2017年5月18日 (木)

政治と政争

――以下の文章は、5年前の最初の市長選後に書きながら、周囲のアドバイスを受けて棚上げになっていたものである。久しぶりに読み直してみて、今日にも通じると思い発表することにした次第である。――

 先日(注・5年前)某新聞に載っていた「政争の町、岡崎」という記事を読んで、まったく「わかっちゃないな」と感じた。その記事は、『過去を反省し「政争の町」から脱却すること』が『新トップの手腕にかかっている』と訴えていた。
 そもそも政治の原点というものは、戦いである。食べ物をめぐるもの、水をめぐるもの、領土をめぐるもの、また様々な利権をめぐるもの、そうしたものを血を見ずにして解決しようとするところから政治というものが生まれてきた。
 しかし、政治というものの本質がそうである以上、政治が争いというものから無縁ではあり得ない。古今東西の国家間の利益をめぐる交渉ごとの例を見ても、軍事力の行使があろうとなかろうと、そこに力の存在というものが無縁であったケースなど聞いたことがない。この世で政治のあるところに政争のないところなどは無いのだ。それが現実というものである。
 個別の名前は控えるが、愛知県の市町の中でもかつて政争の激しかったところはいくつもある。現在、一見平和的にものごとが進んでいるからと言って、決して政争がなくなっているわけではない。そのことはそこで政治に関わっている人々と話せばすぐにわかることである。現状の表面的平穏は単に双方が折り合いをつけているだけのことである。政争というものは、政治現象が争いごとの過程において温度が上がり沸点に達したときに発する現象であるとも言える。表面上、見えないからと言って無くなっているわけではない。それこそが人間の持つ性(さが)であり、業(ごう)であるからである。

 前述のごとく日本のマスコミの中には何かというと平和的話し合いですべて解決するような論を説く人がいる。しかし実際の世の中には、話し合いとは時間かせぎのための方便に過ぎず、その機に自分達の主張を相手にのませ、逆に相手の言うことなどハナから聞く気のないという人達もいるのである。そうした人間の業のような性質を理解していないから、きれいごとのおためごかしの正論が言えるのである。パワー・オブ・ポリティクスで物事が決まる現実において、話し合いも力の裏付けがあってこそ成立するものである。(北朝鮮が核とミサイルに固執する理由もそこにある。)

 以前私は、カリフォルニア大学バークレー校で政治学を専攻していたアメリカ人の友人フィリップ・キース君に、岡崎の政治について次のように説明したことがある。

Phillip E. Keys and Yasuhiro Uchida

「岡崎という町は、他の地域のように保守と革新が競うという政治土壌はなく、戦前から保守が二派に別れて権力闘争をするという伝統がある。革新勢力はそのときどきでそのどちらかに乗ったり、乗らなかったりという存在である」
「現実に戦前は政友会と民政党の系列で争った時代があり、戦後は愛市連盟VS光会(ひかるかい)の時代、そしてその流れを受け継ぐ者たちの戦いの時代、近年は保守の旧勢力と新興勢力の争いという形になっている。いずれにしても理念性は薄いが、形としてアメリカの政治の共和党と民主党の争いの形態に似ている。それが岡崎の政治風土である」

 彼がこの内容をどこまで理解したかはわからない。その後数年岡崎市に在住し、私の最初の選挙も手伝ってくれたが、将来、彼が大学に戻るとき、日本の政治についての論文を書くための日本の地方政治のあり方の一形態としての研究の材料になればと思って話したことを覚えている。(現在、彼はカリフォルニア州の某カレッジの学長をしている。)

愛知県議会議員選挙(1987年)

 現在の岡崎の政治状況もそうした政治風土の一環と考えるか、都市型の政治形態に向かう成長過程ととらえるかは、その人の見方あるいは趣味の問題だと思う。
 私は、そうした岡崎の政治風土の中で生まれた保守の政治家の一人であるが、岡崎の持つ独自の歴史、伝統、文化、それに基づく地域的思考というものはそれなりにその地域の個性であって、決して恥じるべきものではないと思っている。そうした観点からも、政治の場における権力闘争というものは今後も無くなることはないと考えている。また、これはある意味、世界中のどこでも同じである。人類の存する限り、政争もなくならないのである。レベルの低い無益な争いは極力避けるべきであり、ものごとの折り合いはつけて行くべきであるが、自らの主張を曲げる必要はないと考えている。なぜならばそうした各種異なった考え方の集団の代表が、政治家であるからだ。
 一部マスコミの言う一見第三者的常識論は、決して神の御宣託ではない。鉄砲玉の飛んでこないところで、彼らの商売のネタとしての一面的なきれいごとの論理を展開しているに過ぎない。しかも、一部のマスコミ報道は、一見中立的に見えて実際は逆に政争を煽(あお)っているように見えるときがある。また、自らは他を自由に批判しながらも、逆に自分たちに対する批判は許そうとしない独善的体質があるように感じることもある。
 いずれにしても、私たちは自由主義社会にいながら、いつもどこかで彼らにマインドコントロールされている可能性があることも忘れてはならないと思う。

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2017年5月13日 (土)

3ライオンズクラブの合同例会

岡崎葵ライオンズクラブ、岡崎竜城ライオンズクラブ、岡崎中央ライオンズクラブ

 岡崎葵ライオンズクラブ(1970年3月結成)、岡崎竜城ライオンズクラブ(1972年11月結成)、岡崎中央ライオンズクラブ(1977年3月結成)の3クラブの初めての試みである合同例会が5月11日(木)に開催された。
 出席した折の私の挨拶が、ちょうど最新の市政報告としてまとまっていたものだったので御報告する次第である。


 本日は3ライオンズクラブ合同例会にお招き頂きまして、誠にありがとうございます。また、皆様方には日頃より、市政運営に対しましてあたたかいご理解とご協力をいただいておりまして、この場をお借りして厚くお礼申し上げます。
 各クラブにおかれましては、長年にわたり青少年の健全育成や文化振興、スポーツイベントの開催や観光施設の整備など、多方面にわたる奉仕活動にご尽力をいただいておりまして、皆様方の取り組みに改めて感謝と敬意を表する次第であります。
 さて、岡崎市は昨年、市制施行100周年を迎え、皆様方のご協力により様々な記念イベントを実施することができました。そして今年は、この先100年の礎(いしずえ)を築くための重要なスタートの年となります。

