2017年12月10日 (日)

平成29年12月議会 その1(市長提案説明)

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 岡崎市議会12月定例会(12月1日~21日)の初日に申し上げた所信の一端、ならびに提案した議案の大要について、御報告申し上げます。


内田修氏の1周忌とJAZZの街岡崎
 12月11日は、「ドクタージャズ」として知られた外科医、故内田修氏の1周忌を迎えます。日本の名だたるジャズミュージシャンたちを支援し続けてきた内田さんの寄贈により、本市はレコードや雑誌、オーディオ機器など、他に例を見ない貴重なジャズ資料を多数所蔵する街となりました。まさに「ジャズの街岡崎」の土台を作り上げたのが、内田さんといえます。
 先月は岡崎JAZZ November(ジャズノーベンバー)2017と題し、岡崎ジャズストリートをはじめ毎週末、市内各所でイベントが開催され、多くの方に楽しんでいただいたところであります。

岡崎ジャズストリート

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 また命日の12月11日には、ゆかりのミュージシャンによる追悼の意を込めた公演が、りぶらホールで開催されます。今後も「ジャズの街岡崎」を市内外の多くの方に知っていただけるようPRに努め、本市の魅力向上につなげてまいります。

保育需要への対応
 次に、年々増加しております保育需要への対応についてであります。
 公立保育園では、園舎の老朽化に伴い平成28年度から2か年の継続事業として進めてまいりました、山中保育園の園舎建替工事が先月末で完成し、今月11日からいよいよ新しい園舎での保育を開始いたします。園舎建替え期間中は、竜谷(りゅうがい)保育園との合同保育を実施し、園児たちは毎日、元気に楽しく過ごすことができたと聞いております。
 両園の保護者のみなさま、地域のみなさまのご理解とご協力に感謝するとともに、これを契機として、両園の交流が今後ますます深まることを期待しております。

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(建替工事が完了した山中保育園)

 さらに、JR岡崎駅を中心とした南部地域におきましては、乳児保育の需要に即応するため、南部市民センター分館の東隣に、乳幼児専用の保育園「南部乳児保育園」を新設いたします。9月に着工した工事も順調に進み、来年4月には予定どおり開所出来る見込みであります。
 このほか、私立保育園に対しましては、美合保育園の園舎増改築工事に対し、建設補助を行っております。来年4月からは定員を30人増やし、230人となることから、より一層の子育て支援に繋がることと思います。
 今後も保護者のみなさまが安心してお子さんを預けていただけるよう安全・安心な保育環境の充実と提供に努めてまいります。

歴史まちづくりの進捗
 次に、国の事業認定を受け、平成28年度から10年間かけて行っていく歴史まちづくりの進捗状況についてお伝えします。本年8月から9月にかけ岡崎城本丸内におきまして、月見櫓(やぐら)跡及びその周辺の発掘調査を行い、9月2日の現地説明会では、市内外から多くの方にお越しをいただきました。
 今回の発掘調査により、これまで、絵図や古写真でしか判らなかった江戸時代の建物の状況や基礎構造について、その一端を明らかにすることができたのではないかと考えております。
 また、先月より、菅生曲輪におきまして、枡形跡(ますがたあと)の発掘調査を行っております。今後は、絵図や文献等の資料や、発掘調査の成果を基に、できる限り史実に基づいた本物志向で整備を進めることにより、岡崎城跡(じょうせき)全体の史跡としての価値を将来に伝えられるまちづくりを進めてまいります。
 なお、岡崎市歴史的風致維持向上計画の冊子につきましては、単なる計画書ではなく、本市の歴史を分かりやすく記した読み応えのある書物となっております。現在、まちづくりデザイン課で9月15日から一般販売も行っており、今日現在までで67冊(平成29年11月末現在)も販売されており、この主の本としては異例の売れ行きだそうです。市民の皆様にもさらに理解を深めて頂きたいと考えておりますので、関心のある方は是非お読みください。

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冬季イベントのスタート(泰平の祈り)
 ところで、11月25日の土曜日に開催いたしました、乙川を2万個の青いLED電球で埋め尽くす、中部日本最大級の光の祭典「岡崎 泰平の祈り」は公民連携の取り組みにより、今年で3回目を迎えました。
 これを皮切りに様々な冬のイベントが開催されますので、ここでご紹介させていただきます。

イエヤスコウ・イルミネーション
 泰平の祈りと同日の11月25日からは、岡崎公園におきまして本市の冬の風物詩「イエヤスコウ・イルミネーション」がスタートしております。
 年明けの1月上旬まで16万球のLEDが公園内を幻想的に彩ります。

岡崎モーターフェスティバル
 次に、昨年12 月、市制施行100周年記念事業として開催しました「岡崎モータースポーツフェスティバル」は、市内外から15,000人ものみなさまにご来場いただき、大変な盛況でありました。自動車レースの最高峰であるF1に、日本人ドライバーとして初めてフル参戦した本市出身の中嶋悟氏を始め、ご子息である中嶋兄弟によるデモンストレーション走行が、更なる誘客につながったと感じたところであります。

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 本年度につきましては、「岡崎モーターフェスティバル」と改称し、レースのみならず、本市を支える自動車産業について、より理解と関心を持ってもらえる内容とし12月17日に中央総合公園で開催する予定です。もちろん中嶋ファミリーの豪快なデモンストレーション走行も予定されています。
 ものづくりの盛んな本市産業のPRと観光客誘客、交通安全の啓発を通じ、盛り上げてまいりますので、ご期待ください。

家康公生誕祭とイエヤスコウイルミネーション
 そして、イエヤスコウ・イルミネーション期間中の12月23日から徳川家康公が生まれた26日までの4日間は、市民のみなさまが企画・運営する実行委員会主催のイベント「家康公生誕祭」が開催されます。今年は12月24日のクリスマスイブが生誕祭のメインと伺っております。
 夏まつりに続き、市民のみなさまが参画され創り上げていくこれらのイベントに対しまして継続して支援を行ってまいりますので、みなさまも、ぜひ楽しんでいただきたいと思っております。

