2019年6月13日 (木)

令和元年6月議会 その1(市長提案説明)

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 市議会6月定例会がただいま、6月3日(月)~21日(金)の日程で開催されています。
 初日に申し上げた所信の一端ならびに提案した議案の大要について、御報告申し上げます。


はじめに
 天皇陛下におかれましては、5月1日のご即位以来、初めての地方公務として、全国的にも注目を集めている中、昨日、高隆寺町の愛知県三河青い鳥医療療育センターをご視察になられました。
 天皇陛下が本市をご来訪された記録としては、昭和 54 年、「第 30 回全国植樹祭」の際に、「お召し列車」が岡崎駅に停車された際の奉送迎が最も新しく、本市を目的地としたご来訪としては、昭和 21 年の戦災地ご巡幸以来 72 年振りのことで、本市にとりまして、この上ない喜びであり、誠に光栄であります。

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(高隆寺町にある愛知県三河青い鳥医療療育センター)

 沿道には多くの市民が集まり、この記念すべき行幸啓を盛大にお迎えすることができました。私自身、新時代「令和」の幕開けに、市政の舵取りを任せていただくことに、大きな喜びとやりがいを感じ、決意を新たにしているところであります。
 皇位継承に伴う重要祭祀である大嘗祭は、11 月に行われますが、大正天皇ご即位の際には、大嘗祭の中心儀式「大嘗宮の儀」で、神々に供える米の産地として、六ツ美地区が悠紀地方の斎田に選定されました。同じく主基地方は、香川県綾川町の斎田が選定されており、昨日、綾川町と「斎田ゆかりの地・交流提携」を締結いたしました。調印は、今後の民間交流の旗振り役となる、双方の組織代表者の立会のもとで行い、議員の皆様ほか多くの来賓の方々にも見守っていただきました。
 これまで 100 年以上にわたり、本市で斎田が大切に引き継がれておりますことを市民の皆様に再認識していただき、地域による文化財の保存・伝承活動が末永く継承されるとともに、斎田を通じた交流が一層活発化することを期待しております。
 また、都市交流としては、本市と沖縄県石垣市が親善都市の提携をしてから、50 周年という大きな節目を迎えました。4月6日には、両市の市長、市議会議長により、新たな時代にも幅広い交流を続け、さらに友好・親善を深めることを確認する「親善都市提携 50 周年記念宣言」に署名いたしました。
 提携当時の昭和 44 年の沖縄は、米軍統治下にあり、提携文書には「沖縄の祖国早期復帰を念願して親善都市の提携を宣言する」と謳われております。
 大変貴重な提携の意義を、この機会に市民の皆様にお伝えできるよう、記念事業として、8月 30 日まで市役所東庁舎ロビーで石垣展を開催し、情報発信をしております。今後は市民ツアーを実施して、市民が主体となった交流事業を進めてまいります。

2020年東京オリンピック・パラリンピック、世界ラリー選手権
 6月1日には、スポーツに関連した、大変うれしいニュースが飛び込んでまいりました。来年4月6日から7日にかけて愛知県で行われる東京 2020 オリンピックの聖火リレーのコースの一部に、本市が選ばれたことが公益財団法人・東京オリンピックパラリンピック競技大会組織委員会から公表されました。
 世界的なスポーツの祭典であるオリンピックの聖火リレーは、昭和 39 年以来となりますので、本市としましては、またとないチャンスとして積極的にコース誘致に手を挙げてきました。コースの詳細については、これから決まっていきますが、岡崎城付近をスタートして、桜城橋がゴールという、桜の季節に、岡崎市をPRするのにふさわしいコースになるようです。

 更に、本市が誘致を図っている国際スポーツ大会の一つに世界ラリー選手権、通称 WRCがあります。
 この競技について、ご存知の方も見えると思いますが、市販車を改造した車両で行うタイムアタックレースで、本場ヨーロッパでは F1と並んだ、人気のあるモータースポーツであります。現在、令和2年の日本開催にむけて招致活動を行っている「世界ラリー選手権日本ラウンド招致準備委員会」に対しまして、本市も協力しているところであります。
 この WRC に先立ちまして、今年の 11 月に、PR 及び実効性や安全性を確認するためのテストイベントが、愛知県と岐阜県をまたがるコースで開催することが決まりました。
 本市で走ることは決定されましたが、コースの詳細は、これからということなので、岡崎市を世界に発信できる絶好の機会ととらえ、本市の PR と多くの市民が観戦できるよう招致委員会に働きかけしてまいります。

岡崎市立愛知病院、藤田医科大学岡崎医療センター
 愛知県がんセンター愛知病院の岡崎市への経営移管につきましては、覚書を交わしてから1年という短期間で、愛知病院の開設準備、市民病院との診療機能の再編について準備を進め、この4月1日から岡崎市立・愛知病院を開院することができました。

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 また、4月から、市民病院が「地域がん診療・連携拠点病院」として厚生労働大臣から指定されました。これは、質の高いがん医療が受けられるよう、がんの診療機能など一定の要件を満たす病院を、県の推薦により厚生労働大臣が指定するものです。この度の経営移管に伴い、最終的には、愛知病院の全てのがん医療を市民病院に集約する予定であり、今年度は、市民病院のがん医療の充実を図るため、PET-CT検査装置の導入準備を進めております。
 今後は、この地域における、がん診療の中核を、市民病院が担うことになりますので、引き続き、がん診療機能の充実に向けた取組みを進めてまいります。また、本市では、急な病気やケガに対応するための救急医療体制の充実も図っております。
 24 時間 365 日いつでも対応可能な2次救急・医療機関として、来年4月に開院予定の藤田医科大学岡崎医療センターの開設に向けた支援を行うとともに、現在、救急対応していただいている1次から3次の救急医療機関と藤田医科大学・岡崎医療センターが連携して、より良い救急医療の提供ができるよう協議を重ねております。
 救急医療についての情報発信手段を見直し、4月から市政だよりに2次救急医療・当番病院の実施日の掲載や、ツイッターでの救急医療情報の提供を開始いたしました。ツイッターのフォロワー数は、開始後約1か月で 200 人を超え、多くの市民が必要としていることを改めて実感しております。救急医療体制の充実とあわせて、今後も多角的な視点からの情報発信に努めてまいります。

小中学校のエアコン整備事業、おかざきかき氷街道
 暑さ厳しい夏の足音が近づいておりますが、小中学校のエアコン整備事業について、進捗状況を報告いたします。
 昨年度から進めてまいりました全小中学校 67 校、1,790 教室へのエアコン設置工事は順調に進み、先月より順次、試運転を始めております。個々の教室の状況に合わせて、エアコンの設置場所や台数を工夫したことに加えて、運転効率を高めるため、各教室に遮熱カーテンもあわせて設置しております。子どもたちに、もう暑い思いはさせない、という思いで進めてきましたが、夏前にエアコンの設置が完了、運転開始となることを、大変うれしく思っております。快適な環境の中で、次代を担う岡崎の子どもたちに、のびのびと学習活動や学校生活を送っていただきたいと思っております。

おかざきかき氷街道

 暑さを吹き飛ばす取組みとしては、「おかざきかき氷街道」を昨年度から始めております。
 愛知県から「いいともあいち食の街道」の認定を受けており、額田の天然水を氷にし、山や里の恵みをふんだんに使ったシロップ「まるっとぬかた」のおいしさで、観光情報誌等への掲載も相まって、市内外から多くの方にお越しいただいております。「おかざきかき氷街道」は、山村活性化対策の一環として行っておりますが、その他にも、木材、薬草、自然薯、鮎など、地元の皆様が中心となって地域資源を発掘し、それらを活用した地域の振興に取り組まれており、本市としても支援しているところであります。
 また、この春から、岡崎公園内の売店「おかざき屋」と道の駅・藤川宿に、額田の特産品コーナーを設置しており、額田地域の魅力が都市部の皆様に伝わり、交流もさらに促進するよう取り組んでまいります。