家康行列、五万石藤まつり、将棋まつり
 その先陣となった先般の家康行列におきましては、本多忠勝公役として、俳優で武道家の藤岡弘、さんに特別出演していただきました。当日は現代のサムライと言える藤岡さんの姿を一目見ようと多くの方が集まり、特に模擬合戦の行われた乙川河川敷は大変な人出でありました。一声発するだけで観衆から歓声とため息がもれ、「さすが千両役者とはこういうモノ」と感じた次第です。今回改めて家康公と三河武士団発祥の地である岡崎を市内外の方々にしっかりとアピールできたものと考えております。
 また、先週開催された五万石藤まつり、将棋まつりでは、将棋界のトップスターに加え、連日テレビ等で取り上げられております藤井聡太四段の参加もあり、例年以上の大変なにぎわいでした。

第24回将棋まつり

五万石藤まつり

第24回将棋まつり

 私が余計なことを言ったせいで、プレッシャーとなったのか藤井四段は負けてしまいましたが、これは公式戦ではなく、その後連勝も18に伸びたのでひと安心です。
 このように各事業をとおして町の魅力向上をはかるとともに、充実した市民サービスを提供し続けるには、将来にわたって安定した財源の確保が不可欠であります。そのためには、現在本市の経済の柱であります自動車産業を中心とした「ものづくり」に加え、もう一つの柱として本市独自の自然と歴史文化遺産を活かした「観光産業」の育成が重要と考えております。その第一歩となるのが現在着々と進んでいる乙川リバーフロント地区の整備であります。

乙川リバーフロント地区の整備
 昨年春には乙川河川敷が整備され、殿橋と明代橋のライトアップもスタートしました。多くの市民や観光客の皆さんにお楽しみいただいております。
 また、殿橋と明代橋の間では、平成31年の完成を目指す(仮称)乙川人道橋の工事が進むなど、市民の皆さんが目で見て、整備が進んでいることを実感していただける状況となっております。
 さらに、人道橋と籠田公園を結ぶ中央緑道につきましては、このたび再整備の基本設計を策定いたしました。

中央緑道

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 この計画では、籠田公園から乙川人道橋までを4つのブロックに分け、既存の特性を活かしながら新たな活用方法を見出すこととしております。今年度、より詳細な設計を行い、平成31年度中の完成を目指して整備を進めてまいります。先日、私自身改めて現場に足を運び、この基本設計に沿って担当者と共に現地を確認してきたところであります。
 いつも申しておりますが、決してハードを整備することが最終目標ではありません。これにより出現した空間を使って、いかにまちのにぎわいを取り戻すかということが一番のポイントであると考えております。
 そのためには、公共が整備した空間を民間の皆さんに活用していただき、儲けを出していただくことで、その結果、行政には税としての収入を得るといった、稼ぐシステムづくりが重要であると考えております。

おとがワ!ンダーランド

 例を挙げますと、昨年度にはすでに民間の皆様による新たな挑戦となります「おとがワ!ンダーランド」や、2回となります中部地区最大級の光の祭典「岡崎泰平の祈り」などが開催されています。これら民間主体の公民連携事業は、岡崎青年会議所、市内7大学の協力を得て実施されました。

こども発達センター、額田センター、龍北総合運動場ほか
 他に昨年秋の市民会館のリニューアルに続き、この4月からこども発達センター「すくも」もオープンいたしました。そして、ただ今(仮称)額田センターも建設中であります。
 平成32年には「藤田保健衛生大学 岡崎医療センター」も完成いたしますし、市への移管が決まった県営グラウンド、(仮称)龍北総合運動場の整備も同じ頃完了いたします。

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(仮称)額田センターのイメージ図

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(仮称)龍北総合運動場のイメージ図

 その他に新旧東名高速道路には、それぞれスマートインターチェンジの建設を計画しており、東部のアウトレットの誘致も積極的に対応しております。矢作川堤防リフレッシュ道路や公園の整備も推進中であります。

東岡崎駅北東街区有効活用事業
 JR岡崎駅の再開発事業がこの10月に完成することは、新聞などにより皆さんご存じのことと想いますが、岡崎のもう一つの玄関口であります東岡崎駅の周辺整備につきましても、このたび駅東側の北東街区に、民間事業者の提案により、乙川河畔という絶好のロケーションを活かした9階建てのホテルをはじめとしまして、カフェやレストラン、観光物産や生鮮品を扱うコンビニエンスストアなどの複合施設の進出が決定し、平成30年度末頃の完成を目指して進められます。
 併せまして、東岡崎駅から乙川リバーフロント地区への安全な歩行者動線を確保するため、ペデストリアンデッキを整備してまいります。中央部分には新たな広場が生まれることとなりますので、完成後はイベント会場や朝市、移動ショップのような要素を取り入れた利活用をしてまいりたいと考えています。

 また、ペデストリアンデッキには、これまで様々な機会で申し上げてきましたように、徳川家康と改名した25歳当時の「若き日の家康公」のブロンズ像を川と緑を背景に設置することとしております。これを契機に、何としてもタヌキオヤジのイメージを払拭したいと考えております。
 この家康公像は市民の皆様の浄財をもとに制作を進めることにしておりまして、すでにこの会場の皆様をはじめ、多くの個人や企業の方々から温かいご協力をいただいており大変感謝しております。
 現在、募金も1年目が過ぎたところでありますが、何とか全額、寄附金で完成させたく思い、今後2年続けてまいりますので皆様方の引き続きのご協力をよろしくお願いいたします。

松平定知さん、内田康宏

 家康公像の寄附の点につきましては、先日岡崎を訪れた元NHKのアナウンサー松平定知さんが、大河ドラマ『おんな城主 直虎』のガイドブックの中で好意的な記事を載せて下さっております。他にもカラー刷りで名所旧跡などを詳しく紹介していただいておりますので、全てをご覧になりたい方は一度本屋さんまで足をお運び下さい(『2017年NHK大河ドラマ「おんな城主 直虎」続・完全読本』、産経新聞出版)。

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結び
 これらを始め、ただいま各施策が着々と形になってきております。あと2、3年もすれば景観ばかりでなく、人の流れやにぎわいも大きく変化があらわれますので、ぜひご期待下さい。
 さて、本日は最新の市政の動きの一端をご報告申し上げました。これからも引き続き、福祉や医療、防災や教育といった基本施策にはしっかりと取り組みながら、本市独自の自然景観や歴史文化遺産を活かした魅力あるまちづくりを推進することで、岡崎の子ども達が自らのふるさと岡崎に対し、これまで以上に大きな愛情と誇りを持てる、そんな「夢ある新しい岡崎」づくりに邁進してまいります。
 皆様方には、なお一層のご理解とお力添えをお願い申し上げ、私からの挨拶とさせていただきます。ありがとうございました。