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出初式
 冬のイベントの締めくくりとして、年明けの1月14日に岡崎城を背景に乙川河川敷において岡崎市消防出初式が盛大に開催されます。全国に1台しかない全地形対応車、レッドサラマンダーを始めとした消防車両による規律ある分列行進や臨場感ある救助救出訓練を披露するほか、クライマックスでは、乙川に向かって一斉に放水する雄大な景色を御覧いただけることと思います。
 また、出初式終了後には消防車両の展示などを実施いたします。大規模災害時に活躍するレッドサラマンダーや各種災害現場に出動する消防車両を目の前で見ることができ、親子でも一緒に楽しんでいただけます。
 出初式は消防機関の日頃の訓練の成果を形として市民のみなさまに披露する場であり、消防への信頼と理解を深めていただく絶好の機会でありますので、ぜひ足を運んでいただきたいと思います。

 以上のように本市の冬のイベントも大変充実してまいりました。
 春夏秋冬を通じた様々なイベントの定着によって、本市のブランド力の向上を目指し、賑わいの創出につなげていくことが重要なことだと感じております。泰平の祈りや家康公生誕祭のように民間活力を活用することで、地域の稼ぐ力も育まれてまいります。公民一体となり、岡崎の魅力を活かし、ものづくりと並び、観光をもう1つの経済の柱とする「観光産業都市・岡崎」をめざし、市内外にアピールしていきたいと思っております。

条例議案
 それでは、本議会に提案をいたしております議案について説明をさせていただきます。
 条例議案、その他議案は以下のとおりであります。
・制定条例議案――市による土地区画整理事業に伴い、当該事業の名称、区域等を定める「西三河都市計画事業 岡崎駅針崎若松 土地区画整理事業 施行規程」、水道事業及び下水道事業の、より適正かつ効率的な運営を図るため、市長の諮問機関である審議会を設置する「岡崎市 水道事業及び下水道事業 審議会条例」の2件。
・一部改正条例議案――公営住宅法の一部改正に伴い、収入申告等が困難な事情にある認知症等の入居者について、適正な家賃を決定する手続を定める「岡崎市 市営住宅条例」、消防団員の処遇改善を図るため、費用弁償の上限額を引き上げる「岡崎市消防団条例」など8件。
・その他議案――藤田保健衛生大学 岡崎医療センターの用地を取得し、その土地を10年間無償で藤田学園に貸し付ける「財産の取得」及び「財産の無償貸付け」議案、東岡崎駅ペデストリアンデッキの築造工事及び(仮称)乙川人道橋の上部工事の契約を行う「工事請負契約」議案、都市計画道路 若松線の用地を取得する「財産の取得」議案など9件。

補正予算議案
 続きまして、補正予算議案でありますが、以下の増額補正をお願いしております。

一般会計 6,182万1千円の増額
特別会計 1億6,608万7千円の増額
企業会計 3億6,766万5千円の増額

 一般会計の主なものとしましては、
 総務費では、市役所西庁舎において、アスベスト対策工事が必要になったことに伴う庁舎整備工事請負費の増額。
 民生費では、支給対象者が当初の見込みを下回ったことによる臨時福祉給付金の減額。
 放課後等デイサービスの利用が当初の見込みを上回ったことによる障がい児通所給付費の増額。
 衛生費では、保健所公用車駐車場の借地について、協議が整ったことによる土地購入費の計上。
 商工費では、阿知和地区工業団地の造成予定地において、前年度実施した土質調査の結果により、より精緻な調査が必要になったことによる調査委託料の増額。
 土木費では、土地開発公社取得済み用地を償還し、事業の進捗を図るための土地購入費の計上。
 消防費では、消防本部庁舎において、アスベスト対策工事が必要になったことに伴う庁舎改修工事請負費の計上。
 教育費では、六ツ美、東部、岩津の各市民センターにおいて、アスベスト対策工事が必要になったことに伴う市民センター施設整備工事請負費の計上。
 などをしており、これらの補正財源といたしまして、地方特例交付金、国庫支出金、繰越金などによりまして収支の均衡を図っております。

 次に、繰越明許費につきましては、庁舎修繕事業始め6事業につきまして、それぞれ年度内完了が見込まれないことから繰越をお願いするものであります。

 債務負担行為につきましては、西岡崎駅自転車駐車場の整備に要する経費を始め27件の事項につきまして、それぞれ平成30年度当初予算に先立ち契約を早期に進めるため、債務負担行為の追加をお願いしております。
 また、PFI手法によるこども発達センター等の整備における既存施設改修工事において、アスベストが含まれていることが判明し、除去費用を平成30年度に負担する必要があるため、岡崎駅自由通路の修繕における設計業務の調査において、当初予定していました箇所以外の老朽化している箇所について、今回の工事と合わせて修繕するため、増工となる委託料を平成30年度以降に負担する必要があるため、債務負担行為の変更をお願いしております。

 続きまして、特別会計であります。
 簡易水道事業特別会計と農業集落排水事業特別会計は、職員給与費相当分を補正したことによる 施設維持管理費負担金の補正。
 後期高齢者医療特別会計は、特例軽減が縮小されたことに伴い、保険料等負担金が当初の見込みを上回ることによる増額。
 介護保険特別会計は、来年度の制度改正の詳細な情報が示されたことなどに伴い必要となるシステム改修委託料の増額をお願いしております。
 債務負担行為につきましては、農業集落排水事業 特別会計において、水道料金と処理施設使用料の一括徴収を平成30年10月1日から実施するために、上下水道料金管理システムの改修に要する経費について、平成30年度当初予算に先立ち契約を早期に進めるため、債務負担行為の設定をお願いしております。

 最後に、企業会計であります。
 病院事業会計では、当初の見込みを上回ったことによる投薬・注射薬品費 及び 診療用材料費の増額、水道事業会計では、平成28年度決算に基づき不要となった県補助金の返還をお願いしております。
 以上が、今議会に提案をいたしました議案の大要であります。