岡崎市の人口
 さて、この3月に、次期総合計画策定の基礎となる市の将来人口について、2015 年の国勢調査の最新の数値を用い、2050 年までの推計を公表いたしました。この結果、総人口は当面緩やかに増加し、2035 年に約 39 万 5 千人とピークを迎え、その後は緩やかな減少局面に入るものの、2050 年においても、約 38 万 8 千人と、現在と同程度の人口が維持できるものと見込んでおります。年齢階層別の推計につきましては、「0歳から 14 歳の年少人口」と「15 歳から 64 歳の生産年齢人口」は緩やかに減少し、「65 歳以上の高齢者人口」は徐々に増加していくとの結果が出ております。
 これらの推計から、本市は今後 30 年間で、総人口は維持しつつも若年世代が減少し、高齢化の進展が着実に進んでいくことが分かりました。
 本市としては、これからも「50万都市・岡崎」を念頭にまちづくりを考えてゆく心づもりでありますが、今後は、将来的に人口減少局面に入っていくことを踏まえ、中枢中核都市として広域的な視点も加えた、まちづくりを進めていくことや、高齢者の健康寿命を延伸し、元気な高齢者が社会で活躍できるような、まちづくりを進めるとともに、市政運営においては、市民サービスの向上と行政の効率化を図るため、ICT、情報通信技術を活用した施策を推進することが必要であると考えております。

条例議案、補正予算議案
 それでは、本議会に提案をいたしております、議案について説明をさせていただきます。
 条例議案は、全て改正条例でありまして、地方税法等の一部改正に伴い、関連する規定を整備する「岡崎市市税条例等の一部改正」、介護保険法施行令の一部改正に伴い、所得の少ない第1号被保険者の介護保険料率の減額について定める、「岡崎市介護保険条例の一部改正」など8件を提案させていただいております。
 その他議案といたしましては、中央緑道等整備工事に関する「工事請負の契約」、災害対応特殊屈折はしご付消防ポンプ自動車に関する「物品の取得」など、7件を提案させていただいております。
 次に、補正予算議案でありますが、一般会計は5億 5,457 万1千円の増額、特別会計は3億 757 万6千円の減額補正をお願いしております。
 総務費では、寄附金をいただいたことに伴う、防犯カメラ・設置工事・請負費などの計上、民生費では、幼児教育・保育の無償化に伴う、子ども子育て・支援システム改修委託料などの計上、岡崎地区に保育所を新設するための土地購入費の計上、教育費では、幼稚園に通う低所得者等の副食費を補てんするための子育て支援施設等利用給付費の増額などをお願いしております。
 債務負担行為につきましては、コンベンション施設整備の事業者を募集するにあたり、先行して用地を確保する必要がありますので、債務負担行為の追加をお願いしております。
 続きまして、特別会計でありますが、阿知和地区工業団地造成事業特別会計では、一部の地権者への2回目の支払いが次年度以降になるため、土地購入費の減額、及び、用地取得に要する経費につきまして、債務負担行為の設定をお願いしております。
 以上が、今議会に提案をいたしました議案の大要であります。

乙川リバーフロント地区の整備
 最後になりますが、乙川リバーフロント地区についてであります。多くの皆様のご理解とご協力で事業を進めてきましたが、ようやく目に見える形が整ってまいりました。

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 中枢中核都市の玄関口として 50 年に一度の大改修を行っております、東岡崎駅周辺では、「オト リバーサイドテラス」という名称に決まった、北東街区・複合商業施設において、6月1日に駐輪場が先行オープンいたしました。今後は、8月1日に駐車場・原付駐車場、9月8日にホテル、9月中旬からショップやレストランが順次オープンし、11 月2日にはグランドオープンのイベントも予定されております。
 同じ日、11 月 2 日には、いよいよ若き徳川家康公の騎馬像のお披露目も行われます。家康公像は、駅のホームや名鉄の車窓などからも眺めることができ、間違いなく本市の新たなシンボルになると確信しております。是非ご期待ください。
 駅前広場では、本日午前9時から、新たに東口一般車ロータリーが供用開始し、現在の駅前北口ロータリーと合わせてご利用いただけるようになりました。

 また、東岡崎駅周辺は、JR岡崎駅周辺とともに4月に施行された、「岡崎市生活環境の美化の推進に関する条例」により、10 月から路上喫煙禁止区域に指定し、歩きたばこなどのないきれいで快適なまちづくりも合わせて推進してまいります。環境配慮に関して付け加えますと、本日から、ごみや資源の分別方法の検索や、ごみの収集日をお知らせする機能などを搭載した、「ごみ分別促進アプリ」の配信を開始しております。このアプリを、スマートフォンなどにダウンロードしていただくことで、ごみ収集カレンダーなどを、お手元で手軽に確認することができます。多言語に対応しておりますので、多くの市民にご活用いただけたらと思っております。

 そして、この4月には、太陽の城跡地で整備を検討しております、コンベンション施設の基本計画を公表させていただきました。

コンベンション施設整備基本計画

 計画では、施設の基本コンセプトを「まち・ひと・かわ を結ぶ 交流拠点」として、QURUWA 戦略における公民連携による、まちづくりの拠点施設という位置づけを明確にしています。また、各界から大変強い要望があります、1,000 人の方が会議・式典やレセプション・懇親会を開催できるホールを核とするコンベンション施設とそれに併設されます「上質なおもてなし」を提供するホテルなどの必要性や、施設の規模等を整理しております。
 コンベンション施設とホテルの整備は、令和5年の春の開業に向け、今年度の秋には民間事業者の募集を行います。
 この拠点施設をきっかけとしまして、QURUWA 戦略で掲げます、「公民連携まちづくり」を更に進めるとともに、MICE の取組みも推進し、観光産業都市岡崎の実現につなげてまいります。
 これらの施策は、単に観光客を増やしたいということだけでなく、「市民が楽しく・快適に暮らすことができる街にしていきたい」という想いが根底にあります。他所から岡崎に来てもらうには、そもそも岡崎市民自身が「面白い!」と思える街でなければ誰も来ないと思っております。まだ道半ばでありますが、引き続き皆様と力を合わせてこの目的のために更に岡崎市を盛り上げてまいりたいと考えております。
 以上、ご説明を申し上げますとともに、提出をいたしております、諸議案につきまして、よろしくご審議の上、ご議決を賜りますようお願い申し上げまして、説明を終えさせていただきます。ありがとうございました

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2019年6月 9日 (日)

連合愛知三河中地域協議会における市政報告

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 6月3日(月)、日頃、市政運営に大きな御理解と御協力を頂いている「連合愛知三河中地域協議会」の幹部、代表者の皆様方と市政についての対話集会を行いました。
 当日は市政報告の後、各出席者からまちづくり、防災、道路建設、渋滞問題、公共交通等について中身のある意見交換の場をもつことができ、感謝申し上げます。
 以下は当日の市政報告の内容です。


 皆様、こんばんは。市長の内田康宏です。
 皆様方におかれましては、市政運営に対しまして格別のご理解とご協力をいただいておりますことに改めて感謝申し上げます。また、このたびは私の市政報告の時間をいただきまして、ありがとうございます。
 このように自ら市民の皆さんのところに出向き、直接語りかけるというのは、顔の見える民主主義を標榜しております私独自の政治手法でありまして、市長就任以来、これまでに市民対話集会をはじめ、各種講演会や政策説明会として繰り返してまいりました。

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 昨年からは高等学校でも行い、時には小中学校に出向くなど、様々な機会を捉えてこれまで360回以上にわたり、映像と共にこうした市政についてお話をさせて頂いております。今回もそうした1回であります。
 本日は最新の内容となっておりますので、どうぞよろしくお願いします。

 さて、私が市政を担当させていただきまして、これで7年目を迎えております。
 これまで皆様方をはじめ、多くの方々のご理解とご協力のおかげで各事業を順調に進めることができました。物事が達成されるには、天の時、地の利、人の和が必要であると言われますが、まさにこうしたものを得て、当初の公約の9割方が完成に向かっていることを感謝しております。
 また、幸いなことに、現在、岡崎市を含むこの地域の産業構造は堅調であります。日本中の多くの地方都市が人口の減少と財政難で四苦八苦している中、愛知県の工業製品出荷額は46兆8,000億円と、全国で断突の1位であります。それも、ここ40年ほど連続して1位であります。
 しかも、2位の神奈川県が17兆9,000億円、3位の大阪府が16兆8,000億円である中、驚くことに、岡崎市と豊田市と安城市の3市だけで19兆円を超えております。
 まさにこの地域は日本の産業の中枢を担っており、「ものづくり」によって豊かな地域が支えられていることがわかります。トヨタ自動車の豊田章男社長自らが、これからの産業構造の変化を予言してみえますので、油断はできませんが、まだしばらくは現在の「ものづくり」の体制は続くと考えております。