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2017年4月22日 (土)

春のメイン行事、桜を見る会、桜バッジ

内田康宏、原田範次市議

家康行列
 昨年から続けてきた市制100周年記念事業が3月末で終了し、春のメイン事業「岡崎の桜まつり」が続いて行われた。今年は例年になく桜の開花が遅く、4月の半ば過ぎまで桜の花が残っていた。
 4月9日(日)に行われた家康行列も晴天に恵まれ、藤岡弘、氏が扮する本多忠勝公に三河武士の勇姿を御披露頂き、盛況の内に終えることができ喜んでいる。

藤岡弘、さん

藤岡弘、さん

岡崎城下 舟遊び

朝鮮通信使の隊列

2017観光大使おかざき(白井梨花さん、田村汐里さん)

内閣総理大臣主催「桜を見る会」
 4月15日(土)に東京の新宿御苑で行われた総理主催の「桜を見る会」も、開花の遅れのおかげで文字通りの満開の桜の中で行われた。この「桜を見る会」には昨年も出席しているし、秘書時代、県議時代、そして市長になってからと、これまで5回も出席している。今年は御無礼しようかとも考えたが、かつて秘書として仕えた身でもあり、安倍家に逆風の時こそ出席するべきと思い、前日から上京した次第である。
 ところがそんな私の心配をよそに、今年も日本全国から1万6千人を超える招待客が参集し大変な盛況であった。

桜を見る会(2017年4月15日)

桜を見る会(2017年4月15日)

 受付の午前8時半前に到着するために迂回路を通って出かけたのであるが、すでに会場周辺道路は渋滞しており、少し手前でタクシーを降り歩くこととなった。入口で受付票を渡し、識別のリボンを受け取る。昨年はピンクのフチどりのものであったが、今年は黄色であった。

桜を見る会のリボン

桜を見る会(2017年4月15日)

 会場中央では、9時に登壇した総理を中心に、内閣の顔ぶれが並び、後方のテントの中には政財界の要人や各国の駐日大使の姿も見受けられた。挨拶後、総理をはじめ閣僚の巡回が始まったが、いつもの通りロープで仕切られており、しかも20名ほどの護衛のSP(セキュリティ・ポリス)が周りを囲んでいるためなかなか見つけてもらえない。観衆からも「総理!」「安倍さん!」と掛け声が続き、なかなか話しかけることができなかった。
 そこで思い切って「晋三さん」と声を掛けたところ、私の声に気がついて戻って来て下さり、市長選当選祝いの言葉のあと、「次の選挙(衆院選)は大変だから頼むよ」と言って再び列に帰って行かれた。その時には深く考えていなかったが、数日後、幸田町が14区に編入されるニュースを知った時に「あっ、このことを言っていたのか」と思ったものであった。

 続く昭恵さんにも励ましの言葉が飛んでいたが、何度も会っている私の家内を見つけると、手を握って何か話しておられた。涙ぐんでいる様にも見えた。

桜を見る会(2017年4月15日)

 政治家の家で育った訳でもないお嬢さんが、良かれと思って行動したことを悪用され、連日の様に国会とマスコミに叩かれてさぞかし驚かれたことだろうと思う。新聞にはまだそれなりのコード(規定)というものがあるが、週刊誌の記事となると憶測ネタをさらにふくらまして記事とすることもあり、そうしたことに不慣れな当事者のショックは大きく、さぞかし辛いことだろうと同情するものである。

岡崎の桜バッジ
 岡崎市の市制100周年記念の桜バッジのインパクトは意外に大きく、これまでに各地で注目を集めてきた。今回東京でも、何人かから「そのバッジは何?」と聞かれたものである。7期ベテランの山東昭子参議院議員からもおほめの言葉を頂き、一つ差し上げてきた。
 余談となるが、今回のこの桜バッジは100周年事業担当者のヒット作であり、少々大きくはあったがPR効果という点では抜群であった。
 昨年陳情のために上京した折、衆議院第二議員会館地下の食堂に行った。その時レジの御婦人から桜バッジについて問われ「付けてくれるなら差し上げます」と言って渡したことがあった。その後、愛知県の他市の市長から「岡崎のバッジを国会で見た」という目撃談を何回も聞くこととなった。
 それが切っ掛けで各地のバッジが届けられることとなり、今ではレストランにコルクボードが置かれ、そこに各地のバッジが50~60個並んで飾られているとのことであった。何でそんなことを書くかというと、それらのバッジの先頭を飾っているのが東京のオリンピック・バッジでなく、我が岡崎の100周年記念バッジであるということが何とも小気味良かったからである(以下がその写真である)。

衆議院第二議員会館、岡崎市の桜バッジ

 岡崎市役所では桜の季節の終了と共に、新しい岡崎ルネサンス・バッジに付け替えていますが、それはあくまで役所の都合であり、市民の皆様には引き続き桜バッジを御利用頂けるとありがたく思っております。
 ことに女性の方の中にはアクセサリーとして使って頂いている方もみえ、桜バッジを付けて頂いているだけで、即、岡崎市の宣伝になりますので、大変感謝しております。


藤岡弘、さん、今春本多忠勝役に! (2017.01.31)

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2017年4月21日 (金)

『リバ!』2017年5月号

内田やすひろの徒然市長日記

内田康宏事務所からお知らせです。
先日市長がブログに書いた「新しい名刺」の話が、『リバ!』5月号に掲載されました。

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2017年4月16日 (日)

新しい名刺ができました

岡崎市長・内田康宏

 これまでは、見開き四面の名刺を使って来ました。裏面は岡崎の名所史跡と岡崎セントラルアベニューの完成予想図を配し、内側を開くと春夏秋冬の本市のメイン・イベントの説明が載せてあります。
 個人的にはけっこうイケていると思っておりましたが、全国市長会に出席した折、ある市長さんから八面刷りの名刺を頂き、まだまだ上がいることを知りました。

(旧名刺の見開き図)

内田康宏の旧名刺

内田康宏の旧名刺

 2期目を迎えて「岡崎市のセールスマン」を自ら任じている私としては、昨年の選挙が終わってから写真の選定を始め、今回の八面刷りの新たな名刺をつくった次第です。四面刷りにくらべ情報量も多くなり、より視覚的に楽しく分かりやすい名刺になったものと思っています。