額田センターの完成
 さて、昨年9月に工事着手しました額田センターが、今月の15日に工事完了をむかえます。額田センターは、点在していた額田支所、市立額田図書館、森の総合駅、ぬかた会館を旧支所の跡地に集約して新設するもので、行政関係機能や市民交流機能、社会教育機能、また地域防災拠点機能を有した複合施設であります。
 この度、施設の愛称を募集したところ、418名から664点の応募があり、選考委員会を設けて検討した結果、木立の中に陽が差し込む状態は、森林にとって良好な状態であり、豊かな森林を有する額田地区の発展に願いを込めて、額田センターの愛称を「こもれびかん」と決定いたしました。
 平成30年2月13日の供用開始に向けて、現在準備を進めているところでありますが、供用開始後は、額田地区のみなさまをはじめ、多くの市民のみなさまにご利用いただき、額田地区の活性化につながるよう、利用の促進を図ってまいります。

(仮称)龍北総合運動場の優先交渉権者決定
 最後に、(仮称)龍北総合運動場についてでありますが、11月28日に開催いたしました事業者選定委員会において、優先交渉権者を決定いたしました。今後は議会のご承認を頂きながら、平成32年7月の全面供用開始をめざし、必要な整備を行ってまいります。市民のスポーツへの関心が高まるような充実した施設にしてまいりますので、ご期待ください。

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 以上、御説明を申し上げますとともに、提出をいたしております諸議案につきまして、よろしく御審議の上、御議決を賜りますようお願い申し上げまして、説明を終えさせていただきます。ありがとうございました。 (つづく)

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2017年12月 7日 (木)

平成29年度 矢作川改修促進期成同盟会 中部地方整備局要望

矢作川改修促進期成同盟会

 本年も矢作川の河川改修促進について、期成同盟会の会長として要望を行いました。11月8日(水)、国土交通省中部地方整備局に、関係市の豊田市、碧南市、安城市、西尾市の皆さんとともに赴き、要望書を提出しました。以下に御報告致します。


 改めまして、こんにちは。岡崎市長の内田康宏です。
 本日は、塚原局長様、長谷川副局長様、石川河川調査官様におかれましては、大変ご多用にもかかわらず、このような要望の機会をいただきまして厚くお礼申し上げます。また日頃は一級河川「矢作川」の改修促進に御尽力をいただきまして、心より感謝申し上げます。
 それでは矢作川改修促進期成同盟会の構成市を代表いたしまして、簡単ではありますが、要望を申し上げます。

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 矢作川流域では、今までに幾多の豪雨を経験し、流域の各市町では甚大な浸水被害も発生しております。
 その中でも、平成12年の東海豪雨では、岡崎市内の基準地点岩津観測所で戦後最大規模の洪水となる、最大流量毎秒4,300立方メートルを記録しました。この際、豊田市区間で計画高水位を超過したほか、越水(えっすい)や堤防の法面(のりめん)崩壊、漏水等が多くの場所で発生しました。
 さらに平成20年8月末豪雨では、岡崎市で時間最大雨量145.5ミリと、8月の観測史上、全国1位を記録した集中豪雨により、床上浸水927棟、床下浸水1,746棟、2名の方が亡くなる被害を受けました。
 東海豪雨の被害を受け、豊田市付近で漏水対策や堤防強化工事を実施していただいた以降、矢作川本川では大規模な被害は発生しておりません。さらに、平成20年8月末豪雨を受け、床上浸水対策特別緊急事業に採択していただき、岡崎市内5河川につきまして緊急的な改修を実施することができ、地域の住民からも「安心て暮らせるようになった」と、感謝の言葉も頂いております。
 また、昨年5月には、矢作川から矢作古川(やはぎふるかわ)への分流量を抑制する、分派施設の整備を完了していただきました。これにより矢作古川流域の治水安全度は大きく向上し、浸水被害の軽減・解消が図られるものと期待をしておりますとともに、これまでのご尽力に深く感謝申し上げます。

 しかしながら、平成21年7月に策定されました「矢作川水系河川整備計画」において、豊田市の市街地を中心に、甚大な浸水被害が発生した東海豪雨に対する河道の流下能力が各所で不足していることや、「矢作ダムの洪水調整機能を強化」することが課題とされております。
 「ものづくり愛知」を代表する、自動車産業に関連した都市が集中しておりますことから、これらに対し早期の対策により、「約1兆2,200億円」との非常に高い被害軽減効果が資産されています。
 近年では集中豪雨が増加しており、各地で豪雨災害が発生している状況であるため、本同盟会といたしましても、この計画に基づく各事業の整備促進は急務であると認識しておりますため、矢作川の改修促進について要望をさせていただきます。

 それでは、矢作川改修促進に関しての重点要望事項について説明させていただきます。

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「水防災意識社会 再構築ビジョン」における河川整備の促進
 平成28年度から、「水防災意識社会再構築ビジョン」に位置付けられました「洪水を安全に流すハード対策」の延長約15.8キロと、「危機管理型ハード対策」の延長約6.0キロにおよぶ、堤防天端(てんば)の補強などが実施される計画と伺っております。
 この点について、重点的に実施していただきますよう要望いたします。

矢作ダム洪水調整機能の強化

 豊田市と恵那市にまたがる、矢作川本流最上流部に建設されております矢作ダムにて、効率的な洪水調節が行えるために洪水調節機能を強化していただくことを要望いたします。
 河川の整備が完了することで、平成12年東海豪雨と同程度の規模の浸水被害を解消できると伺っておりますので、是非とも早期の事業推進を要望いたします。

治水事業予算の増額、補正予算の編成
 ただいま説明いたしました重点要望事項につきまして、早期の事業促進のための治水事業予算の増額、補正予算の編成を要望いたします。
 また、要望書にあります、他の要望事項につきましてもあわせてよろしくお願いいたします。

