお答えします。
 高速道路ネットワークとの直結は大きなメリットであり、今回の決定が「阿知和地区工業団地」事業化の採択に追い風になると期待しています。両事業の実施主体は異なるものの、互いに連携して整備することで相乗効果を発揮させるために、引き続き足並みを揃え事業化を促していきたいと考えております。

阿知和地区工業団地の構想図

(阿知和地区工業団地の構想図)

 また、周辺地域の方からは、工業団地に加えスマートインターチェンジの交通量による渋滞などの懸念が寄せられていることは承知しております。地域の産業振興、活性化のための施設が、かえって地域にご迷惑をおかけすることがないよう、市としてもしっかりとした対応を行っていきたいと考えております。そのためには、地域の方々のご理解、ご協力が不可欠であり、今後とも役員の方をはじめとする地域の方々と連携を取りながら、事業の推進を図ってまいりたいと考えております。
 私からは以上であります。

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加藤義幸議員(自民清風会) 9月1日(金)

加藤義幸議員(自民清風会)

――空き家対策についてお尋ねします。
(1)関係5団体との協定締結後の空家等対策計画における取り組みはどのようなものを考えているかお示し下さい。
(2)空き家等対策検討特別委員会調査報告書に記載のとおり、空き家の利用促進には「空き家バンク」が有効と考えられますが、今後の進め方をお聞かせ下さい。

○市長 本市の空き家対策は、今議会すでに担当部長が答弁いたしております通り、存在する空き家への対策はもとより、今後、放置される空き家の発生を増加させない予防的対策が重要であると考えております。
 空き家を取得する理由は、相続によるものが全体の半数以上を占めることから、目的を持たずに不動産を引き継ぐのではなく、所有者自らが適正な管理や利活用の意識を持つことが必要となります。
 そのため、協定を締結した関係団体と協働し、セミナーの開催や相談体制を整備し、建物を所有している方やこれから所有する可能性のある方に対して、空き家を所有する上でのリスクや責務などの知識について周知・啓発を図ってまいりたいと考えております。
 また、管理不全の空き家に関する取り組みとして、老朽化が著しい木造の空き家の中で、倒壊や屋根など部材の飛散により、周辺の住環境や公共空間に危害を及ぼす可能性のある空き家を除却し、更地とする工事費用の一部を補助する制度を創設します。なんと本日からその募集をはじめます。

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 次に、「空き家バンク」の創設についてお答えします。
 空き家の多くは、昭和56年以前に建築された、旧耐震基準の建築物であり、また相続や境界における問題や、売買の取引を行った後に瑕疵が発見されるなど、その活用を促進する上で様々な問題があると認識しております。
 そのため、耐震診断や改修の促進、不動産取引を行うための相続問題の解消、既存住宅の劣化滋養強を点検する住宅診断の活用といった、消費者の視点に立った空き家バンク制度の創設に向け、協定を提携した宅地建物取引業境界などの関係団体と連携して、進めてまいります。
 これからも、市民が安全で安心し、快適に暮らせるまちづくりの実現に向け、空家等対策計画に基づく取り組みを着実に実施してまいりたいと考えております。
 私からは以上であります。

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