岡崎市長・内田康宏

 表紙はありきたりですが、裏面は岡崎城の西側上空からの中心市街地の鳥瞰写真で街のイメージをアピールしました。緑あふれる街の風景の真ん中にS字型に乙川がゆるやかに流れ、晩年の徳川家康公像とオカザえもんが姿を見せています。
 次に上下に開きますと、上側に岡崎市内の名所旧跡(城、神社、仏閣)を配し、下側に現在進行中の乙川リバーフロント計画の様子が分かるようになっています。

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 さらに上下に開いて頂きますと、上から下に春夏秋冬の季節ごとの岡崎の大きな行事と観光のホットスポットの紹介写真が並んでおります。

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 もしこの名刺を入手された方は死蔵させることなく、岡崎のパンフレット代わりにして皆さんそれぞれに岡崎市のPRを行って頂きたいと思っております。岡崎の観光をしっかりしたものとして育てるために、市民の一人一人が自らのふるさとのことをよく知り、熱い郷土愛と共に市外からのお客さんに岡崎市のことを紹介して頂くことを願っております。
 残念ながら私の名刺は何の割引きも付いておりませんし、飲み屋さんのツケもききませんが、よろしくお願いいたします。

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2017年4月11日 (火)

平成29年 退職辞令・新規採用職員辞令・新規採用保育士辞令ほか

 今年も春の年度変わりの季節を迎え、市政の進展のために貢献された職員(168人)を見送り、新たな職員(244人)をお迎えする時期となりました。
 毎年同様の感慨を覚えるものですが、60歳はまだまだ元気で働き盛りであります。ベテランで脂の乗り切った職員を失うことは行政として人材の損失であり、ムダ使いのようにも思えます。かと言って、上がつかえていては若い人達の成長の機会を奪うことにもなり、誠に一種のジレンマであります。
 いずれにせよ、長年本市のため、市民のために献身的に尽くされた一人一人の職員の皆さんには心から敬意と感謝の念を抱く次第です。また、この春から新たに公務員として奉職される若い皆さんには、一日も早く新しい環境に馴染んでそれぞれの持てる力を発揮して頂くことを願うものです。

東海愛知新聞

 時に自分が考えていた仕事と違うと感じたり、自分に合わない職場と思うことがあるかもしれませんが、世の中で自分の望んだ仕事にスンナリと就いている人は一部でしかありません。学校で学んだこととは違う分野に就職している人の方が多いのです。しかも、自分が就きたいと思った仕事が必ずしも本人に向いていないということもありますし、嫌だと思っていた仕事が意外と面白かったりと人生とは不思議なものであります。
 長い目で見れば、どちらも決してムダではなく、若い日の経験は成功にせよ失敗にせよ人生の肥やしとしていずれ自らの血肉となってくるものです。何事も前向きに考え努力することが人生の道を拓くことにつながるはずです。誰しも生涯、無キズで泥をかぶらず生き続けることはありません。ぜひ自らの人生に積極的にチャレンジして下さい。期待しております。
 以下は各交付式で述べた挨拶です。


退職辞令交付式 (平成29年3月31日)
 本日、3月31日付をもちまして定年を迎えられる方、家庭の事情などで退職される方、それぞれ事情は異なりますが、多年にわたる市役所でのお勤め、本当にお疲れ様でした。
 皆さんが岡崎市に奉職されてから本日に至るまで本市を取り巻く環境が大きく変化するなか、仕事を進める上では幾多の労苦があったかと思います。今こうして市政が進展を続けているのは、どんな時も努力を惜しまず、新しい発想を持ち、職務にご尽力いただいた皆さんのおかげであると改めて感謝申し上げる次第です。
 とりわけ昨年7月には、市制施行100周年を皆さんとともに迎え、祝うことができたことは実に感慨深いものがありました。本市は次の100年に向けて新たな歩みを今始めたばかりですが、このようなときに豊かな知識と経験を持った皆さんが市役所を去られることは誠に残念であります。
 今後、再任用として引き続き市政にご尽力いただく方、新たな人生を歩む方など、それぞれ進まれる道は違いますが、本市の市政運営に対しましてこれまでと変わらぬご理解とご協力を賜りますようよろしくお願い申し上げます。
 皆さんは一旦の区切りを迎えるわけですが、これから先にはまだまだ長い人生が続いていきます。まずはお体を大切にしていただき、それぞれの分野でますますご活躍されますことを心から祈念申し上げ、挨拶とさせていただきます。
 長い間、本当にありがとうございました。

新規採用職員辞令交付式 (平成29年4月3日)
 皆さん、おはようございます。市長の内田康宏です。
 まずは採用試験という難問を突破され、晴れて岡崎市職員として採用されましたことに心よりお喜び申し上げます。
 こうして皆さんの顔を拝見しますと、緊張の中にも覚悟や決意、そして希望に満ちあふれた大変良い表情をしていると思います。今日は皆さんにとって岡崎市職員としてのスタートラインです。これから歩む一歩一歩が岡崎市発展の原動力となり、また、皆さん自身の成功の糧となっていくものと思います。

岡崎市・新規採用職員辞令交付式

 さて、今日からは市民としての立場から、行政サービスを提供する側へと立場が大きく変わることになります。まずは、社会人としての基本的な行動を理解し、仕事を進める上で必要な「前に踏み出す力」、「考え抜く力」、「チームで協働する力」をしっかり身につけていただきたいと思います。配属された職場や仕事が自分に合わないと思うことがあるかもしれませんが、最初は何事も訓練であると考え、前向きに取り組んで下さい。必ず将来それが役立つ時があります。
 岡崎市は昨年の7月1日に市制施行100周年を迎え、次の100年に向けて新たな第一歩を歩み始めました。これからの新しい時代を担っていく皆さんには、前例にとらわれない新たな発想と若い力で、将来のまちづくりの一翼を担っていただくことを期待しています。
 最後になりますが、今日から皆さんも岡崎市職員の一員です。自分の立場や責任をしっかり認識していただき、また、本日の決意とこの緊張感を忘れず職務に邁進していただきたいと思います。皆さんの健闘を期待しています。頑張って下さい。