 本同盟会といたしましても、地元調整や豊橋河川事務所などと連携いたしまして、事業の推進に向け協力体制を整えてまいりますので、早期の改修促進について特段のご配慮を賜りますようお願い申し上げます。私からは以上であります。

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2017年12月 3日 (日)

新東名高速道路建設促進協議会促進大会

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 11月6日(月)に東京都の砂防会館で行われた「新東名高速道路建設促進協議会促進大会」において、愛知県の代表として意見発表を行いました。当日使用したグラフ資料、写真と共に報告致します。
 また当日は意見発表ののち、国土交通省並びに地元選出国会議員への要望活動を行いました。


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 皆様、こんにちは。岡崎市長の内田康宏です。
 私からは、「夢ある新しい岡崎」を目指して、と題しまして意見発表させていただきます。
 まずは岡崎市の概要についてですが、本市は愛知県のほぼ中央に位置し、面積約387平方キロメートル、人口約38.6万人、矢作川に代表される河川や、森林等豊かな自然環境に恵まれた地域です。商業や医療、教育、子育てなどの都市機能が充実しており、自然や歴史・文化に恵まれたまちであります。
 また、岡崎市は徳川家康公生誕の地であり、昨年7月1日に市制施行100周年を迎え、次の100年へ向けた一歩を踏み出したところであります。
 以前より、交通に関しましては広域的な利便性に優れており、東名高速道路、国道1号などの幹線道路網により交通の要所として機能しております。そして昨年2月13日の新東名高速道路、愛知県区間の開通によりさらなるネットワークの強化が図られたところです。

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 それでは新東名が開通したことによる様々な効果について、ご紹介していきたいと思います。
 まずは新東名開通後の交通状況です。右上のグラフをご覧下さい。新東名の開通により、東名の交通量が約4割、減少したことがお分かりいただけると思います。

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 それにより東名の渋滞が大幅に緩和し、平成23年より行われておりました暫定3車線での供用を昨年10月に2車線に戻すことができ、スムーズな走行が実現されております。

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 本市の事業所からも、「開通により渋滞が緩和され、時間が予測できるようになったため、より確実な輸送が可能となった」などの喜びの声や、「今後、御殿場ジャンクションから関東方面への新東名未開通区間の早期整備の完了を期待しています」といった要望をいただいております。
 本市は、神奈川県茅ヶ崎市と「ゆかりのまち」としての交流や災害時相互応援協定を締結しております。私も、茅ヶ崎市とよく行き来をしており、東名高速道路の渋滞にたびたび会いますので、是非ともお祭りや式典の参加のため御殿場ジャンクションからから関東方面への所要時間の短縮のため、また、有事の際の相互支援のために早期整備の完了をお願いさせていただきます。

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 次は、岡崎サービスエリア「ネオパーサ岡崎」についてです。
 サービスエリアにおける「中日本高速道路株式会社」との地域連携事業としての、代表的なものを紹介させていただきます。
 右下の木製ベンチ写真は、本市の中学生が地元の間伐材を利用して製作したものであります。また、真ん中の写真は、本市の特産である八帖味噌を、やはり、本市特産の石製品として匠の技を持った石職人の手で作成し設置していただいたものです。

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 次に、新たに本市の東の玄関口となりました「岡崎東インターチェンジ」です。利用者数は季節により変動はありますが、1日当たり約4,500台の利用となっており、周辺の事務所からは確実に輸送できるようになったとの声を聞いております。

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 防災力の向上についてお話いたします。
 上の写真は新東名開通前に、開通後事故があっても対応できるよう訓練を行ったときのものであります。
 下の写真は、2013年に国から岡崎市に全国でただ一台配備された全地形対応の消防車両「レッドサラマンダー」が、今年7月に九州北部地域で発生した集中豪雨災害の際に、出動したときのものです。
 以前の岡崎東インターチェンジ周辺は、有事の際には支援の手が届くのに時間を要する地域でありましたが、インターチェンジができたことによって救助・救援までの時間が短縮できるようになりましたので、大変心強く思っております。
 我が国の防災力向上のため、今後もさらなる高速道路網の整備促進が必要であると考えております。

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 次は岡崎東インターチェンジを利用した観光です。
 かつては現地までの交通アクセスが難しいために、観光地としての魅力はあるものの、なかなか誘客に結びつきにくかった地域なのですが、岡崎東インターチェンジを利用することにより、大幅に移動時間を短縮することができるようになりました。現在は観光による賑わいが大変増しております。
 これからのシーズンでは例年11月下旬から12月上旬にかけて「くらがり渓谷紅葉まつり」を行っておりますので、ぜひお越しいただきまして、美しい渓流と紅葉をお楽しみいただければと思います。

 さらに岡崎東インターチェンジでより車で5分の所に、民間事業者によるアウトレットモールの進出が計画されています。これは交通アクセスがよいことなどが選定の理由と聞いております
 様々課題はありますが、実現すれば当地域の経済や、雇用に対して大きな好影響が期待されることから、本市としましても積極的に対応していきたいと考えております。

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 新東名高速道路により、この他にも様々な効果ができているところですが、次の100年に向けた「観光産業都市 岡崎」の基盤となる、さらなるまちづくりを進めてまいります。
 そして、岡崎の子ども達が、自らのふるさとに対し、これまで以上に大きな愛情と誇りを持てる、そんな「夢ある新しい岡崎」を目指してまいります。
 最後になりますが、関係者の皆様方には引き続き、道路整備並びに本市の発展にお力添えを賜りますようお願い申し上げまして、私から意見発表を終わらせいただきます。ありがとうございました。

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2017年11月20日 (月)

『リバ!』2017年12月号

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内田康宏事務所からお知らせです。
『リバ!』2017年12月号が本日発行されました。
徒然市長日記は「日露戦争の地をゆく」です。

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2017年11月15日 (水)