 本市の経済の柱であります「ものづくり」にはこれからも変わらぬ支援を続けてまいりますが、岡崎市におきましては、これに加えてもう一つの経済の柱として、本市独自の美しい自然と歴史的な文化資産を活かした、「観光産業」の育成が重要であると考えております。
 殊に観光産業は観光に従事している方だけではなく、印刷や食べ物など他の分野への波及効果も大きいものであり、その進展に力を込めております。
 そのための第一歩となるのが現在進めております、乙川リバーフロント地区の整備であります。事業を始めて以来、皆様方をはじめ多くの方々のご理解とご協力のもと着実に整備が進み、今や乙川河畔が生まれ変わりつつあります。

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 この春には、人道橋の名称と、橋から籠田公園に向かう通りの愛称が正式に決まりました。
 橋は「桜城橋(さくらのしろばし)」と名付けられ、通りは、「天下の道」となりました。これは共に市内の中学生から提案頂いた名前であります。今回、市民の皆様をはじめ全国から応募いただいた4000件もの名前を、夏の生徒市議会からの提案を採用して、市内の中学生に選考していただき、選ばれた各5つの名称を、ふたたび市民の皆様の最終投票により決定したものであります。

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 現在、各施設の整備がいよいよ大詰めを迎えているわけでありますが、残念ながら未だに橋に100億もかかると誤解されている方がお見えになります。先日、偶然乗ったタクシーの運転手さんから「どうして橋に100億もかけるんですか」と言われガックリきてしまいました。これは一部の政党が意図的に流したデマ情報の影響であります。
 実際には東岡崎駅前のペデストリアンデッキや乙川河川緑地、籠田公園、中央緑道など中心市街地の整備の事業の総額が99億7千万円であります。しかもこの半分近くが国の特別交付金によって事業が進んでおり、この点が我々の努力の成果であると思っております。
時に、特別待遇と言われますが、今年度も交付金は満額回答をいただいており、この事業全体の有用性がしっかりと国から認められている結果であると思っております。
 橋自体は約22億円でありまして、これも決して安い金額ではありませんが、ただ渡るだけの橋ではなく、このエリアに新たな賑わいを生む拠点の一つにしたいと考えております。橋の表面や手すりなどに岡崎産のヒノキを使用した木装の橋として仕上げてまいります。
 また、橋の上には電源設備を設けるほか、民間の方からの要望に応え、屋根を取り付けられるような整備をしてまいりたいと考えております。こうすることで、橋の上でカフェや物品の販売など、天候を気にせずにできるようになります。すでに農協さんなどに、地元産野菜や果物の販売などをお願いしていることころであります。

 また、桜城橋から籠田公園の整備ではすべての世代が楽しくすごせる公園環境をつくり出すとともに、安心してその場所を歩いていただき、休憩やくつろげる場所を提供していきたいと考えております。併せて、イベントなど様々な用途に使えるよう電源設備や水道を整備するほか、欧米の公園のようにキッチンカーの乗り入れもできるようにしてまいります。

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 さらに通り沿いには岡崎の石工職人の腕と力を存分に発揮していただいた徳川四天王の石像も配置してまいります。この石像は、それぞれの武将が持つ歴史的エピソードを再現したものであり、完成後にはスマートフォンなどをかざすと4,5か国語の多言語の案内が聞けるようにしたいと考えております。
 この石像はすでに完成しており、緑道の完成に応じて設置する予定です。
 これらの整備については、決してこのエリアだけが良くなればいいというものではなく、有効なものは市内に250ほどある公園整備等で、地元の意向もふまえながらそれぞれの地域に合った形で取り入れていきたいと考えております。

 先日、籠田公園の工事の進捗を見てまいりましたが、木装風のひさしが多く設けられ、温かみのあるLED照明も設置されていました。この照明は家の中でくつろげる程度の明るさとのことで、本なども十分読めそうなほど明るいものとなっていました。他の町で同様のものを作ったところ、夜は受験生が集まっているそうです。

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 併せて、暑い日に子供が遊べるような噴水も設置してまいります。この写真は私がフランスで見たものであり、市街地の一角に設けられていたものです。この噴水周辺には柔らかいゴムチップを敷き詰め、登って遊べる丘も設けます。
 手前のテーブルや椅子から子供の遊ぶ姿を見ていられますし、一日中、快適に公園をご利用いただけるようになるものと期待しております。そして、この公園の整備には額田の木材も使うことで、山林の整備につなげていきたいと考えております。山林の整備は防災にもつながりますし、豊かな海をつくることにもなります。
 今回のリバーフロント計画は、ただ形を作って終わりではなく、出来上がった空間をいかに活用してまちのにぎわいを生み出すかということが一番のポイントであると考えております。そうした意味で、これからが本番だと思っております。

 ただ今、リバーフロント地区内の豊富な公共空間を活用してエリアの活性化を目指す公民連携プロジェクト「QURUWA戦略」に取り組んでいるところであります。これは、名鉄東岡崎駅を出発点として、桜城橋、籠田公園、りぶら、岡崎城、乙川河川敷までをめぐる動線がアルファベットのQの字になること、そして、この動線が岡崎城の外周、すなわち総曲輪に重なることからこれらをかけて「QURUWA(くるわ)」と名付けたものであります。

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 現在、このエリア内では、公共空間を利用したさまざまなプログラムを実施いたしまして回遊性など検証する社会実験や、乙川の豊かな水辺空間で楽しみ、新たな賑わいの創出を目指した「おとがワンダーランド」などが実施されております。
 さらに、乙川に直径約8cmのLEDボールを流し川面を青く染める中部地区最大級の光の祭典「岡崎泰平の祈り」などの事業を官と民で連携して取り組み、これまで4年間、まちの賑わいを生み出す活動に取り組んできたところであります。
 中には、泰平の祈りが縁結びの機会となり、「結婚できました」とお礼を言われることもありました。殊に、泰平の祈りは毎年大変な人出であり、今年からより多くの来場者にゆっくり楽しんでいただけるよう、実施エリアを拡大する予定であります。
 本当は吹矢橋からと言いたいところですが、本年は明代橋から桜城橋、殿橋をくぐるようにしてまいります。ちょうど今までの倍の長さとなり、より多くの方に楽しんで頂けるものと思います。

 さらに今年度からは、「コンベンション施設・整備業務」として、「太陽の城跡地」を有効活用し、公民連携によるコンベンション施設の整備や、ハイクラスの民間ホテルの誘致を進めるにあたり、この秋より事業者の募集を行ってまいります。
 これまで商工会議所はじめ、ロータリークラブやライオンズクラブ、医師会の皆様など本当に多くの方から、「岡崎で大きな会議や式典ができない」「大事なお客さんを招待できない」との声をいただいてきましたが、この施設ができることで、そうした要望にもお応えできるものと思っております。
 また、乙川リバーフロント地区の西側に隣接する、名鉄線路下流のテニスコート、ローラースケート場を再整備し、加えて、多目的広場、駐車場などの整備に取り掛かってまいります。これをすべて臨時駐車場として使うと、約400台の車が止められるようになり、桜まつりの渋滞緩和や乙川河畔のさらなる利用促進につながるものと期待しております。市内には多くの民間駐車場がありますが、臨時駐車場として大型イベント時のみの使用ですので競合の可能性は避けられるものと思います。また、駐車場の総合的管理とパネル表示による利便性の向上を考えています。

 次に東岡崎駅周辺の整備についてであります。
 駅の北側では、この秋からお使いいただけるよう中央デッキの工事が進められております。このデッキの上には、市民の皆様方からのご寄付を頂いた1億円を超える浄財を得て、「若き日の家康公」のブロンズ製の騎馬像がお目見えします。