人事異動市長訓示 (平成29年4月3日)
 皆さん、おはようございます。
 4月1日付で総勢1,971人の異動発令を行いました。今回の人事異動では、市制施行100周年経過後のさらなる発展を見据えた施策の展開とともに、福祉や医療、防災、教育といった基本施策の充実にしっかり取り組み、これまで以上に質の高い行政を実現する体制づくりに努めました。
 本市は現在、本市独自の自然と歴史文化資産を活かした魅力あふれる観光産業都市を目指したまちづくりを進めているところであります。管理職の皆さんにおかれましても、本市が都市としてのブランド力を高め、新世紀岡崎のさらなる発展のため、前例にとらわれることなく、常に新しい発想をもって職務に当たるよう努めて下さい。
 また、岡崎らしさを次の新しい時代へ継承するためには、女性職員の活躍や人材育成に努めることが重要になってまいります。職場のコミュニケーションや情報・目標の共有化、自己啓発の環境づくりを日々の業務の中で実践していただき、困難な状況や課題に対して果敢にチャレンジする職員の育成に努めていただきたいと思います。
 職員一人一人が果たす役割を自覚し、向上心を持って職務に励み、市政のさらなる飛躍に努めていただくことを強く希望し、年度初めに当たっての訓示といたします。どうぞよろしくお願い致します。

私立保育園新規採用保育士辞令交付式 (平成29年4月3日)
 皆さん、おはようございます。市長の内田です。
 本日は、平成29年度岡崎市私立(わたくしりつ)保育園新規採用保育士の辞令交付式ということで、採用された皆さん、おめでとうございます。
 本日ここにおみえになる新規採用の27名の保育士の皆さんは、今春学校を卒業されて初めて保育の仕事に就かれる方、あるいは、これまで保育士として十分に実績を積んでこられてこのたび正規保育士として採用される方だと伺っております。いずれの方におかれましても、本日からそれぞれに歴史と伝統のある保育園の一員となられるわけでありまして、本市の宝でもある将来を担う子どもたちが健やかに安心して保育園生活が送れるよう、持てる力を存分発揮していただきたいと思います。
 今、子育て支援は、国を挙げての重要な取り組みとなっており、本市におきましても特に力を入れて取り組んでいる施策であります。なかでも保育園の果たす役割はきわめて重要であると思っております。
 保育園児は私立・公立どちらの保育園に通われても、皆同じ「岡崎市の子ども」でありますので、子どもや保護者にとって同じような保育を受けられることが重要であります。本市といたしましても、市内にある私立18園、公立35園の保育園が連携して保育にあたっていただけるように努めております。
 特に私立保育園に対しましては、2,800名ほどの子どもさんの保育をお願いしている立場といたしまして、保育士の皆さんの処遇や保育園の施設環境の向上などのために助成を行い、特に給与などの勤務条件面におきましては、市の保育職員と同等の水準となるよう補助をさせていただいております。
 次の岡崎を担う子どもたちの健やかな成長のために、皆さんには持てる力を発揮していただき、保護者の皆さんから「岡崎の保育園に預けてよかった」と言っていただけるよう頑張っていただくことをお願いいたしまして、私からの挨拶とさせていただきます。どうぞよろしくお願いいたします。

岡崎の桜まつり

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2017年4月10日 (月)

岡崎市豊富児童育成センター・豊富学区こどもの家開所式

岡崎市豊富児童育成センター、岡崎市豊富学区こどもの家

 額田において、待望の「豊富学区育成センター」と「豊富学区こどもの家」が3月30日(木)にいよいよ開所のときを迎えましたので御報告申し上げます。いつものことながら最新の機能を備えたすばらしい施設ができたものと思います(樫山町の豊富小学校内に開所しました)。

―挨拶―
 本日はお忙しいところ、岡崎市豊富児童育成センター及び岡崎市豊富学区こどもの家の開所式に御出席いただきまして誠にありがとうございます。また、皆様方におかれましては、日頃、児童福祉行政はもとより市政全般に対しましても一方ならぬ御支援を賜り、この場をお借りしてお礼を申し上げます。
 本日ここに児童育成センターとこどもの家が無事に開所できますことは、ひとえに日頃から御支援、御協力いただいております学区総代会をはじめとする関係者皆様の御尽力の賜(たまもの)と心から感謝しております。
 さて、豊富児童育成センターにつきましては、こちらの場所にございました小学校の礼法室を活用し、平成13年4月から「額田児童クラブ」として、平成18年1月の合併後は「豊富児童育成センター」として放課後児童健全育成事業を実施してまいりました。

岡崎市豊富児童育成センター、岡崎市豊富学区こどもの家

 このたびの工事では、老朽化した建物の建て替えに併せまして、平成18年の合併協議のときから検討されてきた学区こどもの家との複合施設として整備することができました。今回完成した建物は、従来のこどもの家と違い、木造による木の温かみを感じるものであり、全室冷暖房を完備し、学区の子どもたちをはじめ学区の住民の皆様の健康づくりの場として活用していただけるものと考えております。
 最後になりましたが、本日御臨席の皆様の御健勝と御多幸をお祈り申し上げるとともに、豊富児童育成センターと豊富学区こどもの家が、地域の皆様にますます愛される施設となりますよう祈念いたしまして私の挨拶とさせていただきます。
 本日はどうもありがとうございました。

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2017年4月 6日 (木)

市政広報番組「平成29年度予算」

 ケーブルテレビ(チャンネルおかざき121ch)の市広報番組『市役所発→情報特急!』で、今回「平成29年度予算」の特集が組まれました。番組に出演いたしましたので御紹介します。


――先日行われた3月議会では、新年度予算を始め様々な議案が議決されました。昨年、市制100周年を迎え、平成29年度は次の100年に向けたスタートとなります。今後どのように進められていくのか大変関心の高いところです。
 それでは最近の主な出来事や新年度予算につきまして、内田康宏岡崎市長に伺ってまいります。内田市長よろしくお願いします。

市長 市制100周年記念事業は「たからの継承」、「かがやきの創造」、「明日へのきぼう」の3つをテーマに、様々なイベントを実施してまいりました。
 年明け1月には、市内47小学校区がそれぞれ積み重ねてきた歴史や文化、自然、景観などを、地域の皆さんの手によりまとめられた『岡崎まちものがたり』が完成し、お披露目をしました。400ページにのぼる読み応えのある素晴らしい記念誌は、今後、市民の「たから」として引き継がれていきます。また、さくら100年プロジェクトにより市内各所で桜の植樹が進められてきました。「桜のまち岡崎」がこれからもずっと続くことを確信しています。

岡崎さくら100年プロジェクト(2015年)

大隅良典名誉教授(2017年2月11日)