岡崎北高等学校創立110周年記念式

愛知県立岡崎北高等学校

 本年、岡崎北高等学校が創立110周年を迎え、11月9日(木)午後に記念式典が行われました。OBの一人である私も来賓として出席し、お祝いを申し上げましたので御報告致します。


 本日、愛知県立岡崎北高等学校創立110周年の記念式典が挙行されるに当たりまして、岡崎市を代表して、お祝いのご挨拶を申し上げます。
 ご案内のとおり、岡崎北高等学校は明治40年(1907年)に岡崎町立高等女学校として、ここ岡崎の地で開校されました。それから110年の長きにわたり、岡崎市民のみならず西三河地域に暮らす多くの方々の期待に応えながら順調に発展を遂げられ、今ではこの地域に欠くことのできない存在となっておられます。

岡崎町立高等女学校

(明治40年、随念寺を仮校舎として開校)

 また、「高い知性と豊かな情操、たくましい気力・体力の養成」を教育目標に掲げ、今までに数多くの優秀な人材を世に送り出してこられました。卒業生には岡崎市をはじめ西三河各地で、あるいは日本全国でご活躍をいただき、地域社会の発展に貢献をしていただいているところです。
 これもひとえに、歴代の校長先生をはじめ、教職員の皆様方の熱心なご指導と保護者、同窓会並びに地域の皆様の温かいご支援の賜(たまもの)と、心から敬意を表する次第であります。

 今日は久しぶりに懐かしい体育館の中に入りましたが、私が本校に在籍したのは昭和43年から昭和46年ですから、現在の生徒さんのご両親が生まれる前後のこととなります。しかし今も水泳部の活動の折にプールサイドから見たオレンジ色の夕日の鮮やかさは脳裏にしっかりと残っております。

内田康宏

(内田康宏、岡崎北高3年)

愛知県立岡崎北高等学校

 さて、この110年という長い年月の間に、私たちを取り巻く社会・経済・国際情勢はめまぐるしく変化を遂げています。しかしながら、将来の岡崎市を担うであろう生徒の皆さんの自信にあふれた、堂々とした姿を拝見いたしまして、これまでに諸先輩方から引き継がれた精神がいささかも変わることなく脈々と受け継がれていることを実感し、OBの一人としてもうれしく思っております。
 学校関係者の皆様におかれましては、どうか今後とも優れた教育、学校運営を続けていただきますようご期待を申し上げます。

 岡崎市におきましては市制の施行から101周年を迎え、今年は次の100年に向けて新たな一歩を踏み出す大変重要な年になります。これから数年の内に手がけた事業も次々と実現を迎え、本市の景観も人の流れも大きく変わってまいります。これからも私の究極の目的である、岡崎の子ども達が自らのふるさとに対し、これまで以上に大きな愛情と誇りを持てる、そんな「夢ある新しい岡崎」を目指し、全力で取り組んでまいりますので、今後とも一層のご支援とご協力を賜りますようお願い申し上げます。
 最後になりましたが、愛知県立岡崎北高等学校が創立110周年を契機としてさらに発展されますこと、並びに生徒の皆さんの輝かしい未来と、本日、ご参会の皆様方のご健勝を祈念いたしましてお祝いの言葉といたします。

平成29年11月9日
岡崎市長 内田康宏

愛知県立岡崎北高等学校

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2017年11月10日 (金)

平成29年度 国道301号・473号合同要望会

国道301号・473号合同要望会

 10月17日(火)、毎年恒例となっている国道301号並びに473号の県への要望活動が愛知県庁で行われました。豊田市、蒲郡市、新城市、本市の4市合同で要望書を提出しました。当日私が申し上げた要望の内容を御報告します。


 皆さまこんにちは。国道473号整備促進協議会の会長を務めております、岡崎市長の内田康宏です。
 本日は河野建設部長をはじめ、愛知県幹部の皆様方、並びに県議会議会の皆様方におかれましては大変お忙しいなか多数のご臨席を賜り心より御礼申し上げます。
 日頃は、愛知県におかれましては、道路、河川をはじめとする都市基盤整備の推進にご理解とご尽力を賜り深く感謝申し上げます。また、豊田市、蒲郡市、新城市の皆さまにおかれましても、日頃より協議会の活動と事業促進にご尽力いただき誠にありがとうございます。

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国道473号
 国道473号は、蒲郡市の国道23号の接続点を起点とし、岡崎市の東部地区、額田地区及び豊田市の下山地区を南北に縦貫し、静岡県牧之原市の国道150号に至る、総延長約260キロの道路です。
 この協議会の圏域においては、南から名豊道路、国道1号、新東名高速道路、国道301号、国道420号などの東西幹線道路と接続する南北幹線道路であり、三河の山と海とを結び、圏域での生活や産業活動を支える地域間交流道路として重要な路線であります。
 また、新たな日本の大動脈である新東名高速道路とは、岡崎東インターチェンジにより唯一のアクセス機能を有しており、国道473号や国道301号による道路ネットワーク網の形成は、わが国における、ものづくり産業の中心であるこの地域において、地域の産業活動を支える都市基盤として大変重要な役割を担うものと考えております。
 国道473号は、この地域におきましては蒲郡港から三河山間部を結ぶ地域間交流道路として、三河圏域の住民生活や産業活動を支え、蒲郡市から新東名高速道路へ物資を運ぶルートとしても機能する重要な幹線路線となっており、今後さらなる交通量の増加が見込まれるところです。また、この路線は第二次緊急輸送道路に指定されており、災害時の緊急輸送ルートとして安全・安心を支える大きな役割を担っている道路です。