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 この像を手掛けていただいているのは、日本のブロンズ像制作の第一人者であり、日展の審査員でもある神戸峰男先生であります。
 この像は台座も含めて高さ9.5mという日本一の高さと威容をほこる騎馬像となります。完成後は、駅のホームや名鉄電車の窓からも見ることができ、間違いなく岡崎の新たなシンボルになると思っております。
 さらに、このデッキの先では、乙川河畔という絶好のロケーションを活かした9階建ての新しいホテルや岡崎にはこれまでなかったようなおしゃれなカフェやレストランが入った施設「オト リバーサイドテラス」の工事が着々と進んでおります。この名称ですが、乙川の「乙」とJAZZの街に響く楽器の「音」に由来するとのことであります。

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 この新たな商業施設は、今月より駐輪場がオープンしたのを皮切りに、9月には立体駐車場やホテル、一部店舗が順次開業し、11月2日にグランドオープンを迎えます。これら店舗は、夜間まで営業しているということで、私も楽しみにしております。
 先日、国のお役人を案内して現地視察してまいりましたが、像を背景に乙川の流れと岡崎城、夕陽を臨む風景は、一幅の絵のようでした。このエリアは今後、さらに快適で魅力的な駅前空間として大きく変わってまいりますので、大いにご期待ください。

 そして、本市の観光の起点となります岡崎公園でありますが、これからは家康公生誕の城にふさわしい史跡として再整備をしてまいります。
 特に、公園内にある戦国期から江戸時代にかけて整備された堀や石垣は、専門家が見ても歴史的価値の高いものであり、岡崎城の最大の売り物であると思っております。ただ今、可能な限り当時の様子が分かるような城跡整備を進めているところであり、その第一歩として、これまで菅生川端石垣をはじめ、岡崎公園とその周辺で発掘調査を実施してまいりました。

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 昨年9月には、天守台石垣の発掘調査で、徳川の家紋である三つ葉葵の金箔瓦が発見されました。これは名古屋城に続き全国で2例目であり、岡崎城と徳川家の強い関りを示す大変貴重な歴史的資料であるとのことであります。現物を見ると、「よく判ったな」と思うほど微妙なものであり、目利きの学芸員のお手柄であります。
 また名古屋城と同様に、岡崎城についても遠からず、延命か建て替えか、はたまた木造か鉄筋かという問題に直面する時がまいります。旧家の多い本市であります。倉庫やお蔵の中からこれはと思う資料などを見つけられましたら、ぜひ、その情報を市までお寄せください。

 また、岡崎市にはお城以外にも徳川家ゆかりの寺社仏閣をはじめ、歴史ある建造物が数多くあります。市民の方にもあまり知られていませんが、国の文化財指定の施設だけで13あります。なんとこれは名古屋と同数です。
 これら施設、とりわけ宗教関係の建物に対して、行政では文化財に指定されてないと保存・修理などの手助けをすることが難しい状況にあります。さらに、特定の宗教法人に対する支援であると、議会からも反対の声も聞かれます。この課題に対応するため、今後、民間と協力して支援する組織・財団を立ち上げるなど、何らかの形で支援できる仕組み作りを検討してまいります。
 そのような中、滝山寺の隣にある日吉山王社(ひよしさんのうしゃ)の修復において、地元や民間企業の皆様がNPO法人を立ち上げ、修繕費を募っているとのことであります。民間からこのような動きがあることを大変心強く感じているところであります。

 そして、これらの事業以外にも、岡崎市内各地において多くの事業が動き出しております。
 まず、市の北部では、愛知県から移管を受けた、旧 県営グラウンド、龍北総合運動場の整備がはじまりました。今回の整備では、1,000人収容のスタンドを持ち、最大で5,000人が入ることのできる第3種公認の陸上競技場を整備することをはじめ、本市初となる人工芝をはったサッカー・ラグビー場や硬式野球のできる野球場を設けるなど、これまで以上に使いやすい施設としてまいります。

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 来年、2020年7月に全面供用開始予定ですので、ご期待ください。また、かつてあった流水プールのように、親子で一日楽しめ、フード・コートをもつ大型プール、できれば砂浜やヤシの木、夜間照明を持つ施設を民活により実現したいものと考えております。

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 商工会議所はじめ、各民間事業者からの強いご要望を多くいただいております、新たな工業団地、阿知和地区工業団地を2024年度の完成を目指して整備してまいります。
 併せて、東名高速道路の阿知和地区へのスマートインターチェンジの開設に向け、着々と準備を進めているところであります。先日も国へスマートインターチェンジの開設に向けた要望会に行ってきたところであります。さらに、個別の企業による移転計画にもなるべく柔軟な対応をとってゆきたいと考えます。

 そして、南部地域におきましては、本市の南の玄関口でありますJR岡崎駅前の再開発事業が進んでおります。
 駅の東口では、昨年、新たな顔となる商業施設「ララシャンス岡崎」がオープンし、駅前の「出会いの杜公園」も整備されました。この公園は、イベントなどで利用できる電源設備を設けており、地元の協議会の方々を中心に定期的なマーケットが開催されるほか、夏祭りをはじめ各種イベントが実施されております。
 この秋には駅と公園をつなぐペデストリアンデッキも完成するほか、駅の西口においてもこれから整備に取り掛かってまいります。

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 また、市民待望の藤田学園の新大学病院につきましては、24時間365日の救急医療に対応し、市民病院の2/3の規模となる、22の診療科と400床の病床を持つ総合病院が来年、2020年4月の開院を目指して整備が進められております。藤田学園としても三河地域への初の進出であり、エース級の医師と新型の手術支援ロボット「ダビンチ」をはじめとした最新の医療設備を投入するという、大変強い意気込みで取り組んでいただいております。
 高齢化の時代を迎え、循環器系の疾患が増えています。脳や心臓の病気の発症に対しては、時間との戦いになります。そうした意味でも南部にとって大きな安心となると考えられます。

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 また、この大学病院の隣接地には、藤田学園監修の健康器具を備えた周遊コースをもった、駅南中央公園を整備してまいります。この公園は非常時には、ヘリコプターも発着場所としても利用できるものであります。
 さらに、スーパーやホームセンターなど各種商業施設の進出も決まり、岡崎警察署もこのエリアへの移転に向けて動き出しております。
 この事業は市民はもちろんのこと、周辺地域からの期待も高く、本市といたしましても、接続道路や環境整備に力を入れているところであります。

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 これからこの周辺はさらに大きく変わってまいります。まちづくりの専門家からは、行政の大切な役割として「まちが変わってゆく」という空気をつくることと言われています。それができれば、あとは民の力で自然に進展してゆくということです。今まさに南部がそのサイクルにあると思っております。
 また、新病院の誕生により、これまで以上に高度医療に特化できるようになる市民病院につきましては、愛知病院との合併によりさらに進んだ病院となるよう、PET-CT検査機の導入などの施設整備を行ってまいります。

 次に矢作地区におきましては、矢作川右岸南北道路をはじめとしたいくつかの道路計画を進めてまいります。南北道路につきましては、昨年度に引き続き用地の取得などの調査を進めていくほか、一部区間では工事に取り掛かってまいります。
 また、JR西岡崎駅においてエレベーターを設けるなどのバリアフリー化の推進を支援しているほか、現在検討を進めている2つの新学校給食センターのうち、1棟を矢作に作る方向で担当部局と調整しております。
 そして、本宿駅周辺では民間事業者によるアウトレットモールの進出計画が進展しています。先般、地元の方々を中心に周辺の区画整理を進める団体が建ち上がりました。数年のうちに、アウトレットモールも工事に入りますし、周辺の区画整理も始まる予定です。この事業が実現すれば、2000人規模の雇用が見込まれており、東部だけでなく、額田を含む広い地域の活性化に対して大きなインパクトがあることから、本市としても地元の方と協力しながら、積極的に事業の推進に努めてまいります。

 また、市域の6割を中山間地とする本市では、東部から額田地域を中心とした中山間地域の活用についても検討を進めてまいります。市街地からほど近くにある豊かな自然を活用した、民間資本による同一市内で完結できる中山間リゾートができないものかと考えているところであります。人口減少対策として、まず、山の生活を味わい楽しんでもらえるためのものであります。

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 また、この4月より、国の「森林経営管理制度」が始まりました。本市におきましても、まずは本市の森林の状態を改めて確認するための実態調査を行ってまいります。その結果を踏まえて、行政として森林の適切な管理と林業の支援に努めてまいりたいと考えております。