――それから2月11日にはノーベル賞を受賞された大隅先生の講演会もありましたね。

市長 はい。大隅良典先生がノーベル生理学・医学賞を受賞されたことは大変喜ばしいニュースで、受賞決定の話を聞いたときは私も興奮しました。
 本市にある自然科学研究機構の基礎生物学研究所で、大隅先生が13年間にわたり研究に取り組まれた成果が、世界的な評価を受けられました。われわれ市民にとっても誇りであり、講演会の開催が実現となったことは、大隅先生と関係者の皆様に感謝申し上げるところであります。本市にゆかりのある方では、初のノーベル賞受賞者の誕生であり、その栄誉を讃え、市民栄誉賞として表彰させて頂きました。講演会には、大隅先生の意向もあり、次世代を担う多くの若者がつめかけ、先生の話を興味深く聞き入っていました。

――さて、市長は昨年10月、市長選を経て2期目の市政運営を迎えました。2期目の抱負についてお聞かせいただけますでしょうか。

市長 はい。昨年秋の市長選挙で、多くの市民の皆様からご支持をいただき、こうして引き続き市政運営を任せていただくこととなりました。2期目は、1期目の4年間に蒔いた事業の「種」が地上に芽を出し、花を咲かせ、その成果を直に感じていただけるものにします。このまちに生まれ育った子ども達が、自らのふるさと岡崎に対し、これまで以上に大きな愛情と誇りを持てる「夢ある新しい岡崎」のまちづくりのため、全力で邁進してまいります。

内田康宏

――なるほど。1期目の取り組みが、より具体的な形となって見えてくるということですね。
 さて、この2月に市民意識調査の結果が公表されました。どのような結果だったのでしょうか。

市長 市内18歳以上の5000人を対象に行った市民意識調査の結果が2月に公表されました。
 「住みやすさ」の項目では、「住みよい」「まあ住みよい」と答えた方の割合が85.6%となり、これまでで最も高い数値となりました。また、9割近い方が今後も引き続き岡崎市に住み続ける意向があると回答しています。買い物が便利、交通の便がよい、緑や自然環境が豊かであるといった回答を多く頂いています。
 市政への関心度については、「非常に関心がある」「ある程度関心がある」と回答いただいた方が63.5%で、平成20年度以降減少傾向であったものが増加に転じております。

――この結果を市長はどのように感じておられますか。

市長 私の1期目の市政運営に対する、市民の皆さまの率直な評価であると感じています。現在進めている事業の成果が、より多くの市民の皆さまに実感いただけるよう、また、岡崎がさらに魅力的なまちとなるように引き続き取り組んでまいります。

――続いて、現在の事業の進捗事業をお聞きしたいと思います。まず、名鉄東岡崎駅周辺地区の整備についてお聞かせ下さい。

市長 現在、整備の一環として進めている「北東街区有効活用事業」の事業予定者が2月に決定しました。民間の活力やノウハウを導入し、市の玄関口である東岡崎駅周辺地区を、公民連携により「誰もが利用しやすいにぎわいの交流拠点」として整備してまいります。
 カフェやレストランの入る2つの商業施設と駐車場、約110室ある9階建てのホテルが建設され、各施設は市が整備するペデストリアンデッキで接続し回遊できるようになります。このペデストリアンデッキは、名鉄東岡崎駅とも接続し、駅から乙川への人の流れを創り出します。各施設のオープンは平成31年度当初を予定しています。

――名鉄東岡崎駅周辺の整備がより具体的になってきましたね。駅前の家康公像の設置もこのペデストリアンデッキでした。

市長 はい。家康公像の制作にあたっては、大変多くの皆さまからご寄附を頂き感謝申し上げます。制作を手掛けている、銅像制作の第一人者、神戸峰男先生により、3分の1サイズの騎馬像が完成し、いよいよこれから実物の制作に入られると聞いています。
 完成すれば、高さ3メートルの台座の上に、等身の1.5倍の騎馬像が屹立し、高さ、大きさ、出来栄え共に日本一の騎馬像が誕生することとなります。家康公像の完成を私も今から大変心待ちにしています。皆さんもぜひご期待下さい。

藤田保健衛生大学 岡崎医療センター

――続いて、現在進められている大学病院の建設についてお聞かせ下さい。

市長 JR岡崎駅の南西約1キロの針崎町地内に、平成32年4月の開院を目指しております「藤田保健衛生大学 岡崎医療センター」の概要が、2月に学校法人藤田学園から提出されました。
 診療は救急科をはじめ22科、一般病床は400床を設置し、医療ロボットなど最先端の技術や設備が導入されます。医師約100名を含め総勢約700名の医療スタッフが診療にあたり、緊急な入院や手術にも24時間365日体制で対応することとなっております。

――新病院の建設によって、私たちの生活にどのような影響があるのでしょうか。

市長 高隆寺町にある岡崎市民病院には救急搬送が集中していることから、現在、市の南部や西部地域における傷病者の救急搬送は、近隣市の病院に頼らざるをえない状況です。また、市内の一般病床の不足も課題となっています。
 そうしたニーズに対応できる医療体制を持つ大学病院の建設により、救急医療体制の充足と、病床不足が改善されることで、地域医療の充実が大きく図られるものと考えております。今後は引き続き、周辺整備、道路環境の整備にも力を注いでまいります。

岡崎市こども発達センター

――次に、この4月にオープンした「こども発達センター」についてお聞かせ下さい。

市長 はい。「こども発達センター すくも」は発達に心配ある子どもの相談、医療、支援を総合的にサポートする複合施設で、子ども一人ひとりの特性に合わせて、医師、保育士、保健師などの専門スタッフが連携し、子どもの自立や成長をサポートします。
 なお、愛称の「すくも」は市民公募で選ばれたもので、みんな元気にすくすく育ってほしいという思いを込め、「すくすく育つこども」を略したものです。

岡崎市こども発達センター

――専門のスタッフの連携で、よりきめ細かいサポートが受けられそうですね。ところで、東公園にある動物園のゾウ舎がまもなく完成ですね。

東公園、ゾウ舎

市長 よくご存じですね。ゾウのふじ子の高齢化に伴い、飼育環境を整えるため、昨年6月から行ってきたゾウ舎の建替え工事が間もなく完成します。ふじ子を、より近くで感じることができる観覧スペースも設置しますので楽しみにしていて下さい。
 また、サル舎におきましては夏場の飼育環境を良くするためドライミストを設置します。その他、現在飼育しているミニチュアホースの伴侶となる新たなミニチュアホースを購入し、人気の「ふれあい体験」の継続など、来園者により楽しんでもらえるよう動物園を整備してまいります。