 3市それぞれの具体的な要望事項は以下のとおりであります。

1.蒲郡市
「蒲郡市から国道1号までのバイパス計画について、ルートの決定促進を要望いたします。」

2.岡崎市
「岡崎市夏山町及び桜形町の視距(しきょ)改良の整備を要望いたします。」

3.豊田市
「豊田市和合町から神殿町における道路改良事業の促進を要望いたします。」

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 ご承知のとおり、この路線は各所で順次、整備・改良を進めていただいていることから、住民の生活向上や自動車をはじめとする産業活動に、大きく影響を与えているところであります。要望をさせていただいております、蒲郡市から国道1号まで至る区間において、新たなバイパスがつながることにより、岡崎市はもとより岡崎東インターチェンジを利用する大きな圏域から蒲郡港周辺の観光地へのアクセス性の向上が見込まれます。
 また、本市の東の玄関口に位置する本宿駅周辺にて計画しております、広域観光交流拠点完成の暁(あかつき)には、新たな観光ルートが形成され、三河地域への来訪客の増加による、地域の活性化に大きくつながっていくと考えております。
 岡崎市内及び豊田市内における見通しの悪い急カーブや狭隘箇所、車両とのすれちがいが困難といった箇所の整備が進められることで、中山間地域にある多くの観光地へのアクセス性が高まり、観光拠点を活かしたまちづくりが推進することと期待しております。「観光産業都市」を目指す本市はもとより、日本の成長をリードする本県にとりましても不可欠な路線であると思いますので是非ともよろしくお願いいたします。

国道301号
 国道301号は、広域的な幹線道路であるとともに、地域住民の生活に密着した道路でもあります。本市における区間は豊田市との市境を沿うように道が走っており、最近では大型車両の通行が著しく増加しております。
 しかし、切山町の一部では未だ幅員が狭く、車両のすれ違いが困難な箇所があり、歩道も設置されていない状況にあります。この地域における国道301号は住民の生活道路でもあり、一部は通学バスの運行経路に指定されていることから、安全の確保が急務となっております。

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 現在、県ご当局には順次拡幅整備を進めていただいておりますが、事業中の区間の早期完成について改めて要望いたします。
 301号は緊急輸送走路に指定されていることから、災害時には広域的な応急対策活動に対応できるよう、また、市域を越えた交流と地域連携を支援する、広域的なネットワーク確保のためにも一層の整備促進が図られますようお願い申し上げます。

 最後になりますが、県ご当局におかれましては厳しい財源状況とは思いますが、この地域の経済活動の維持・発展と市民生活向上のため、国道473号並びに国道301号の役割を十分ご理解頂きまして、一層の整備促進が図られますよう要望させていただくものでございます。また、本日ご臨席いただいております県議会議員の皆様方におかれましても、この事業の促進に対しましてご支援を賜りますようお願い申し上げます。


平成25年度 国道301号・473号合同要望会 (2014.02.18)

平成27年度 国道301号・473号合同要望会 (2015.11.01)

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2017年11月 6日 (月)

ハッピーハロウィンりぶら2017

ハッピーハロウィンりぶら2017

 台風22号の接近する中ではありましたが、10月29日(日)、予定通り「ハッピーハロウィンりぶら2017」がとり行われました。
 ハロウィンというアメリカのお祭りがここ数年の内に全国に広まり受け入れられている様子を見るにつけ、〝人間の変身願望〟という言葉を改めて考えさせられます。
 私も今年は念願のダース・ベイダーのいとこ、ヤス・ベイダーとして登場できました。(去年第1回の魔法使いはサエなかった。)
 これからも市民の皆様と共に楽しめる行事として育てて行きますのでよろしくお願い致します。

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―午前の挨拶―
『皆さんこんにちは。ダース・ベイダーのいとこのヤス・ベイダーです。
「ワルザえもんとオカザえもんみたい」ですって?
 ワルザえもんはオカザえもんのハトコです。
 今、岡崎市長と紹介されましたが、それは世を忍ぶ仮の姿、本当は闇の戦士ヤス・ベイダーです。よろしく。
 外はあいにくの台風となりましたが、それにもかかわらず本日は多くの皆さんに「ハッピーハロウィンりぶら」にご来場頂きまして誠にありがとうございます。またこの催しにあたり、多数のボランティアの方々に御協力を賜り心から感謝申し上げます。
 今年は子供や親子向けの「デイタイム」に加え、高校生以上の大人を対象とした「ナイトタイム」も開催の予定でしたが、夜の部は台風のため中止となりそうです。(行われました。)
 今おいでの皆様はハロウィンのダークサイドを思う存分楽しんで下さい。ありがとうございました。それでは始まります。』

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(市長室にて)

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2017年11月 1日 (水)

岡崎市上空より(スカイパトロール)

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 10月4日(水)、煙と同様に高い所にのぼることの好きな私は、2年ぶりに「不法投棄監視スカイパトロール」のヘリコプターに同乗する機会を得ました。いつもより小型のヘリであったため助手席に座ることができました。この事業は、近年山間地に不法投棄をする事件が増加していることを受け、平成25年(2013年)から岡崎市が単独で年2回実施しているものです。(→前回のブログ「空から考える岡崎・額田の未来」)。

 上空からの廃棄物監視では、開発地域内での不法投棄や工場敷地内での多量保管など大規模事案は見当たりませんでした。
 この監視の機会を利用して、今回は、藤田学園の大学病院建設予定地など、上空から撮った写真のみを掲載させて頂きました。空から見た岡崎を楽しんで下さい。

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ヘリコプターにも成田山のお守りはあります

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「藤田保健衛生大学 岡崎医療センター」建設予定地

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岡崎市の中心市街地

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整備中の「トヨタ自動車新研究開発施設」(テストコース含む)

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整備中の「トヨタ自動車テストコース」

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花園工業団地(恵田町、真福寺町)

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滝山寺と岡崎市立常磐中学校

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東公園の恐竜モニュメント(来年2月に仲間が増えます!)