 これらあらたな事業を着実に進めるためには、まず、組織の活性化をはかる必要があります。これまで取り組んできた組織改正に加えて、若手職員の活用や女性職員の幹部登用に力を入れているところであります。
 殊に、女性は決定した方針を生真面目に遂行しようとする点を評価しております。今年度の管理職に占める女性職員の比率は女性部長2名、女性課長12名をはじめ全体として27.8%となり、これは県下でもトップクラスであると自負しております。
 今後も引き続き、女性の活躍できる環境作りを率先して進めていきます。
 さらに、昨年夏の猛暑を受け、本市では西三河各市に先駆けて小中学校へのエアコン設置を進めてまいりました。この6月末までに全小中学校への設置してまいります。本事業が遅滞なく実現できましたのも、他の事業が順調に進み、国庫補助による財政的な余裕ができたからでもあります。
 これに加えまして、昨今問題になっている先生の働き方改革にも取り組むことで、子供たちにとっても、先生にとっても快適で効率的な学習環境が提供できるよう努めてまいります。

 いよいよ「令和」という新たな時代が始まりました。岡崎市におきましても、本日ご紹介した施策を着実に進めることで、この1~2年でさらに大きく変わってまいります。
 こうした政策の究極の目的は、いつも口癖のように申しておりますが、岡崎の市民、殊に子ども達が自らのふるさとに対し、これまで以上に大きな愛情と誇りを持てる、そんな「夢ある新しい岡崎」を築き上げることであります。
 引き続き次の100年を見据え、福祉や医療、防災や教育といった基本施策の充実はもちろんのこと、さらなる魅力あるまちづくりに邁進してまいる覚悟です。一部政党は、あたかも私が福祉や教育をないがしろにして、多くの事業を推進しているようなことを言いますが、岡崎の福祉や教育は、全国でも上位にあることを報告しておきます。
 今後とも皆様方のお力添えをお願い申し上げまして、私の話を終了したします。ご静聴ありがとうございました。

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2019年5月22日 (水)

『リバ!』2019年6月号

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内田康宏事務所から『リバ!』2019年6月号発行のお知らせです。
市長のコラムは「オス猫出産騒動顚末記」です。

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2019年5月 8日 (水)

「市政報告」2019年5月版です

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 後援会や各種団体の会合でお配りしている「市政報告」の最新版をホームページに掲載しました。令和元年5月時点における市政報告です。よろしくお願い申し上げます。

 市政報告(2019年5月) | 岡崎市長 内田康宏のホームページ

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2019年5月 6日 (月)

岡崎ロータリークラブ例会における市政報告

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 4月10日(水)、竜美丘会館にて岡崎ロータリークラブの例会が開催されました。当日会場でお話した市政報告を掲載いたします。


 皆様、こんにちは。市長の内田です。
 本日は、岡崎ロータリークラブの例会が、こうして盛大に開催されますことを心からお喜び申し上げます。また、本年もこうして私の市政報告の時間をいただきまして、ありがとうございます。
 このように自ら市民の皆さんのところに出向き、直接語りかけるというのは、顔の見える民主主義を目指す私独自の政治手法でありまして、市長就任以来、これまでに市民対話集会をはじめ、各種講演会や政策説明会、時には小中学校に出向くなど、様々な機会を捉えてこれまで350回以上にわたり、私の目指す市政についてお話をさせて頂いております。
 昨年度からは、高校生を対象とした市民対話集会を実施しております。これまでに7校で開催し、私が話をするとともに、若者の率直な疑問や意見にふれてまいりました。この試みは今年度も引き続き実施してまいります。本日は最新の内容となっておりますので、どうぞよろしくお願いします。

 さて、私が市政を担当させていただきまして、これで6年半が経ちました。その間、皆様方をはじめ、本当に多くの方々のご理解とご協力のおかげで各事業を順調に進めることができました。

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 物事が成されるには、天の時、地の利、人の和が必要であると言われますが、まさにこうしたものを得て、当初の公約の9割方が完成に向かっておりますことをうれしく思います。
 また、幸いなことに、現在、岡崎市を含むこの地域の産業構造は堅調であります。

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 日本中の多くの地方都市が人口の減少と財政難で四苦八苦している中、愛知県の工業製品出荷額は46兆8,000億円と、全国で断突の1位であります。それも、ここ40年ほど連続して1位であります。しかも、2位の神奈川県が17兆9,000億円、3位の大阪府が16兆8,000億円である中、驚くことに、岡崎市と豊田市と安城市の3市だけで19兆円を超えております。まさにこの地域は日本の産業の中枢を担っており、「ものづくり」によって豊かな地域が支えられていることがわかります。
 今後とも本市の経済の柱であります「ものづくり」には変わらぬ支援を続けてまいりますが、これに加えてもう一つの柱として、本市独自の美しい自然と歴史的な文化資産を活かした、「観光産業」の育成が重要であると考えております。殊に観光産業は印刷や食べ物など他の分野への波及効果も大きいものであり、その進展に力を込めております。

 そのための第一歩となるのが現在進めております、乙川リバーフロント地区の整備であります。事業を始めて以来、皆様方をはじめ多くの方々のご理解とご協力のもと着実に整備が進み、今や乙川河畔が生まれ変わりつつあります。

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 先日、人道橋の名称と、橋から籠田公園に向かう通りの愛称が正式に決まりました。橋は「桜城橋(さくらのしろばし)」と名付けられ、通りは、「天下の道」となりました。
 これは、市民の皆様をはじめ全国からも応募いただいた4000もの名前を、夏の生徒市議会からの提案を受けて、市内の中学生に各5つ選考していただき、それを市民の投票により決定したものであります。
 各施設の整備がいよいよ大詰めを迎えているわけでありますが、残念ながら今日ただ今においても、未だに橋に100億もかかると誤解されている方がお見えになります。実際には東岡崎駅前のペデストリアンデッキや乙川河川緑地、籠田公園、中央緑道など中心市街地の整備の事業の総額が99億7千万円であります。しかもこの半分近くが国の交付金によってまかなわれます。この点が我々の努力の成果であります。国からは今年度も交付金の満額回答をいただいており、この事業全体の有用性がしっかりと国から認められているものと改めて確信したところであります。

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 橋自体は約22億円でありまして、これも決して安い金額ではありませんが、ただ渡るだけの橋ではなく、このエリアに新たな賑わいを生む拠点の一つにしたいと考えております。橋の表面や手すりなどに岡崎産のヒノキを使用した木装で仕上げてまいります。これにより地元産材活用の一つのシンボルとなるほか、15~20年ごとに木材を張り替えるイベントなどもお祭り化して実施できればと考えております。
 また、橋の上には電源設備を設けるほか、民間の方からの要望に応え、屋根を取り付けられるような整備をしてまいります。こうすることで、橋の上でカフェや物品の販売など、天候を気にせずにできるようになります。
 すでに農協さんなどに、地元産野菜の販売などをお願いしていることころでありますが、皆さんにも民間ならではのアイデアをもって積極的に活用していただきたいと思います。
 また、桜城橋から籠田公園の整備では様々な世代が一緒にいられる公園環境をつくり出すとともに、安心してその場所を歩いていただき、休憩やくつろげる場所を提供していきたいと考えております。
 併せて、イベントなど様々な用途に使えるよう電源設備を設置するほか、キッチンカーの乗り入れもできるようにしてまいります。さらに通り沿いには岡崎の石工職人の技術を存分に発揮していただいた徳川四天王の石像も配置してまいります。この石像は、それぞれの武将が持つ歴史的エピソードを再現したものであり、完成後にはスマートフォンなどをかざすと4,5か国語の多言語の案内が聞けるようにしたいと考えております。