――最後に、2期目を迎えた内田市長の、平成29年度の予算編成のポイントについてお聞かせ下さい。

市長 今年度の一般会計の予算額は、市税収入、予算規模ともに過去最高額となりました。このように発展する岡崎市を支える、豊かな財政を担っていただいている市民の皆様に改めて感謝申し上げます。
 平成29年度は、本市のこの先100年の礎を築くための重要なスタートとなります。これまで受け継がれてきた歴史を新しい世代へ繋ぎ、今後も持続可能なまちを創っていくため、未来を見据えた、中長期的な視点で施策を実施していく必要があります。そのことから、予算編成の基本方針を「未来を見据えたまちづくりを進める予算」と位置付けております。

――次の100年に向けた新たなスタート、未来を見据えたまちづくり予算ですね。予算規模も過去最高額ということで、これから進められる事業が順調に行われることを期待しています。内田市長、本日はありがとうございました。

市長 ありがとうございました。

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2017年4月 1日 (土)

連合愛知三河中地協・岡崎市長懇談会(2017年)

連合愛知三河中地域協議会

 昨年9月、「連合愛知三河中地域(なかちいき)協議会」の役員、議員の方々から7項目の分野にわたる要望書を頂きました。
 3月30日(木)朝、その回答と懇談の機会を持ちましたので御報告します。おいで頂いた皆様と中身のある意見交換を行えたことに感謝申し上げます。

―挨拶―
 おはようございます。市長の内田康宏です。本日は朝から御苦労様です。
 連合愛知三河中地域協議会の皆様には、日頃から市政に対しひとかたならぬご理解とご協力を賜り誠にありがとうございます。本日は、昨年9月に皆様から頂戴いたしました要望事項に回答させていただきますが、これに先立ちまして、ひとことご挨拶を申し上げます。

 平成28年度は市制施行100周年という節目の年にあたり、先人の築き上げた歩みを振り返るとともに、「新世紀岡崎 飛躍祭」と銘打って、市民の皆様とともに様々な事業を実践し、一年を通して本市の魅力を再発見してまいりました。そして、新世紀となる来年度以降の「新しい岡崎づくり」を、多くの市民や事業者の皆様とともに力を合わせて推進する、そんな公民連携の仕組みづくりにつながったと思っております。
 私事ではありますが、昨年秋の市長選挙では三河中地協様のご推薦をいただき、おかげさまで多くの市民の皆様からのご支援を受け再び市政運営を担うことになりました。
 一期目で提案し、説明を行い、準備をしてきた施策が、国や県、また民間の皆様の協力を得て、これから一つ一つ目に見える形で実現していくことになってまいります。引き続き、次の時代につながる事業の推進に積極的に取り組んでまいりますのでよろしくお願いします。

連合愛知三河中地域協議会

(2016年11月17日、連合愛知三河中地協第27回総会)

 さて、日本経済は数々の経済対策の推進によりまして、雇用や所得環境が改善し、民間の需要を中心とした景気回復が見込まれております。国は働き方改革などの一億総活躍社会の実現に向けた主要な取り組みを行うとともに、経済再生と財政健全化の両立を目指しているところであります。
 この地域におきましては、機械・自動車関連事業を中心に経済は堅調に進んでおります。これも皆様がしっかりガンバっておられるおかげと思っております。先日、ある販売会社の新任支店長さんがご挨拶にみえましたが、「現在地方の多くは人口減少も含め、財政運営にも四苦八苦している所が多いのに、岡崎のように元気な地方があることに驚いています」といううれしい言葉を頂いております。

岡崎モータースポーツフェスティバル

 本市におきましては、平成29年度はこれからの100年の礎を築くための初年度となることから、未来を見据え持続可能なまちを創っていくことが重要と考えています。そして、これらを踏まえて編成してまいりました当初予算案は、お手元にありますように「未来を見据えたまちづくりを進める予算」と位置づけたところであります。
 これらの総合的な施策を通しまして、誰もが訪れたい、住んでみたいと思うまちづくりに誠心誠意取り組み、そしていつも申しておりますとおり、岡崎に生まれた子ども達が自らのふるさと岡崎に対し、より大きな愛情と誇りを持てる「夢ある新しい岡崎」を築いてまいりたいと思います。またここ数年でお約束してきた多くの事業が実現してまいりますので、ぜひそちらもご期待下さい。
 今後の市政の推進については、引き続き皆様と力を合わせて全力で取り組んでまいりますので、さらなるご理解とご協力を賜りますようお願い申し上げ、ご挨拶とさせていただきます。

―要望回答―
 それでは、先般ご要望をいただきました各項目につきまして、主なものを説明させていただきます。

1.「産業・雇用・労働政策」
 本市の強みであり、経済基盤を支える「ものづくり産業」の発展と、さらなる雇用の創出には引き続き取り組んでまいりますが、観光産業をものづくりと並ぶもう一つの経済の柱とすることも重要な課題であり、実施計画における重点施策の一つとしているところであります。
 本年度は「観光産業都市・岡崎」として、観光基本計画アクションプランを策定いたしましたが、来年度は本市の誇るべきブランドである「徳川家康公」を柱にして、マーケティングの実施や家康公観光プロモーションの計画策定、岡崎公園の活用方法について検討を行う予定であります。特に家康公のブランドを生かした観光プロモーションの展開では、公民連携の戦略会議を立ち上げて地域が一丸となって「稼ぐ力」の向上に取り組んでまいります。

2.「男女平等政策」
 「女性活躍のための支援」としては、働きたい女性に対する就労支援や、育休中及び育休復帰後の不安解消が重要であります。また、女性の労働力の需要が高まり、働きながら安心して子育てや介護のできる環境を整備する必要があります。
 まず、子育て環境の整備でありますが、本市南部の岡崎地域における保育需要の増加に対応するため、南部市民センター分館の敷地内に、新たに3歳未満児専用の保育園を整備し、平成30年度の開園を目指してまいります。
 また、老朽化により建替えを行っております山中保育園及び、増改築を行っている私立(わたくしりつ)美合保育園は、年内の完成を予定しているところであります。
 そして4月からは、梅園、広幡、矢作、3園の公立幼稚園を幼保連携型の認定こども園へ移行し、幼児教育と保育と一体的に行うこととなります。これにより、幼稚園と保育園の持つそれぞれの良いサービスを提供できるほか、保護者の就労状況にかかわらず施設を利用していただくことができるようになります。
 放課後の留守家庭児童の居場所づくりについてでありますが、来年度は児童育成センターを常磐学区に新設するほか、細川、六ツ美北部、北野の3学区で増設し、児童の健全育成に努めてまいります。