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岡崎公園、りぶら

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2017年10月28日 (土)

友好都市・フフホト訪問記 5.日露戦争の地をゆく

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 今回、大連を訪問するにあたり、私がどうしても足を運びたいと希望したのが郊外にある203高地旅順港であった。ちょうど「友好の翼」で参加された皆さんの訪問コースとなっていたため同行することとした。ただし時間の都合で旅順港は山上からの見学となった。
 明治維新後の我が国の歩みの方向性を決めるターニング・ポイントとなったのは、この日露戦争における勝利である。白人の巨大国を破った有色人種の東洋の小国の存在は世界に大きな影響を与え、同時に日本の国際的地位を高めることになった。軍事的に自信を持った我が国の歩みは、この時に決したとも言える。

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 しかし、戦いに勝利したとは言え、その実態はアメリカの仲介による〝水入り〟の勝利であり、日本の払った犠牲はロシアを上回っており、講和時においてそれ以上の戦いを続けることは不可能であった。対してロシアは欧州に陸軍の精鋭部隊を残していた。日本海海戦における奇跡的な大勝利のイメージが強く、ギリギリの勝利であったことが忘れがちとなっている。しかもその日本海海戦の勝利も、203高地の奪還と、そこからの28センチ榴弾砲による旅順艦隊のせん滅により、バルチック艦隊と五分の勝負ができたことによるものである。
 もし203高地の陥落が遅れたり、奪還できなかった場合、生まれて間もない日本海軍はバルチック艦隊と旅順艦隊の合流した倍する敵と海上で相まみえることとなり、制海権を失った日本軍は増援も無く、大陸で孤立し、逆に欧州から送られたロシア軍に叩かれ、日本はロシアに隷属する運命となったはずである。そう考えると203高地の戦いは日本の運命を賭けた戦いであったと言えるのである。

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(二十八糎榴弾砲)

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 富士ファインの大連工場を訪れた私たちは昼食後、水師営(すいしえい)に向かった。ここは日露戦争における両軍の巨頭、乃木大将、ステッセル中将の会見の場であるが、現地はひなびたあばらやが建つのみだった。

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 玄関の小部屋の左右に、それぞれ10畳ほどの部屋が一つずつあるだけで、ボロボロの土壁の様子を見てもとても歴史的会見の行われた場所とは見えない。中に牛でも飼って農具が置かれていたとしても一向に不思議ではないたたずまいであった。現在は博物館として使われており、右側の部屋には写真と解説のパネルがあり、左側の部屋には戦いの遺品や書などが並べられてあった。そこにあるモノはすべて当時の本物であるということであったが、どうにもウソっぽい様子だった。懐中時計などは現在も動いており、しかもどれでも1個1万円で販売するというのである。それを聞いていかにもこの国らしい商売であると思った次第である。むろん本物ではあるまい。
 わざわざこの地を訪れるのは日本人ばかりであり、中国政府に日本帝国の勝利を記念する施設を整備する意志はなく、荒れゆくままである。しかも本物の建物は一度崩され、現存しているモノは似た建物を使って観光用に再建されたモノなのだそうである。「このままでは施設を維持できないので、寄付すると思ってオミヤゲを買ってくれ」と言うが、値段が結構高く、信憑性もあやしいモノが多かったので私は何も買わなかった。たとえ寄付したとしても本当に施設のために使われる保証すらないのである。

 次に山上の203公園に出かけた。かつての激戦地203高地は今は緑地公園として使われており、緑の山となっていた。現在山頂に残っているモニュメント、石碑、当時の大砲などは日本統治時代に整備されたモノがほとんどである。バスから降りて山頂まで20分ほど徒歩であるが、かなりの急斜面であり、年輩の方には厳しい行程であった。

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 映画でおなじみの戦場としての203高地は、度重なる戦いにより砲弾で耕された赤土山のイメージが強いのであるが、現在は緑の木々に覆われた行楽地となっている。砲弾と機関銃の弾を浴びながらこの急な斜面に塹壕を掘り、鉄条網を破りながら屍(しかばね)を越え突撃を繰り返したのである。
 ただ登るだけで息の切れる急斜面の上で、今から120年ほど前に血で血を洗う大激戦が行われたことを想像することは難しい。時の経過というのはそうしたものであり、すべてを過去のものとして記憶の彼方へ押しやってしまう。山頂からの眺めはただのどかな緑の広がりを見せるだけである。

 日本陸軍の司令官、乃木希典(まれすけ)大将は金州城の攻防戦で長男・勝典を亡くし、203高地の戦いで次男・保典も失っている。登頂の途中、次男の戦死場所に碑があると知り足を運んだが、道が崩れておりたどりつくことができず、その方向に黙とうをして戻ってきた。
 乃木大将は明治天皇の崩御に際し、妻と共に殉死しており、明治という一つの時代のために一家を捧げることになった。近代になっても武士の価値観を捨てられなかった、文字通りラスト・サムライの一人であったと言えよう。

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(乃木大将の妻と二人の息子)

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 元来、乃木大将は軍人というより学究的性格の強い人であり、後に学習院の校長となり、幼時の昭和天皇の教育係となっている。漢詩における素養は中国人の学者もうならせるものがあり、その作品は今日もなお詩吟としてうたわれ、書の題材となっている。
 またこの戦争は日本が初めて戦った近代戦であり、第一次世界大戦に先立って機関銃の洗礼を受けている。当時の日本軍の軍服は黒地であり、赤土山ではさぞ目立ったことだろうと思う。おまけに白ダスキ隊という決死隊を募って切り込み作戦を行ったのであるが、黒い軍服に白ダスキではまるで「ここを撃って下さい」と言わんばかりである。そんなことも想像できないほど当時の日本人は純朴であったのだろう。
 「国のために命を捧げる」精神を双手を挙げて讃える気はないが、現在の日本という国がそうした先人の献身の上に成り立ったものであることを私達はしっかりと記憶しておかなくてはならないと思っている。

 この訪問記の終わりに、日露戦争後、東郷平八郎司令長官によって読まれた連合艦隊解散の辞(秋山真之参謀起草)の抜粋でしめくくりたい。

 百発百中の一砲、
 能く百発一中の敵砲百門に対抗し得るを覚らば、
 我等軍人は主として武力を
 形而上に求めざるべからず。

 惟(おも)ふに武人の一生は連綿不断の戦争にして、
 時の平戦に由り其の責務に軽重あるの理(ことわり)なし。
 事有れば武力を発揮し、事無ければ之を修養し、
 終始一貫その本分を尽(つく)さんのみ。