 最近、テレビを見ていますと、ボーッとしていると5才の女の子に叱られるようですが、私は急激な社会の変化の中で疲れている現代人が安心してボーッとしていられる所、ゆっくりできる場所をたくさんつくりたいと思っております。ヨーロッパにはそうした場所が数多くあり、こうしたものも街の豊かさの価値の一つであると考えております。
 このように多くの方に親しんでもらえる場所となるよう、引き続き整備を進めてまいります。そして、これらの整備は決してこのエリアだけが良くなればいいというものではなく、
評判の良いものは、市内に250ほどある各公園整備等でも取り入れていきたいと考えております。この公園の整備には額田の木材も使うことで、併せて山林の整備につながるようにしたいと考えております。山林の整備は防災にもつながりますし、豊かな海をつくることにもなります。
 今回のリバーフロント計画ですが、ただ形を作って終わりではなく、出来上がった空間をいかに活用してまちのにぎわいを生み出すかということが一番のポイントであると考えております。そうした意味で、これからが本番だと思っております。

 ただ今、リバーフロント地区内の豊富な公共空間を活用してエリアの活性化を目指す公民連携プロジェクト「QURUWA戦略」に取り組んでいるところであります。
 これは、名鉄東岡崎駅を出発点として、桜城橋、籠田公園、りぶら、岡崎城、乙川河川敷までをめぐる動線がアルファベットのQの字になること、そして、この動線が岡崎城の外周、すなわち総曲輪に重なることからこれらをかけて「QURUWA」と名付けたものであります。

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 現在、このエリア内では、公共空間を利用した様々なプログラムの実施を通して回遊性など検証する社会実験や、乙川の豊かな水辺空間で楽しみ、新たな賑わいの創出を目指した「おとがワンダーランド」などが実施されております。更に、乙川に直径約8cmのLEDボールを流し川面(かわも)を青く染める、中部地区最大級の光の祭典「岡崎泰平の祈り」などの事業を官と民で連携して取り組み、これまで4年間、まちの賑わいを生み出す活動に取り組んできたところであります。
 殊に、泰平の祈りは毎年大変な人出であり、今年からより多くの来場者にゆっくり楽しんでいただけるよう、実施エリアを拡大する予定であります。本当は吹矢橋からと言いたいところですが、本年は明代橋から桜城橋、殿橋をくぐるようにしてまいります。

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 さらに今年度からは、「コンベンション施設・整備業務」として、「太陽の城跡地」を有効活用し、公民連携によるコンベンション施設の整備や、民間ホテルの誘致を進めるにあたり、秋頃には事業者の募集を行ってまいります。
 これまで商工会議所はじめ、ロータリークラブやライオンズクラブ、医師会の皆様など
本当に多くの方から、「岡崎で大きな会議や式典ができない」との声をいただいてきましたがこの施設ができることで、ご要望にお応えできるものと思っております。

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 また、乙川リバーフロント地区の西側に隣接する、名鉄線路下流のテニスコート、ローラースケート場を再整備し、加えて、多目的広場、駐車場などの整備に取り掛かってまいります。この整備を進めることで、桜まつりの渋滞緩和や乙川河畔のさらなる利用促進につながるものと期待しております。
 今後も多くの方に、それぞれに合った形でこのエリアを楽しんでいただきたいと思います。
 私が自分でお話していますと自画自賛をしているだけに思えるかもしれませんが、先日、内閣府の職員があいさつ方々来庁されましたとき、その話の中で全国の地方自治体の中で「上手な公民連携」の事業を行っている5本の指に岡崎市が入るということと、一つ二つではなく、いくつもの「まちおこし事業」を同時進行で行ってすべて成功している岡崎のような例はマレであり、国としても注目しているとおほめいただきました。国の特別補助金が多いのもそうした評価のおかげであると思っております。

 次に東岡崎駅周辺の整備についてであります。駅の北側ではこの秋の供用開始を目指して中央デッキの工事が進められております。

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 私も年末に現地視察に行ってきましたが、駅前に新しい空間が立体的に出来つつあることを実感してまいりました。このデッキの上には、皆様方をはじめ、本当に多くの方の浄財・ご寄付によって造られる「若き家康公」のブロンズ製の騎馬像がお目見えします。
 この像を手掛けていただいているのは、日本のブロンズ像制作の第一人者であり、日展の審査員でもある神戸峰男先生であります。昨年末には神戸先生のアトリエを訪問し、粘土による原型を拝見してまいりました。実物は精巧で大変大きく迫力があり、台座に乗ると高さ9.5mという日本一の高さと威容をほこる騎馬像となります。まだまだこの像へのご寄付を募っておりますので、どうぞよろしくお願いいたします。

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 さらに、このデッキの先では、乙川河畔という絶好のロケーションを活かした9階建てのホテルや商業施設などの工事が着々と進んでおりまして、家康公像のお披露目と同じ秋ごろにオープンいたします。オープンに先立ちまして、この新たな施設の名前などについて、今月中に事業者より発表されると伺っております。(注)
 このエリアは今後、さらに快適で魅力的な駅前空間として大きく変わってまいりますので、大いにご期待ください。

 そして、本市の観光の起点となります岡崎公園でありますが、これからは家康公生誕の城にふさわしい史跡として再整備をしてまいります。

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 特に、公園内にある戦国期から江戸期にかけて整備された堀や石垣は、専門家が見ても歴史的価値の高いものであり、岡崎城の最大の売り物であると思っております。菅生川端石垣をはじめ、月見櫓跡周辺や菅生曲輪枡形、籠田公園など、現在の岡崎公園とその周辺で、それぞれ発掘調査を実施してまいりました。
 昨年9月には、天守台石垣の発掘調査で、徳川の家紋である三つ葉葵の金箔瓦が発見されました。これは名古屋城に続き全国で2例目であり、岡崎城と徳川家の強い関りを示す大変貴重な歴史的資料であるとのことであります。現物を見ると、「よく判ったな」と思うものであり、学芸員のお手柄であります。ただ今、可能な限り当時の様子が分かるような城跡整備を進めているところであります。

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 併せて、岡崎城跡をたどる案内看板についても、景観に配慮したシンプルなデザインにして、外国の方にも対応できるよう、自動音声による解説が聞けるものに統一してまいります。
 また名古屋城と同様に、遠からず、岡崎城についても延命か建て替えか、はたまた木造か鉄筋かという問題に直面する時がまいります。
 昨年、この席上でもお願いしましたが、これはと思う資料などを見つけましたら、ぜひ、情報をお寄せください。

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 また、岡崎市にはお城以外にも徳川家ゆかりの寺社仏閣をはじめ、歴史ある建造物が数多くあります。市民の方にもあまり知られていませんが、国の文化財指定の施設だけで13あります。これら施設、とりわけ宗教関係の建物に対して、行政では文化財に指定されてないと保存・修理などの手助けをすることが難しい状況にあります。さらに、特定の宗教法人に対する支援であると、反対の声も聞かれます。この課題に対応するため、今後、民間と協力して支援する組織・財団を立ち上げるなど、何らかの形で支援できる仕組み作りを検討してまいります。

 そして、これらの事業以外にも、岡崎市内各地において多くの事業が動き出しております。
 まず、市の北部では、愛知県から移管を受けた、旧 県営グラウンド、龍北総合運動場の整備がはじまりました。

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 今回の整備では、1,000人収容のスタンドを持ち、最大で5,000人が入ることのできる第3種公認の陸上競技場を整備することをはじめ、本市初となる人工芝をはったサッカー・ラグビー場や硬式野球のできる野球場を設けるなど、各施設を利用者にとってより使いやすい施設としてまいります。来年、2020年7月には供用開始予定ですので、ご期待ください。

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 また、商工会議所はじめ、各民間事業者からのご要望を多くいただいております、新たな工業団地、阿知和地区工業団地を2024年度の完成を目指して整備してまいります。
 併せて、東名高速道路の阿知和地区へのスマートインターチェンジの開設に向け、着々と準備を進めているところであります。先日も国へスマートインターチェンジの開設に向けた要望に行ってきたところであります。さらに、個別の企業による移転計画にもなるべく柔軟な対応をとってゆきたいと考えます。
 そして、南部地域におきましては、本市の南の玄関口でありますJR岡崎駅前の再開発事業が進んでおります。

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 駅の東口では、昨年、新たな顔となる商業施設「ララシャンス岡崎」がオープンし、イベントなどで利用できる電源設備を設けた公園、「出会いの杜公園」が完成を迎えました。この公園では、地元の協議会の方々を中心に定期的なマーケットが開催されるほか、夏祭りをはじめ各種イベントが実施されております。
 この秋には駅と公園をつなぐペデストリアンデッキも完成するほか、駅の西口においても整備に取り掛かってまいります。