3.「福祉・社会保障政策」
 こどもの貧困に対する経済的支援として、民間の児童クラブを利用する方への補助を拡充してまいります。
 具体的には経済的に不安定な状況に置かれている世帯への支援として、生活保護を受けている世帯においては月額の利用料の全額を、児童扶養手当を受けている世帯はその半額を補助いたします。
 また、私立幼稚園を利用する家庭に対する就園奨励費につきましても拡充をはかり、低所得世帯やひとり親世帯の経済的負担を軽減いたします。

岡崎市こども発達センター すくも

 この4月より福祉の村において、発達に心配のある子どもを総合的にサポートする複合施設として、「こども発達センター すくも」がオープンいたします。就学後に集団生活になじめない子どもが増えているとのことですが、こういったお子さんは乳幼児からの早期発見、早期支援が大変重要であるということであります。今後は、子ども一人ひとりの特性に合わせて、医師、保育士、保健師などの専門スタッフが連携し、子どもの自立や成長のサポートをする体制が整うこととなります。

4.「教育政策」
 すべての子どもたちが家庭の経済事情にかかわらず未来に希望を持ち、学校生活を送ることができるよう就学援助制度を変更いたします。
 これまで入学後に給付しておりました学用品などの購入費を、平成30年度新入学の児童生徒分から入学前に受給できるようにいたします。また、本年度から始めました4月分の給食費無料化を引き続き実施し、進級、進学時の各家庭における経済的な負担の軽減を図ってまいります。

5.「まちづくり政策」
 災害に強いまちづくりとしましては、東日本大震災の教訓や南海トラフ地震の新たな被害想定を踏まえ、本年度から「地震対策アクションプラン」の策定に取り組んでいるところであります。地震対策は、市民や事業者などの様々な主体が協働して対処していくことが重要であるため、多くの方からの意見をお聞きし平成29年度末の策定を予定しております。

岡崎市総合雨水対策計画

 また近年、頻発する局所的な集中豪雨などの水害対策のため、「総合雨水対策計画」を策定したところでありますが、来年度は具体的な施策を盛り込んだアクションプランを定めてまいります。並行して、住居などへの浸水防止のため止水板の設置費用に対しまして、新たに補助制度を開始いたします。
 住居の耐震化対策といたしましては、来年度は「木造住宅 耐震改修費」の補助を拡充いたします。これまでは補助額の上限は1戸あたり90万円でありましたが、上限を120万円に増額し、木造住宅の耐震化を促進してまいります。

 以上、私から予算の重点施策を中心に説明いたしました。
 このほか、本市の未来につながる中長期的な視点での事業推進など、着実な市政の発展と、健全な行財政運営の、両面に目配りした予算編成であると自負しているところでありますのでよろしくご理解いただきますことをお願い申し上げます。

連合愛知三河中地域協議会


連合愛知三河中地協・要望書提出懇談会(2014年) (2014.10.22)

連合愛知三河中地協・要望書提出懇談会(2016年) (2016.10.06)

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2017年3月29日 (水)

平成29年3月議会 その3(閉会の挨拶)

 先週行われた3月定例会本会議におきまして(3月24日)、平成29年度当初予算案が無事可決され、新しい人事案も同意を頂くことができました。
 以下は、3月議会の閉会挨拶です。


 このたびの3月定例市議会に御提案をいただきました議案につきましては、慎重な御審議を賜り、御議決いただきまして誠にありがとうございます。
 決定されました議案の執行にあたりましては、厳正・公正に努めてまいる所存であります。

 さて、提案させていただいた議案について、議員各位が熱心に御議論いただくことには感謝こそすれ、異を唱えるつもりは毛頭ありません。
 ただ、今回の議案審議の過程でどうしても看過できない発言が、ある会派の議員からありました。先ほどの討論でもあったように、総務企画委員会における第21号議案に反対の立場を表明した会派の意見の中に、報酬審議会委員に対して誠に非礼な発言があったということです。この発言に対し、多くの議員が不愉快な思いをされたと思います。
 これは、熱心に審議をしていただいた報酬審議会の委員を侮蔑した発言であり、任命権者である私としても誠に遺憾であります。
 私が任命させていただいた委員の皆さんは、それぞれ経済界、地元団体、労働団体、市民・女性・青年代表、学識経験者など、各界各層からの推薦を受け、各団体の代表として特別職の報酬を審議していただくのに最もふさわしい、識見と良識を備えた方々であります。
 そうした皆さんの判断を差し置いて、他に何の正当性の根拠を有するものがあるというのでしょうか。(ある訳がありません。)今回の議員の発言は単なる大向こうウケを狙った、独りよがりの意見に過ぎないと考えます。(しかも反対しておきながら、上がった報酬はまた恥ずかしげもなく平気で受け取るのであろうか?)

 また、今議会での同会派の代表質問において、「市長も何度か市民との対話の機会を持ったようですが~」という、事実を矮小化した、現状認識を欠いた発言がありました。
 私は一期目の4年間で、各学区、諸団体との市民対話集会を始め、各種講演会、政策説明会など、小さなものを入れれば300回以上、「何度か」という表現をはるかに上回るペースで直接説明をする機会を持ちました。一自治体の首長として、これほどの政策広報活動を行うことは全国ではあまり例のないことであると自負しております。
 他市の多くは、単に議会審議と決議による結果を正当な根拠として事業を行っております。そのため、時に他市(よそ)からは「実に面倒くさいことをやっているね」とか「少々スタンドプレーが過ぎないかね」などと揶揄されることもあるほどであります。

乙川リバーフロントキックオフフォーラム

(2015年7月12日、りぶらホール)

市民対話集会(岡崎商工会議所青年部)

(2016年2月2日、福祉会館6階ホール)

 議会においては、事実関係をしっかりと認識して、その上で発言を行っていただきたいものであると思います。
 私としましては、今後とも市民の皆様との対話の機会を大切にし、未来の岡崎市のために本会議の皆様の御理解と御協力のもとに、2回の選挙を通して市民から信任された実現すべき公約と政策を着実に推進していくことをお約束するものであります。

 議員各位におかれましては、ますます御自愛の上、市政発展のために御尽力賜りますようお願い申し上げ、挨拶とさせていただきます。ありがとうございました。


平成29年3月議会 その1(市長提案説明) (2017.03.02)

平成29年3月議会 その2(代表質問答弁) (2017.03.25)

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