 神明はただ平素の鍛錬に力(つと)め、
 戦はづして既に勝てる者に勝利の栄冠を授くると同時に、
 一勝に満足し治平に安んずる者より直(ただち)に之をうばふ。
 古人曰く勝つて兜の緒を締めよと。

 近年になり発見され公表された資料を読むにつけ、日露の戦いに日本が勝てたことがまことに不思議に思われる。国力の差に加え、当時の人種間における偏見、今と変わらぬ大国間のパワーゲーム、そうしたものを再検証すればするほど改めて〝天佑神助〟という言葉を想起することになる。

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*連合艦隊について
 今の自衛隊もそうであるが、通常はそれぞれの決められた管区(ブロック)に分散して任務を担っている艦隊が、非常時(開戦時)に一隊となって行動する時〝連合艦隊〟と呼ばれる。(連合艦隊旗艦「三笠」の絵はウィキメディア・コモンズから拝借しました。)

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2017年10月24日 (火)

友好都市・フフホト訪問記 4.書道交流と富士ファインの挑戦

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書道家交流会
 大草原のパオ型ホテルから帰ってきた我々はフフホト市青少年センターで行われた書道家の交流会に出席した。この10年ほど、岡崎とフフホトの交流は、このところの日中間の国際関係の悪化と鳥インフルエンザ、狂牛病などの影響により滞っていたが、両市の書家の先生方の民間交流はしっかりと継続されていたのである。
 ニューヨークにあるグッゲンハイム美術館のように螺旋(らせん)状の坂道の壁面にしつらえた展示コーナーに、岡崎の子供達の絵や書と共に先生方の書も展示されていた。

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 旧知の間柄である書家の先生方の交流ぶりを端で拝見していて心暖まるものを感じたのは私ばかりではなかったと思う。簡単な式典と記念撮影の後、フロアに用意された墨(すみ)と筆により相互に記念の書を書くことになった。「お前さんも書け」と言われないかと冷や冷やしていたが幸いそれはなく、ホッとしたものである。

 現在この地の書道界の重鎮の一人となっている高延青(コウエンセイ)氏は元フフホト市の副市長で、友好都市提携を締結後、最初の訪問団として岡崎市に来られた方であり、私に対し「一衣帯水」と大書した書を揮毫(きごう)して頂いた。一衣帯水という言葉は、山岡荘八氏の小説『徳川家康』の冒頭に出てくる言葉であるが、現実の東アジア情勢はお世辞にも穏やかな海と言えないことは残念である。
 国家間における関係は時の政治事情によって左右されることもあるが、民間の友情や信頼関係がそうしたものを超えて継続できるということを、今回の書道家の皆さんの交流から教えて頂いた気がしている。

大連へ向けて出発
 フフホト市での公式日程を終えた私達は、予想外の雨とカミナリの中を空港へと向かった。日程を終えたあとの天候の変化は一向に構わないが、今回も概して天候には恵まれた旅となった。
 天候には恵まれたものの、この国の交通機関の正確性は相変わらずアテにならない。フフホトから北京空港へのフライトはまたもや1時間あまり遅れた。おまけに到着した北京空港では、パイロットがゲートを間違えたのか管制塔の誘導ミスなのか、旅客機に乗ったまま空港内を20分あまりドライブすることとなった。
 こんなことは初めての体験であるが飛行機で空港内をぐるっと一周したのである。そのため大連(だいれん)行きの便への乗り継ぎがギリギリとなってしまった。

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 さらに、これまで一度も時間どおりに飛んだことがなかったのに、今回の大連行きは時刻表どおりに飛ぶという皮肉な形となった。時間どおりと言っても、大連到着は午後11時過ぎであり、この国で余裕のある旅をすることはなかなか容易なことではないようである。

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富士ファインの挑戦
 訪中5日目となる翌朝、岡崎から中国に進出している富士ファイン株式会社の工場見学に出かけた。
 かつて岡崎から繊維関係の会社が何社も中国に進出したものの、相次ぐ法律の改正と中国政府の方針変更により、事業の継続を断念して撤退したという話を何度も聞かされたことがある。そのような経済環境の中、天安門事件で大揺れしている中国に進出を決定し、今日まで堅実な事業発展を続けてみえる富士ファイン株式会社の存在には、以前から強い関心を持っていた。

富士ファイン株式会社・大連工場

 富士ファインは旧名「富士電線電器」といい、工業用の銅線を製造してきた会社である。単に銅線を作るだけならば、どこの国でもできそうなことである。国家の都合でルールが変わる不安定な環境の中でこの会社が存続し発展してきているというのは、他の追随を許さない12ミクロンの銅線を作ることができたからである。12ミクロンというのは人の髪の毛の5分の1の細さであり、手に持っても、しかと分からない重さである。
 現在このレベルの銅線を安定した品質で作り出せる技術を持っているのは富士ファインを含めて世界中で2社だけであるという。この銅線を作るための銅も純度の高いモノが要求され、1キロ70万円するそうである。IT時代において小型で高性能のモーターが求められる中、この銅線は不可欠な存在であるという。この製品を作るための専用の工作機械をオリジナルな仕様で作り上げているそうである。

富士ファイン株式会社・大連工場

富士ファイン株式会社・大連工場

 そしてもう一つ、富士ファインが力を入れているのは人材の育成である。
 近年は本国日本においても若年労働者が長続きせず、「3年もたずに離職する者が多い」と言われる中、この会社では創業以来の熟練労働者が多いという。真剣なまなざしで作業に集中している大勢の若い女性労働者の様子を見て、中国人の伝統的生活様式(大家族主義)を理解しながら、働く人ひとりひとりを大切にし、個々の能力を的確に判断し、適材適所の仕事を与えてその能力を伸ばしていることに成功の秘訣があるように感じたものである。 (つづく

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