 また、市民待望の藤田学園の新大学病院につきましては、24時間365日の救急医療に対応し、22の診療科と400床の病床を持つ総合病院が来年、2020年4月の開院を目指して整備が進められております。

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 藤田学園としても三河地域への初の進出であり、エース級の医師と最新の医療設備を投入するという、強い意気込みで取り組んでいただいております。
 高齢化の時代を迎え、循環器系の疾患が増えています。脳や心臓の病気の発症に対しては、時間との戦いになります。そうした意味でも南部にとって大きな力となります。この事業は市民はもとより、病院の再配置の進む西三河 近隣市まちからの期待も大きく、接続道路や環境整備が大変重要であると認識しているところであります。この点につきましても、今後も引き続き国や県と協力してしっかり取り組んでまいります。
 また、この大学病院の隣接地には、藤田学園監修の健康器具を備えた周遊コースをもち、非常時には、ヘリコプターも発着できる駅南中央公園の整備してまいります。さらに、スーパーやホームセンターなど各種商業施設の進出も決まり、岡崎警察署もこのエリアへの移転に向けて動き出しております。
 これからこの周辺はさらに大きく変わってまいります。まちづくりの専門家からは、行政の大切な役割として「まちが変わってゆく」という空気をつくることと言われています。それができれば、あとは民の力で自然に進展してゆくということです。今まさに南部がそのサイクルにあると思っております。
 また、新病院の誕生により、さらに高度医療に特化できるようになる市民病院につきましては、愛知病院との合併によりさらに進んだ病院となるよう施設整備を行っていきます。

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 次に矢作地区におきましては、矢作川右岸南北道路をはじめとしたいくつかの道路計画を進めてまいります。南北道路につきましては、昨年度に引き続き用地の取得などの調査を進めていくほか、一部区間では工事に取り掛かってまいります。
 また、JR西岡崎駅においてエレベーターを設けるなど、引き続きバリアフリー化の推進を支援してゆくほか、現在検討を進めている2つの新学校給食センターのうち、1棟を矢作に作る方向で担当部局と調整しております。

 そして、本宿駅周辺では民間事業者によるアウトレットモールの進出が計画されています。
 先般、地元の方々を中心に周辺の区画整理を進める団体が建ち上がりました。これから数年のうちに、アウトレットモールも工事に入りますし、周辺の区画整理も始まる予定です。この事業が実現すれば、2000人規模の雇用が見込まれており、東部だけでなく、額田を含む広い地域の活性化に対して大きなインパクトがあることから、本市としても地元の方と協力しながら、積極的に事業の推進に努めてまいります。

 また、東部から額田地域を中心とした中山間地域の活用についても検討を進めてまいります。市街地からほど近くにある豊かな自然を活用した、同一市内で自己完結できる中山間リゾートができないものかと考えているところであります。
 また、この4月より、国の「森林経営管理制度」が始まりました。本市におきましても、まずは本市の森林の状態を改めて確認するための実態調査を行ってまいります。その結果を踏まえて、行政として森林の適切な管理と林業の支援に努めてまいりたいと考えております。

 これら事業を着実に進めるためには、まず、組織の活性化をはかる必要があります。これまでの組織改正に加えて、若手職員の活用や女性職員の幹部登用に力を入れているところであります。殊に、今年度の管理職に占める女性職員の比率が27.8%となり、女性部長2人、課長級も10人を超え、これは県下でもトップクラスであると自負しております。
 今後も引き続き、女性の活躍できる環境作りを率先して進めていきます。

 平成も残すところわずかとなってまいりました。先日行われました家康行列では、岡崎市出身の俳優で、名前に「平・成」をお持ちの平泉成さんに酒井忠次公役としてご出演いただきました。

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 当日は満開の桜の中、まさに平成の時代を締めくくる素晴らしい桜まつり・家康行列をとり行うことができました。ご協力いただきました皆様には感謝申し上げます。
 それから昨年大変ご心配をおかけしました小中学校のエアコン設置につきましては、三河地区においていち早く今年の6月中に全校にて完備されますことをご報告申し上げます。

 これからいよいよ「令和」という新たな時代が始まります。岡崎市におきましても、本日ご紹介した施策を着実に進めることで、この1~2年でさらに大きく変わってまいります。
 こうした政策の究極の目的は、いつも口癖のように申しておりますが、岡崎の市民、殊に子ども達が自らのふるさとに対し、これまで以上に大きな愛情と誇りを持てる、そんな「夢ある新しい岡崎」を築き上げることであります。
 引き続き次の100年を見据え、福祉や医療、防災や教育といった基本施策の充実はもちろんのこと、さらなる魅力あるまちづくりに邁進してまいる覚悟です。
 今後とも皆様方のお力添えをお願い申し上げまして、私の話を終了したします。ご静聴ありがとうございました。

(注) 東岡崎駅北東街区に建設中の複合施設の名称は「オト リバーサイドテラス」に決定しました。


岡崎ロータリークラブ「夢ある新しい岡崎へ」 (2018.05.03)

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2019年4月24日 (水)

オス猫出産騒動顚末記

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 オス猫として入手したはずの猫が1月末に子供を4匹産んだことで、親戚はじめ各方面に大変御心配をおかけしておりましたが、結局4匹ともウチで飼うことにしました。御好意で里親に名乗り出て頂いた皆様には心からお詫び申し上げます。
 どうしてこういった結末に至ったかと言えば、人間で言えば中学生か高校生ぐらいの母猫が毎日献身的に子育てをし、育児疲れでしばらく部屋から出してやっても、戻る度に一匹一匹確認するように顔をナメて回っている様子を見て、「これはとても離すことはできないな」と感じたからです。

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◆手前マロン(オス)、後列左からレオン(オス)、ミーツー(メス)、ミルク(メス)

 ものの本によると、お乳は血液の成分が変化して形成されたものと記憶しています。チャッピー(茶トラの母猫)は食べても食べても少しも大きくなれず、やせた体形のままです。女房曰く「女は身を削って子育てをしている」とのことであります。
 子猫それぞれに名前を付けて呼び始めたところ、個性的な動きも見られます。
 おとなしく正座してエサの順番を待つ子、待ちきれずに私のヒザから背中、肩の上まで登ってしまう子と様々ですが、家族それぞれにひいきの子猫ができており、「どの子を里子に出すか」で意見がまとまらなかったことが、一番の理由でありました。

 「家にネコが10匹いる」と言うと、たいていの人はアキれた顔をしますし、「あにも」前所長のK氏からは「せめて8匹までにした方がいいですよ。母猫のやさしい対応も今だけで、そのうち子供を追い払うようになりますよ」とアドバイスを頂きましたが、あえて全部ウチで面倒みることにしました。
 これで我が家は犬1匹、猫10匹、孫1人となる訳ですが、家の中が動物園状態になることは覚悟しております。もうすでにトイレ8ヶ所、エサ場と水飲み場4ヶ所、爪とぎ場6ヶ所を設けましたが、容器とスペースの拡大が必要と思っております。
 ただ、私がこうして動物の多頭飼いをできるのは、あくまで家族全員が動物好きであり、動物の世話に協力的であるからであります。そうした理解と協力なしに、ゆめゆめマネされないことを願います。

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◆ママを一人占め!(レオン)

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 先頃来岡されたモンゴル・アーチェリーチームの団長さんに猫の話をしたところ、モンゴルには「ネコを10匹飼うと幸せになれる」という言葉があると教えて頂きました。
 決してそう言われて10匹飼う決心をした訳ではありませんが、せめてウチで飼う動物はすべて幸せにしてやりたいと思っております。そのためにはまず、次の去勢と避妊のタイミングを失敗しないようにしなければと思っております。
 昨年の今頃、〝ネコ・ブーム〟に警鐘を鳴らすブログを書いた覚えがありますが、やはり不安が的中したようです。新聞の報道によると、昨年度、全国の動物愛護施設で殺処分された猫は前年度の2倍超となったそうです。ブームにのって猫を飼ってみたものの、意外と手間のかかる猫の飼育にアキて、飼育放棄に至る不心得で無責任な人間が多いということであります。動物好きの私のような人間には、こういう人達の心は理解不能であります。

 また、歴史上の人物、著名人の中にもネコ好きは多いようです。
 フランスのルイ16世の王妃、マリー・アントワネットも英国の首相チャーチルもネコ好きで有名ですし、ロシアのエカテリーナ2世は数十匹のネコを飼っていたそうです。ただこれらの人は自分では世話はしていなかったことでしょう。
 日本では『吾輩は猫である』の夏目漱石はじめ作家にネコ好きが多いようです。芥川龍之介や三島由紀夫もネコと一緒に撮った写真をいくつも残しています。ことに面白い話として、大佛次郎は夫婦友にネコ好きであり、自宅に15匹のネコを飼っており、それ以上に増やさない約束を互いにしていたそうです。ある時自宅に帰ると16匹のネコが食事をしており、夫人に問いただしたところ、「その方はお客様で、食事をとられたらお帰りになります」と答えが返ってきたといいます。奥方もなかなかの強者(つわもの)のようです。
 そう言えば、アメリカの作家アーネスト・ヘミングウェイもネコ好きで有名です。以前、県会議員の中南米視察でキューバを訪れた際、ヘミングウェイの邸宅に案内され、そのとき彼の忘れ形見のような10匹以上のネコ達が迎えてくれました。

内田康宏著『多岐亡羊』

◆自著『多岐亡羊』より。1994年刊行。

 いずれにしても自由で自分勝手なネコ達ですが、法律や規則にがんじがらめになっている我々人間からすればうらやましい存在であります。そのたおやかで愛らしい、神秘的でしたたかな生き方に私達は一種の癒しを感じているのかもしれません。


オス猫が妊娠した? (2019.02.07)

オス猫出産! (2019.02.10)

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2019年4月21日 (日)

『リバ!』2019年5月号

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内田康宏事務所からお知らせ申し上げます。
『リバ!』2019年5月号が昨日発行されました。市長のコラムは「2019・平成最後の桜まつり」です。

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2019年4月17日 (水)

2019・平成最後の桜まつり

内田康宏、太田俊昭議長

 本市の春のメインイベント、「岡崎の桜まつり」と第60回の節目となる「家康行列」を晴天のもと立派に開催することができ、ただ今ホッとしているところです。今年は久しぶりに桜の満開の時期と家康行列がドンピシャに重なり、しかも2週間にわたり週末に桜の開花風景を楽しんで頂くことができ、喜んでおります。

 4月7日(日)は総勢700人が家康行列に参加されました。名君、徳川家康公の遺徳を心に刻みながら一致団結し、伊賀八幡宮から市内の目抜き通りを練り歩き、武者列の方は勇壮に、そして姫列の方は華やかに沿道の皆様に凛々しい隊列を披露して頂きました。
 ことに今年は、家康公第一の家臣と称えられている酒井忠次公役に、本市出身の俳優の平泉成さんをお迎えし、平成を締めくくる、記念すべき家康行列にふさわしい、誠に格調高い家康行列を開催することができました。

平泉成さん

武将

石垣市役所旗頭列

スマイル茅ヶ崎

 また、親善都市の石垣市と福山市の皆様、ゆかりのまちからは茅ヶ崎市、佐久市、関ケ原町の皆様、友好都市である中国の呼和浩特(フフホト)市の皆様、そして観光交流都市の金沢市の皆様にお越し頂きました。加えて観光親善大使として、各市まちのミスの方々が行列に華を添えて頂き、併せて御礼申し上げます。さらにお忙しいなか出陣式から参加して頂いた大村秀章知事にも、改めて感謝申し上げる次第であります。

 今年度はいよいよ、乙川人道橋、「桜城橋(さくらのしろばし)」の全容が見えてまいります。桜城橋が完成した暁にはぜひ橋の上から満開の桜とともに、岡崎城や乙川周辺を眺め、御家族や御友人とくつろいで頂きたいと思います。
 また、この秋には東岡崎駅周辺でも中央デッキが完成し、北東街区では9階建ての新しいホテルや商業施設がオープンを迎える予定です。さらに市民の皆様の御協力を得て、高さ9.5メートルという、全国一の高さと偉容を誇る徳川家康公像がついにお披露目となります。
 これから数年のうちに岡崎の景観や人の流れも大きく変わり、間もなく迎える「令和」という新たな時代とともに、新しい岡崎が始まります。ぜひ御期待下さい。

岡崎城下舟あそび、桜城橋

(2020年完成予定の桜城橋)

明代橋と「オト リバーサイドテラス」

(東岡崎駅前北東街区で建設中の「オト リバーサイドテラス」)

能見町~能見通

2019観光大使おかざき(古林かなみさん、鶴田百代さん)

竹千代

於大の方

平泉成さん

桜並木


東宝スタジオ、平泉成氏訪問 (2019.01.06)

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2019年4月15日 (月)

岡崎市子ども会育成者連絡協議会総会(2019年)

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 4月6日(土)午後、例年中央総合公園で行われている「子ども会育成者連絡協議会」の総会が、本年は美合町の岡崎市勤労文化センターにて200人を超える会員の皆様の御参加のもと開催されました。
 昨今、各地で総代を始め地域役員の引き受け手を見つけることが困難な中、長年にわたって御協力頂いている皆様には心から感謝申し上げます。共働きや、定年後もお仕事に従事される方が増加する中、今後の体制づくりに市民の皆様とのより綿密で中身のある関係を築き上げ、御協力頂けるシステムづくりを考えてゆきたいと思っております。
 以下は当日の挨拶です。


 皆様、こんにちは。市長の内田であります。
 本日は「2019年度岡崎市子ども会育成者連絡協議会」の総会が、素晴らしい晴天と満開の桜の下このように盛大に開催されますことを、心からお祝い申し上げます。
 皆様の協議会は今年で65年目という、大変長い歴史をお持ちであります。本市における子ども会活動が、昭和、平成、そして令和へと時代を超えて受け継がれ、子ども達の健やかな成長を支えていただいておりますことに心から御礼申し上げます。
 本日の総会では、子ども会活動の推進にご尽力いただきました方々に対しまして、表彰が行われるとお聞きしております。多年にわたる献身的な取組みに対し敬意を表しますとともに、今後も変わらぬお力添えを賜りますようお願い申し上げます。
 また、今回13年の長きにわたり会長としてご尽力いただき、子ども会活動には通算38年活動されました市川賀三(よしみ)様が退任されると伺いました。
 本市の子ども会活動の普及促進に多大なるご貢献をいただきましたことに重ねて感謝申し上げますとともに、今後ともご指導を賜りますようお願い申し上げます。現在、全国子ども会連合会理事の重責を担っておられるとお聞きしています。今後とも元気でがんばってください。

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2019年4月12日 (金)

六供浄水記念公園オープン

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 4月3日(水)、晴天の青空の下、新元号の発表後、初の行事として「六供浄水記念公園」のオープン式典が行われた。かねてより地元の強い要望の中で進められてきた事業であり、私も地元の一人として喜びに堪えない。また、このエリアは今後、市内周遊ルートの重要な拠点の一つとして整備していく予定であり、今回の公園整備はその第一歩であると考えている。
 以下は当日の私の挨拶です。


 皆様、こんにちは。市長の内田であります。
 本日は、六供浄水記念公園のオープンにあたり、盛大に式典が行われますことを心からお喜び申し上げます。
 六供配水場はかねてより地元・愛宕学区の皆様に親しんでいただいており、公園の整備についてご要望いただいていたところであります。このような中、この度、学区の憩いの広場として公園をオープンできますことを大変うれしく思います。

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 この六供浄水記念公園は、景観重要建造物である配水塔の眺望を楽しむことができるとともに、地域の皆様が安全に楽しく過ごすことのできる公園としてご利用いただけるようになりました。将来的には配水塔ならびに隣接する建物も再利用してゆきたいと考えております。さらにご覧いただきますとお分かりいただけますように、「岡崎さくら100年プロジェクト」で植えられたウコン桜など、合計9本の桜を楽しむことができます。
 今後とも、市民会館や六供地区の古い街並みと併せて、新たなまちづくりを推進してまいりたいと考えておりますので、よろしくお願いいたします。

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